準々決勝、イングランドvsブラジル@ 静岡スタジアムエコパ

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いよいよ準々決勝。躍進を続ける韓国に対し、わが代表が8強どまりだったこと、それもトルコ戦が予選リーグの勢いを持ち込めずに不完全燃焼で終わったことから、ちょっと複雑な気分での準々決勝エコパ観戦となりました。でも、電車を浜松で乗り換えると、そこはいつもの東海道線とは違う世界。乗客の3分の1近くが外国人で、そこはかとなく漂う香水の香りと耳に入る英語やポルトガル語。それぞれ首からプレスのIDカードをぶら下げていたり、英字新聞を読んでいたり・・・。普通の買い物帰りのオバチャンが妙に場に不つり合いで、これが最後の今大会生観戦だと思うとこの雰囲気を楽しまねばと、気持ちも+指向に変わってきました。幸い天気もよく、暑いぐらい。前回のカメルーンvsドイツ戦の時どしゃ降りでできなかった露店めぐりをしながら友人と待ち合わせました。IMG_2294

露店の中に、外国人がいかにもバッタもんらしい怪しいイングランドユニを売っているのがありました。大きなバッグの中に何十着もユニを入れ、札束を握りしめながら商売しているのです。で、前回は「日本戦でなくても、青ユニを着ていてもよい、それがグローバルスタンダードだ!」などと言い切っておきながら、今回はしっかりとイングランドユニを買ってしまいました。7番ベッカムなんて、ミーハー心丸出しです。IMG_2298

今回もセキュリティチェックはあり。チケットを取ってくれた後輩がなぜかつかまっておりました。IMG_2299

こんなトレーラーのような救急車、初めてです。「熊本赤十字病院」の文字が読み取れます。九州から運んできたのでしょうか。機動隊のバスと並んで停車しているところから見て、やはりフーリガンやテロ対策ということなのでしょうか。IMG_2303

「ワールドカップは決勝トーナメントから」と言う人もいるけれど、確実に一次リーグとは雰囲気が違います。しかも、イングランドvsブラジルなんて、強豪同士の対決など、二度と見ることができないのではないでしょうか。気合いの入ったイングランド人とブラジル人、そして当事国でない人たちは、とにかく「試合を楽しみたい」という思いがびんびん伝わってくるスタジアムです。IMG_2307

選手紹介、「デービッド・ベッカム!!」01年にユナイテッドの試合を見に行こうと思いながらも、あまりのチケットの高さにあきらめた私としては、初めての彼との対面に興奮です。IMG_2308

オーウェン!彼も生で見たかった選手の一人です。01年に渡英した時に見たシーマン、そしてコールにも再会できて、感激でした。IMG_2310

ロベルト・カルロス。生で見られるのです!!ブラジル人人口の多い遠州地区らしく、会場の声援は少しブラジルびいきでした。IMG_2312

リバウドの紹介。今後プレーする彼を生で見る機会はあるのでしょうか・・・。IMG_2316

選手入場です。いつもスカパーで見ているあの面々が今、そこに並んでいるのです!!IMG_2318

国歌斉唱です。地響きのような「God save tha Queen」を聞き、背筋に電気が走るような感じでした。そういうことなら覚えていけばよかった・・・。IMG_2320

イングランド人と「にわか」イングランドサポーターでにぎやかなバックスタンドです。でも、確かに日本人が多いとはいえ、ふだんはちゃんと着席しつつ、これはという時には立ち上がり、声を上げ、それが自然発生的に周囲に広がっていき、スタジアム全体を包むコールに変わるという、01年にロンドンで感じたあの雰囲気が、確かにここ、エコパにありました。IMG_2322

キックオフの瞬間です。決勝トーナメントということから勝ち抜かなければならないという気持ちが選手からも観衆からも伝わってきて、今まで見た中で一番ワールドカップらしい華やかさと熱さを感じました。IMG_2324

コーナーキックです。イングランドは前半は決して悪くはなかったですが、ブラジルの個々の技術の高さに攻めきれず、逆転されてからは、思ったことをやらせてもらえないという感じでした。IMG_2325

ベッカムのFKのシーンです。しかし後半(だったかなぁ)、彼が華麗に相手のタックルをジャンプしてかわした直後にボールを奪われ、それが結局決勝点となってロナウジーニョに決められてしまうまでの映像が今でも私の頭に残っています。IMG_2334

ブラジルの準決勝進出で試合は終了しました。興奮状態のスタジアムをバックに記念写真です。IMG_2335

あいさつに着たイングランドの選手たちです。夢のような時間が本当に終わってしまった、あとは準決と三決、そして決勝のテレビ観戦だけ・・・充実した時間を満喫しつつ、一抹の寂しさを感じながら、どっかりとシートに体を預けました。この後はまだ早い時間だということと、これが今大会最後の生観戦ということで、余韻を楽しみながらさらに1時間ぐらい自分の席やスタジアム周辺で過ごし、愛野駅へ向かいました。浜松に寄って鍛治町通りを「箱乗り(今どき暴走族でもやらない。ある意味なつかしい)」で盛り上がるブラジル人の方々を横目に見ながら「呑み道楽」(久しぶりにいったらメニューが変わっていた)で一杯やって帰ってきました。

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