加速度をつけて速くなっていくような月日の中で

まもなく今年も終わります。
五輪で、U-20女子W杯で、日本選手が活躍する一方で、
中山は現役を終え、松井秀喜も引退・・・。
一時代が終わるのかな、と感じるのと同時に
中村勘三郎さんやホイットニー・ヒューストンなど、
なぜ、と思える訃報も続き、永遠不変のものはない、
そんなことを感じる年でもありました。
そんな中ですが、自分と家族については健康・安全に
過ごせたことが、何より感謝です。
確かに「すごくいいこと」はなかったです。
でも、「あたりまえの日常」が続くことが、
実はすごく幸せで、ありがたいことなんだと思います。
来年も、そんな一年であれば、と思います。
今年も一年、お世話になりました。

一応、来年も昇り調子でありますように、
こんな写真で締めです。
(夏に昇ったのですが、ブログでは紹介しませんでした。)
skytree2012

「原点開起」はできたのか?(2012磐田総括)

last_game2012
雨に打たれたカシマでの終戦から2週間、
昨日、年末の家事をしながらつけてあったテレビに
エコパでの準決勝が映し出されているのを見ると、
どこか空虚な気分になってしまう。「いつもの年末」だ。
でも、リーグ戦の順位から考えても、あの結果は妥当だろう。
真剣にタイトルを、世界を目指すなら、変わらねばなるまい。
まず第一に、守備力を向上せねばなるまい。
簡単に裏を取られるは、ふと気づけばマークを外してるは。
チョはケガをして戻ってきてからは本当にぱっとせず、
終盤の大失速の一因と言えるだろう。
ここは補強などで手を入れて、来季はがっちり固めてほしい。
また、バックラインだけでなく、ボランチのポジションが
固定されずに不安定だったのも痛かった。
ソウトを出すというのであれば、ここも手を入れるべきだ。
小林の成長に期待するだけでいいのか、よく考えたい。
そして何よりGK八田。不安定だった。
能活のケガさえなければ、もう少し上位に行けたはずだろう。
第二に、前田、山田頼みに終わった攻撃陣も見直し対象だ。
開幕直後こそ、連動した動きでパスをつなぎわくわくしたが、
相手にとってはそれを封じるのは簡単だったようで、
山田が封じられると、あっという間に機能不全に陥った。
特に背番号9を背負いながら、決めきれない山崎。
さらには無駄な買い物、ペクソンドンに、ハンサンウン。
特にハンについては、何がよくて獲ったのか、わからない。
広い視野と確かな足元の技術、そして強いハートをもった
選手を求めたい。
第三。何よりもケガ。今年の失速の最大の原因だろう。
なぜ獲った選手獲った選手、ケガで離脱していくのだろう。
フィジカルトレーニングの仕方に問題があったはずだし、
メディカルスタッフも十分機能してなかったのではないか。
ハードトレーニングを課してるから、あれぐらいは仕方ない、
そう思っているのだとすれば、それは大きな誤りだと思う。

監督は続投とのこと。
信念をもってやってきたのはいいが、まだまだ蒼い。
指揮官としての成長をぜひ期待したい。
来季こそ、スタジアムに通うことが生きがいになり、
勇気をもらえるゲームを見せてもらえることを期待したい。

温泉と、女の戦いと。

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この3日間、連休中は一切「仕事」というものはしない、
年末ならではの家事もしない、とにかく休む。
そう決めて、あえてグータラと過ごしてきた。
結果、日帰り温泉で風呂につかり、飲み、ゴロゴロする、
そんな3日間だった。
舘山寺の「華咲の湯」には土曜、今日と、2/3の「出席率」。
いずれも結構早い時間に入って、2つの風呂をはしご。
途中、休憩スペースのリクライニングシートで
寝ころびながらテレビ。
そこで見たのは皇后杯全日本女子サッカー選手権。
準決勝の浦和vs神戸もすごかったが、今日はもっと。
神戸は攻守通して決してよい状態でない中で、
千葉がカウンターで押し気味に進めながら決めきれず、
0-0のまま延長に突入かというロスタイム。
CKからの混戦の中、田中明日菜の見事な決勝弾だった。
サッカーってわからない、そう思わせてくれるゲームだった。
もう一つ、最後までわからなかったのは全日本フィギュア。
浅田真央、素晴らしかった。
確かにミスはあったが、3連続を決めるなど見事だったし、
何と言ってもあのステップ。「女高橋大輔」ばりの凄さ。
細かくキレのある動き、そして豊かになってきた表現力。
見事だったし、成長を感じた。
こうなってくると、早くキム・ヨナや安藤美姫との
直接対決を見たくなってくる。
ノーミスにこだわる彼女としては、今大会の結果には
満足がいっていないだろう。さらなる成長を期待したい。

こんな過ごし方の連休だったけれど、
本音を言うなら、天皇杯で全国を飛び回るとか、
長野あたりへスキー、とも行きたかったが・・・。
でも、リラックスできたからいいか。
さ、明日からまた仕事。「明日は、はたらこ。」

国を挙げての右習え、かくなるうえは・・・。

(BGMには桑田佳祐のROCK AND ROLL HEROをどうぞ。)
20121217ldp_wins
選挙結果は当然のことだろう。
最初の人は、できる見込みのない約束をして、結局は守れず、
その次の人は、国の一大事に冷静さを欠く言動で即応できず、
3番目は約束になかった負担を国民に信を問うことなく強行し、
一度は動かすのをやめていた人類には操りきれないものを、
国民大半の声を無視し、財界のお偉い方に言われるままに
ホイホイと動かして、選挙では「脱」なんてまやかしを言う、
こんな人たちに「これからも頼むよ」なんていうほど
みんなお人好しではないわけで。
「国民の期待に応えられなかった」!?
違う、まだわかってない。「国民を裏切った」んだよ。
そういう意味では、「なるべくしてなった」結果なのだ。

で、出てきたのはこの人。(またこれを使うことになるとは!?)
nasakenaikunihe-mini.jpg
「美しい国」づくりが、また始まるのか・・・。
「票さえあれば何でもできる」と豪語するカリスマに操られた
理念と統率なき軍団も、じりじりと増殖。危険だ・・・。

シーズンが終わった虚しさと、異国日帰りの疲れと。

第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 第4回戦
磐田 1-3 鹿島 @茨城県立カシマサッカースタジアム
20121215goodbye2012
嫌な予感はしていたのだ。
天皇杯準決勝の会場がエコパに設定された年は
磐田はそこまでたどり着くことができない、とか、
私が天皇杯で敵地に乗り込んだ時は勝てたことがないとか、
12月にカシマでもつ煮をこぼすと嫌な記憶がよぎるとか。
鹿島行きのバスが大行列で、3本見送って到着がギリギリ。
タイミング悪く雨は降り出し、屋根がかかる席は空いてないし。
そんなだから、開始1分も経たないうちに前田が先制ゴールを
決めた時には「奇跡は起こるかも。」とも思ったが・・・。
結局、今季終盤の「悪い磐田」が何も修正されておらず、
守備は不安定、攻めればボールを持っても判断が遅く、
迷う間にあっという間につめられて自由を奪われる始末。
決定機は作ったが、山崎、山田が決めきれず、
7番小林はすっかりいつもの小林に戻り・・・。
失点は全て守備の甘さを突かれ、与えたセットプレーから。
守備については本当に来季に向けて再構築せねばなるまい。
これが都内での試合なら、すぐに新幹線に乗れたものを
「極東」の地、異国からとなると、都内に戻るだけで一騒ぎ。
夏の遠征の時には感じなかった「時差」も冬にははっきりと。
15時を過ぎると薄暗くなり始め、ライトをつけて走るぐらい。
この暗さは、気分の暗さに追い打ちをかけ、雨と共に
疲れを倍増させる。
磐田に見えた希望は、この人の復帰ぐらいだろうか・・・。
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「お帰り!!」