「Germany2006」カテゴリーアーカイブ

I'm proud of J-League.

私は当初、ジダンを侮辱する発言が実際にあったのであれば
許すことはできないがある程度は理解しようかとも思っていた。
しかし、

「僕のしたことを後悔はしていない。」
「もし後悔していると言えば、あの暴言が正しいという
 ことになってしまう。そんなことはできない。
 後悔しているなんて言えない。」

という彼の発言を聞き、到底彼を理解することはできないし、
自分の中でジネディーヌ・ジダンという人間自体の評価を
下げざるを得ない、と思うようになってしまった。
「あの場面を見ていた子どもたちに謝りたい」
と言うのであれば、
「後悔しているなんて言えない。」
なんてことは言うべきではなかった。
私にはどう考えてもつじつまが合っているとは思えない。
実際に後悔していなくても、それは腹の底にしまっておくべきだ。
今まで彼を素晴らしいプレーヤーだと思ってきただけに、
裏切られた思いだ。
MVPだって剥奪されて当然だろう。

もちろんもう一方のマテラッツイを認めるつもりもないし、
報道で伝えられているような発言が実際にあったのなら
彼も、人間として「どうよ?」と思う。
ストーンズのライブなんかで調子にのってんじゃねーよ。
「欧州ではピッチ上でよく言われる言葉だ」とか言って
正当化する向きもあるが、それも許せない。
だとしたら、欧州のFOOTBALLってのは「スポーツ」じゃない。
「J」の方がよっぽど選手とサポーターの「レベル」は高いし、
素晴らしいリーグだと胸を張って言うことができる。
そんな言葉がピッチで日常のように飛び交うのだったら
そんなリーグ、やめちゃえば? っていうか、やめちゃえ。
「SAY NO TO RACISM」というスローガンを掲げてきたからには
FIFAはこの件をうやむやにせず、きちんとカタを付けるべきだ。
ことの次第では数試合出場停止、なんてものではなく、
球界永久追放ぐらいの処分があっても然るべきだと思う、
そんな私は間違っているだろうか?

Danke shone, Deutschland !!(本当はoの上に点が2つ)

̴夢のような1ヶ月が終わった。
これでスキーシーズンが始まるまでは
当面夜明け前にめざましをセットしなくてもいい。
これは「癒し」とりわけ「睡眠」を趣味の一つとする
私としてはとても嬉しいことだ。
でも・・・やはり寂しい。
「非日常」が日常になっていた30日間、本当に充実していた。
日常なら週に1回見られるかどうかというすごいものを
毎日、それも2回、3回と見せられた日には
そりゃ、寝られませんって。
そして3ゲームを生観戦した2002年に比べれば1試合だけと
試合数こそ少ないが今回も生観戦する機会を得ることができた。
試合自体は残念かつ虚しい結果だったが、
地球上の様々なところからやってきた人たちと一緒に
自分もこの祭典に「参加」し、
五感でこの大会を感じることができた。
自分のものの考え方、価値観すら変えた5日間だった。
そういう機会を与えてくれたドイツ大会に、
ドイツ大会に世界中から集まった人たちに、
そしてホスト国、ドイツ国民とドイツという国に感謝をしたい。
Danke shone, Deutschland !!

明日から「日常」が戻ってくる。
しかし南アフリカへの道はここから始まる。
ドイツへ向けての代表強化をもう一度根本から見直し
「一から」ではなく、「ゼロから」出直すこと。
そしてこの国のサッカー文化の基本である「J」を充実させること。
そんな「日常」を重ねながらまた4年後の夢を見ていきたい。

ロベルト・バッジオは最後、どんな想いで見つめただろう

final2006.jpg
正直言ってしまえば、このファイナルについては
フランスを応援していただけに、結果は残念。
でも、結果以上に
ゲームの終盤があんなことになってしまったことが
もっと残念。
何を言われたかわからないが、
国を代表するチームを引っ張るキャプテンとして
あれはどうよ。
みんながあなたの最後のゲームのために、って
想いを一つにしてきたのに、あれはどうよ。
それから、主審が気づかないのは仕方ないとして、
すぐに副審が主審にアピールしてのことならすっきりするのだが
ブッフォンからのアピールがあって初めて副審に確認をし、
それからレッド、というのはどうだろう。
何か終盤にゲームを壊された、という気がした。
もっとも、その前からフランスは足は止まりだしていたし、
最終的な結果は妥当なものかな、と思う。
チャンピオン、イタリア。おめでとう!!

見る目なし

「今大会、イタリア、何か調子悪そう。」
「フランスは今回もグループリーグ止まりかな?」

スミマセン。
「私に見る目がありませんでした。」
っていうか、グループリーグと決勝トーナメントは
別物だということが、改めてよくわかりました。
とはいえ・・・、
寝起きの頭に得点の入らない試合はキツイ。
確かにいい試合だったけれど、眠気との戦いでした。
決勝当日は仕事で疲れ切っているかもしれないけれど、
その分、早寝するので、
もう少しわくわくするシーンの多いゲームを期待します。

あぁ、あと2試合で終わってしまうのか。

Thank you for your everything…さよならのかわりに

代表としてのキャリアについては今大会で
何らかの「区切り」をつけるとは思っていたが
まさかピッチを去ることまでは考えていなかったので
残念でならない。
もちろん代表から「戦力」としての彼が去っていくことも
残念だし、大きな痛手だが、それ以上に日本サッカーから
数少ない「SAMURAI」のハートをもった戦士が
(特に今回の代表の中には本当に少なかった。
それなのに、彼から学ぼうとする者があまりに少なかった。)
また一人去っていってしまうことが残念で
ものすごい「喪失感」だ。
thanks_hide.jpg
ヒデメールはものすごいことになっていて
直にアクセスすることは今日はできなかったが、
テレビで報道された文面から察するに
本当にいろんな想いを整理した上で
彼なりの「美学」「哲学」に沿う中での結論だろう。
彼の新たなるスタートを応援しつつ、
私自身も自分というものを問い直すきっかけにしたいと思う。

日曜の朝、軽々しく「喝!」なんて言うんじゃないだろうな、
ジイさんたちよ? 仕事でテレビ見られないけれど。
それと、このニュースに時間をかけるのはいいけれど、
街で勘違いしてる酔っぱらいのコメントなんか拾ってくるなよ。
相変わらず何も学んでないな。マスコミめ。

最後に一言。
「こちらこそ、ありがとう。」