「磐田」カテゴリーアーカイブ

まだ何も決まってはいない。

2008J1・J2入れ替え戦 第1戦
磐田 1-1 仙台@ユアテックスタジアム仙台

まずは取りあえず、
ヤマハスタジアムに背水の陣を張るという
最悪の事態だけは免れた。
ただ・・・、
アウェーゴールを勝ち取ったとか、
これで仙台は追い込まれたとか、
スカパー!のお兄さんは言ってたけれど、
うちのチームについては、
その考えは危険ではないだろうか。
今までも「これで何とか」と言いながら、
今の状態があるわけで、楽観できるわけがない。
仙台が1点先行すれば、それで終わり。
2失点すれば、引き分けでもダメになるわけだ。
すごく有利になったなんて考えは持つべきではない。
それにしても・・・、
やはりこのチーム、追い込まれても
千葉のように「化ける」ことは本当にできないチームだ。
「何かがちがう」ってところはまったくない。
いつもどおり、ダメなところはダメだ。
萬代、本当にあんたは使えないし、岡田も頼むよ。
次節、ジウシーニョと秀人が大丈夫か、
そして加賀は戻ってこられるのか。
それだけが心配だ。

この男の引退セレモニーは・・・、

Jリーグディビジョン1 第34節
磐田 0-1 大宮 @ヤマハスタジアム(磐田)

何とか残留を確定させた中で行い
気持ちよく送り出してやりたかったものだ。
しかし、現実はそうはいかなかった。

見るからに引き分けねらいの大宮に対し、
何度も攻め込み、決定的なチャンスを作った。
いいところにパスが出され、スタジアムが沸き、
ゴール前に折り返せれば、中にもう一人いれば、という
「得点の臭い」のするシーンも何度も作った。
しかし磐田のシュートは一度もゴールを割ることはなかった。
それでも勝ち点1なら、と思った魔の後半30分。
久しぶりに、本当に久しぶりに16,000人を越えた
ヤマハスタジアムが沈黙に包まれた。
本当にこのチームはもろい。
これでは今の順位は仕方ない、とも思えた。

こうなると先週逃した勝ち点1、先々週逃した勝ち点3、
そしてガンバ戦で逃した勝ち点1など、本当に悔やまれる。
そんな中でもこれまで積み上げてきた勝ち点のおかげで、
今、首の皮1枚つながっていると思って、来週戦うしかない。

来週は本当に忙しいんだぞ。
死ぬの生きるのの世界なんだぞ。
でも・・・、
水曜は19時にテレビの前に座り、
土曜はまた磐田に行くしかないんだな・・・。

今さら「時間をかければよかった」なんて

Jリーグディビジョン1 第33節
磐田 0-1 鹿島 @カシマサッカースタジアム

冬枯れのこの季節、あの「異国の」スタジアム、
まるでデジャブのように訪れた衝撃的敗戦。
7年前と同様、悲劇は繰り返された。
セットプレー一発に沈み、
その後訪れるものすごい喪失感と失望感と、
「何とかならなかったのか?」という思い。
「虚ろ」とはこういうことを言うのだろう。
あと10秒耐えていれば、
25番が余計なことさえしなければ、
自動降格だけはほぼ安全圏だったのに・・・。

幸い、下位陣はうちと同様、総崩れとなった。
つまり明日の大宮の勝敗にかかわらず、
最終節、うちが勝利しさえすれば、
ヴェルディが大勝しない限り
(うちよりも3点以上の差で勝利)
残留できることになる。
何が何でも勝ち点3、
多忙期であることは十分承知の上で、
磐田で声を送らねばならない。

それでも何とか勝ち点1

Jリーグディビジョン1 第32節
磐田 3-3 柏 @ヤマハスタジアム(磐田)

あのまま終わっていれば勝ち点は36のまま。
入れ替え戦対象に後退するところだった。
そんな中でもカレンが意地を見せてくれたおかげで
差し当たって勝ち点1を積み上げ、
かろうじて得失点差でヴェルディよりも上に。
最低限の結果は残せた。
しかし・・・、
2点差に開いた後のセットプレーからの失点は
本当に「いらない」失点だった。
あの失点がきっかけに柏の動きも活性化したし、
こちらもおどおどした鈍い動きに
なってしまったように感じた。
3失点もしていては勝つことはできまい。
このところ失点癖は改善の兆しが見えていただけに
ショックだし、残念だ。
ホーム全勝という目標は早くもつまずくこととなった。
こうなると次の鹿島戦はやむなし、というわけには
いかなくなってしまった。

満足感


背番号16、先代7、名波浩の引退発表会見を見た。
「やりきった」と言う笑顔。
14年間、本当に自分の出せるものを出してきたんだと
そんな彼の気持ちが伝わってくる。
また、黄金期についてはその瞬間に立ち会えたということでなく
「強くなるまでのプロセスに自分自身がチームの力になれて
 たずさわれたところが一番の思い出」
っていうのは、聞いていてこちらも熱くなった。
忘れられないのは99年5月、国立での鹿島戦。
0-1で残り時間がどんどん少なくなる中、
ゴール左側で得られたFK。
見事な弧を描いてゴールに吸い込まれ、
勝利に望みをつないだあの瞬間。
今でも忘れられないし、
私が生観戦した中での磐田のベストゲームとなっている。
クールな言動の裏側に秘めた熱い「ジュビロ愛」、
ぜひ残り3節、若手に伝えながら
J1残留の力となってほしい。