もはや「戦後」ではない。

学生の頃、わずかばかり法律学をかじった自分だが、
その時に、憲法とは何かについて、
「国民を守るために、国家権力を縛るためのもの」
だと教わった。
だからこそ、国家権力は憲法の支配の下にあるべきで、
一応、我が国はその下に置かれた立憲主義の国だと
思い込んでいた。
しかし今日、「得意げな顔したこの国のリーダー」は、
おいおい若造、それはちがうんだぞ、
法の支配なんてバカバカしいものはこの国にはないし、
支配者である私がそう考えたら、それが法なのだ、
この国はそういう国なのだ
、と教えてくれた。
バカバカしい。
そんな国に誇りだなんて、とんでもない。
今日ほど、この国を情けないと思った日はない。

この投稿のタイトルは、かつての経済白書の一節だが、
私が言いたいのはそういう意味ではない。
もはや第二次世界大戦の「戦後」の時期ではなく、
「次の戦争」の「戦前」の時期に入ったのでは?
そう思えてならない。

国への誇りを失った夜は、BGMにこの曲を。