静岡市葵区両替町、日映森岡ビル2F。
赤い看板の「その店」は十何年前と同じく、
階段を昇った先にあった。
店に入る。まだ早いからか、客はまばらだ。
入ると中央にある厨房を取り囲むようにカウンター席があり、
店の奥に座敷。このつくりは変わっていない。当時のままだ。
かつては赤いカーペット敷きだった。
カウンターの一席に座る。
何度も来た店なのにここに座るのは初めてだ。
入って左の奥の座敷が我々の「居場所」だったところ。
仕切られているから大騒ぎしても
ほかの客に迷惑がかからないのだ。
中央から右にかけての座敷は、
当時は仕切られておらず他の客と一緒。
ちょっと強面系のオッサンにビールを引っかけて
肝を冷やしたこともあった。
今は落ち着いた板敷きとなり、
中くらいの広さの部屋に仕切られている。
しばし目を閉じ、あの頃の友の顔を思い出しながら
ビールを楽しむ。
今でこそ「生」だが、当時は黒ラベルのビンビールだったっけ・・・。
全国どこにでもあるチェーンの居酒屋「つぼ八」。
チェーンの居酒屋を「すてきな飲み屋さん」なるカテゴリーに
書くのが適切かどうか、ご意見もあることだろうが、
この店は「俺たちの原点」といってもよい店。
ということで、お許しを。
���������͡懐かしいね~2890円コースだっけ?
今思えば本当に格安のコースでしたね。
から揚げ食べられて喜んだな~。
まだまだ健在で安心しましたが、最近の学生は利用するのでしょうか?あのころはあそこしかなかったような気がします。今はいろいろありますよね。そう思うと時代の変化に驚かされます。同じメンバーでつぼ八にいってみたいものです。まさにタイムスリップしちゃいますね。
きっと。。。そんなこといってる時点でだめなのかな?
ビール瓶の一気飲み、思い出します。
当時は、とんねるずの「一気」なんて歌
が流行っていたよね。なつかしいです。
あの時代、静岡の中心街にバスで行く
30分間が今から楽しいことが始まると
思うと、ワクワクしたものです。
この歳になっても、飲み会に行く時の
ワクワク感はあの時代に形成されたの
かなぁ。
> そんなこといってる時点でだめなのかな?
いつも「後ろ向き」じゃ、ただのオジサンになっちゃいますが、そろそろ「時々後ろを振り返る」ぐらいいいのかな?って歳になってきたかなぁ、と思います。
時々後ろを振り返りながら、「窓辺にもたれて消してきた夢の一つ一つ」を振り返りながら、消してはいけないものを再確認するのもいいんじゃない?
(ちょっと詩人。ちょっと元春)