重苦しい中での「勝利は続くよ」

2014 Jリーグディビジョン2 第27節
磐田 3-2 富山 @ヤマハスタジアム(磐田)
20140817vs_toyama

とても勝ったとは思えない、そんな試合後の雰囲気だった。
前半はだらだらペース。いつもの磐田がそこにあった。
のんびり攻めを組み立てる間にゴール前を固められ、
中に入っていけず、はじき返されてばかり。
しかし後半、松井とチンガが替わり、動きにアクセントが。
サイドで、中央で、相手を外す動きが多くなり、
パスが回り始めた。
そんな流れの中で、気持ちよく3得点。歓声が響く。
これで終わる・・・はずだった。しかし・・・。
残り10分ぐらいから、あれだけ踏ん張ってきた守備が
崩れはじめ、まず1失点。その瞬間、
「これだけではすまないぞ・・・。」
という嫌な予感。
これまでの磐田から察すれば、そう考えるのは自然。
1失点に急にあたふたし、自信をなくし、動きを失う、
そんな磐田を何度も見てきただけに、まさかと思ったが、
ホントにそのとおり、まさに「チーム崩壊」だ。
完全に一人一人が自信を失い、動揺し、浮き足立ち、
バラバラに動くようになってしまった。
残り5分+ロスタイム4分がこんなに長く感じるなんて。
試合後は勝ったのにブーイング。でも、仕方ないだろう。
これを受け止めて、湘南戦にどう備えるか。
引き分けではなく、勝ちに行かなければならない。
その覚悟が選手たちにはあるだろうか。
ゲーム後、互いの思いをぶつけ合い、語り合う選手たち。
必要だろう。
もっともっと語れ。そして思いを重ね合わせるのだ。