「おしおきだべぇ」(Copyright by ドクロベエ)

Jリーグディビジョン1 第21節
磐田2-2 川崎 @等々力陸上競技場

ホントに勝てないねぇ。
確実に相手の方が上手ということは明白だったが
それでも「勝ちきる」ことは決して不可能ではなかったと
思うのだが・・・。
前田がいなかったらどうなっていたことか。
子どもたちが「夏休み」に入ってから一度も勝ってないって、
フロントの皆さん、そしてそこの髭男爵、
気づいてる???

PS.
谷口さんよう。
五輪チームでもそれぐらい働いてくれればよかったのに。

ついに北京へ

2008北京オリンピック 女子サッカー準々決勝
日本女子代表 2-0 中華人民共和国女子代表
@中国 奏皇島五輪スタジアム

かつて中田英寿がシドニー五輪にOA枠で出場した時に、
シドニーまで勝ち進んで五輪の雰囲気を感じたいといった
発言をしていたことを思い出した。
サッカー競技は五輪開催都市だけでなく、
開催国内の様々な都市、スタジアムで行われ、
準決勝以上まで進まないと開催都市にたどり着くことはできない。
実際、2000年の男子代表は準々決勝のアデレードで涙を飲み
シドニーにたどり着くことはできなかった。
そんな遠い遠い開催都市に、なでしこはたどり着くことができた。
格下とはいえ、終戦記念日に難しい相手とやることになり
会場の雰囲気も含めてどうなることかと心配していたが、
澤の折れない心、大野、永里の前線での高い運動量、
宮間の高い技術、近賀の鋭い攻め上がり、
池田、石清水、そしてGK福元の落ち着いた守備など、
チーム一丸となって勝利を手にした。
確かに今日のようにパスをつないで敵陣に迫るやり方が
フィジカルの強い強豪相手にこの先通用していくのか
心配ではある。
しかし男子には見られなかった「情熱と誇り」を見せてくれた
女子代表をあと2試合、見ていきたいと思う。

「ぼくたちの代表」ではなかった。

2008北京オリンピック 男子サッカー一次リーグ
グループB 日本五輪代表 0-1 オランダ五輪代表
@中国 瀋陽オリンピックスタジアム

アトランタ以降、五輪代表の予選には
一度以上は必ずスタジアムに足を運んでサポートしてきた。
しかし今回の五輪代表は予選も、親善試合も、
一度も生で見ることはなかった。
五輪が始まる前までは、そのことが心に引っかかっていた。
一度ぐらいはスタジアムに足を運び、
「ぼくたちの代表」に声をかけてあげればよかったかなと。
しかし・・・、
今は別にこれでよかった、と思っている。
あのチームはとても「ぼくたちの代表」と
胸を張ってサポートできるチームではなかった。
まず選手たち。
技術的にも、精神的にも
「世界レベル」の域に達していない。
初めのうちは、点が取れないのは運が悪いのかとか、
ちょっとした決定力不足とか思っていたが、
オランダ戦を観てはっきりした。
そうじゃない。弱いのだと。
特にあれだけのことをやって直接の敗因を作り、
さらに何らチャンスを作り出せなかったにもかかわらず、
大口だけは叩き、指揮官の命令すら無視した本田圭には
本当に失望したし、憎悪の念すら感じる。
(同じビッグマウスでも水泳の北島とは
 人としてのレベルが大違いで、本田はホントに軽薄に感じる、)
続いて指揮官。
毎試合FWを取っ替え引っ替え。
中国に入ってからも「ラボ」を繰り返しているようにも見え
基本となるチームの形を
最後まで作り上げることができなかった。
結局、選手たちが得点を取る形を持てないまま
3試合が終わってしまったという感じ。
最後には選手に「造反」を許すなど、
チームをチームとして機能させられないところは
ドイツW杯から何を学んだのかという感じだ。

今後は世間の注目はW杯の最終予選に移っていく。
しかし私は同じ失敗が繰り返されるような気がしてならない。

夏は終わらない。

(BGMには杉山清貴&オメガトライブの
 「ふたりの夏物語-NEVER ENDING SUMMER-」をどうぞ)

2008北京オリンピック 女子サッカー一次リーグ
グループG 日本女子代表 5-1 ノルウェー女子代表
@中国 上海スタジアム

意地というにはあまりにもすごすぎる圧倒的な強さで
前大会女王を圧倒し、G組3位という際どさであるが
決勝Tへ進み、メダルへの望みをつなぐことになった。
それにしても前の2試合が嘘のような落ち着きぶりだった。
今試合も相手に先制された。
そのまま20分、30分と時間が過ぎていってしまえば
これまでと同じだったかもしれないが、今回は違った。
先制されてから数分後、NZ戦で負けにつながるミスをした
近賀が宮間からのクロスを見事に決めて同点。
ここまでも落ち着いていたし、気持ちの面でも負けていなかったが
これで「行ける」という雰囲気に変わったのだろう。
逆転の機会をうかがう、という流れに変わっていった。
そもそも圧倒的なチーム差はないのではと思っていたが、
あそこで追いつけるかどうか、という機会をものにすることにより
こちらも動きが変わったし、ノルウェーも変わったように見えた。
見る見るうちに足が止まってうつむくシーンが増えていく女王。
そしてそれに反比例するように、点を重ねていく日本。
やはりここまで来ると「紙一重」で、
ちょっとのきっかけでゲームの雰囲気が変わってしまうのだろう。
今大会イマイチだった大野もゴールを決めたし、流れは変わった。
次は地元中国。
これまでの「やり方」にいろいろ思うところはあるし、
次のゲームもものすごいアウェーの空気の中で行われるだろうが
まずは選手たちは男子のアジアカップの時のように
冷静にゲームに集中してほしい。

早い・・・。

2008北京オリンピック 男子サッカー一次リーグ
グループB 日本五輪代表 1-2 ナイジェリア五輪代表
@中国 天津五輪センター体育場

まだ大会が始まって数日というのに、終わってしまった・・・。
でも、今試合はアメリカ戦のような
「力を出し切れなかった」「決めきれなかった」
ではなく、何か「差」のようなものを感じた。
それは選手の力量であり、
前から指摘しているメンタル的なものでもあり、
システムやメンバー構成も含めた采配でもあるように思う。
これはこの先A代表にも大きく関わっていくものと思われる。
目を覚ますきっかけにしていかなければならない。
最後のオランダ戦から始まる2010。
このままでは終われない。