「ぼくたちの代表」ではなかった。

2008北京オリンピック 男子サッカー一次リーグ
グループB 日本五輪代表 0-1 オランダ五輪代表
@中国 瀋陽オリンピックスタジアム

アトランタ以降、五輪代表の予選には
一度以上は必ずスタジアムに足を運んでサポートしてきた。
しかし今回の五輪代表は予選も、親善試合も、
一度も生で見ることはなかった。
五輪が始まる前までは、そのことが心に引っかかっていた。
一度ぐらいはスタジアムに足を運び、
「ぼくたちの代表」に声をかけてあげればよかったかなと。
しかし・・・、
今は別にこれでよかった、と思っている。
あのチームはとても「ぼくたちの代表」と
胸を張ってサポートできるチームではなかった。
まず選手たち。
技術的にも、精神的にも
「世界レベル」の域に達していない。
初めのうちは、点が取れないのは運が悪いのかとか、
ちょっとした決定力不足とか思っていたが、
オランダ戦を観てはっきりした。
そうじゃない。弱いのだと。
特にあれだけのことをやって直接の敗因を作り、
さらに何らチャンスを作り出せなかったにもかかわらず、
大口だけは叩き、指揮官の命令すら無視した本田圭には
本当に失望したし、憎悪の念すら感じる。
(同じビッグマウスでも水泳の北島とは
 人としてのレベルが大違いで、本田はホントに軽薄に感じる、)
続いて指揮官。
毎試合FWを取っ替え引っ替え。
中国に入ってからも「ラボ」を繰り返しているようにも見え
基本となるチームの形を
最後まで作り上げることができなかった。
結局、選手たちが得点を取る形を持てないまま
3試合が終わってしまったという感じ。
最後には選手に「造反」を許すなど、
チームをチームとして機能させられないところは
ドイツW杯から何を学んだのかという感じだ。

今後は世間の注目はW杯の最終予選に移っていく。
しかし私は同じ失敗が繰り返されるような気がしてならない。