納得の敗戦

2013 Jリーグディビジョン1 第27節
磐田 0-2 C大阪 @キンチョウスタジアム
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破れても、はらわたをえぐられるような虚しさや
やりきれない悔しさといったものはなかった。
「仕方ない。」という感じだった。
力の差は歴然としていた。
決められる時に決められるFWがいるチームといないチーム、
高い技術と多様なアイデアをもち、
互いの意識を共有しながら攻めを組み立てたり、
高い危機管理意識をもって相手の攻撃の芽を摘んだり
できる中盤が構成されているチームとそうでないチーム、
高い集中力で相手の攻めを読み、的確なポジションで
体を張れるDFがいるチームといないチーム・・・、
全てにおいて劣っていた。
もちろん、いい時間もあった。
でも、このメンバーなら、この内容のゲームができるなら
「そのうち」点は取れるだろ、「そのうち」勝てるだろう、
「1回勝てれば、吹っ切れてよくなるだろう」
という根拠もないことをただ、ダラダラと続けてきて
既にシーズンの終盤になってしまっているということは
やはり、チームに、個に、力がないのだ。
誰だ、「これだけのメンバーが揃っていて」なんて
言っていたのは。
「これだけのメンバー」なんて、揃ってなかったんだよ。
そんなことに気付くのに、1シーズンのほとんどを
費やしてしまったんだな。

去っていった夏はこれらの曲と共に。

台風が去り、一気に涼しくなった。
もちろん、日中は暑い時もあるが、
朝夕は確実に涼しく、寒さすら感じる時もある。
暑さ、寒さも彼岸まで。季節は変わった。
去っていった夏はホントに忙しかったが、
いろんな音楽に支えてもらってやって来られた。
今日は、今年の夏、私を支えてくれた曲たちの紹介。

いきものがかりの「Ⅰ」。
吉岡聖恵の声が、ホントにいい。
七変化とも言える様々な声色を操り、
「キャピキャピ」から「しっとり」まで、
詩の雰囲気そのまま、見事に歌い上げている。
今回の曲たちも、アイドルポップ風あり、
ムード歌謡風あり、切なく壮大なバラードあり、
楽しく聴き応えある一枚だった。
もう静岡公演のチケットは売ってしまった後のようだが、
機会あればぜひライブを観たい、そんなアーティストだ。

もう一枚はこちら。

山崎あおいの「ツナガル」。
だれ?という声が聞こえるのは仕方がない。
メディアにはあまり出てこない人だから。
ただし昨シーズン、磐田戦をホームで何度も観た人は
この中の何曲かが記憶の片隅に残っているはずだ。
私もスタジアムで聴いたあの曲を、
もう少しじっくりと聴きたい、という思いで
amazonの「カートに入れる」をクリック。
どこか懐かしい、素朴で純粋な思いを
詰め込んだ詩・曲に心をくすぐられた。
わたしのお気に入りは、10曲目の「ユメノナカ」。
スピッツ風の曲調に乗せて、10代の女の子らしい
甘酸っぱい思いを詩に込めて歌い上げている。
これからどんな曲を創り、歌っていくのか、
少し気になるアーティストである。

来月にはPerfumeがニューアルバムを発売する。
これからの季節も楽しみだ。

だいぶ経ったけれど、これは上げとかないと。

ホント、ここのところ忙しい。
だから、なかなかこちらのブログのアップが進まない。
この時、携帯で撮ったこの画像は、その場ですぐに
facebookの方にアップしたけれど、この話題について、
こちらでは全然紹介できずに、今日まで来てしまった。
ということで、改めてこちらでも。
20130914sanma_sushi
秋刀魚の握り、ホントにおいしかったんだから。
湖西市新居町新居の割烹紅葉。
私の地元では、お祭りの顔合わせや慰労会、
その他、町内会や壮年会などの会合でよく使う和食屋だ。
今回も、かしこまって食事をいただく、という席でなく、
お祭りの顔合わせに、予算安めで盛り上がっていこう、
という飲み会だったのだが、〆で出てきたご飯ものがこれ。
脂が乗ってて、うまい!!!!
そして口に含むと、そんな脂をたたえたサンマが、
何とも言えない香りを口の中に漂わせ、消えていくのだ。
その香りは、シャリの間にほのかに残り、
咬むたびに再び、口の中で幸せに広がっていく。
季節を感じながら、お祭りに向けての気持ちを高め、
近所の仲間とのつながりも確かなものにしていく。
いよいよ、秋も本番だと感じる。

あきらめない。でも、「覚悟」はできた。

2013 Jリーグディビジョン1 第26節
磐田 1-3 鹿島 @ヤマハスタジアム(磐田)

残留圏まで勝ち点差11がついた。
残り8節、甲府が4勝4敗で来たとして、
こちらが全勝しないと上回れないということ。
戦ってみなければわからない、とはいえ、
現実的には、この差は、絶望的な数字だ。
私自身、4月13日のダービーで敗れた時点で、
何となく「覚悟のようなもの」は作りつつあった。
しかし、今節の結果と現在の勝ち点差を踏まえて、
今回、それをきちんと固めた。
来年度はちがうカテゴリーで、ちがう相手と戦い、
温泉地が多いから、遠征できればそれはそれでいいが、
日曜の試合が多くなるため、実際には行けなさそうとか、
ゲーム数が増えてそれを消化しないといけないから
平日のゲームも増えるのだろうかとか、
観客も減り、スポンサーも減るだろうし、
選手も出ていく。誰が残るだろうか、とか、
そして再びこのカテゴリーに確実に戻るためには
上位3チームではだめなのであって、
上位2チームに入らなければならない、とか。
なぜなら、3つめの枠は昇格のためのプレーオフという
これまたバカげたJ理事たちが考えたシステムを戦わねば
ならず、6位でも結構、ということ。
(そう、レギュラーシーズンのリーグ戦の価値なんて
 どうでもいいんですよ。この国では。)

2点取り返したから、よくやったとか、次につながるとか、
そんな状態ではない。
今日は勝たなければいけなかったのだ。
あんなユルユルマークで失点を許し、
決めるべきシュートをポストに当てたりふかしたり、
何も変わっていないではないか。
あと、お祓いもしっかりしとけ。
ホーム・アウェーの入れ替えが祟った、という話は
もはや「オカルト噂話」ではすまなくなっている。

「得意げな顔したこのリーグのリーダー」、これで満足か?

3連休に全く更新しないというグータラ生活をやっていて、
そろそろしなくては、と重い腰を上げようと思っていたら
これだから。
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Jリーグチェアマン、大東和美
そして競技・事業統括本部長、中西大介
よくもまぁ、こんなバカバカしい、茶番だらけの
レギュレーションを考えてくれたものだ。
矛盾をはらんだ2ステージ制の問題点を何年もかけて
洗い出して1期制に改善し、それが定着して9年。
確かに一時期の「Jリーグバブル」のような人気は今ない。
しかし、選手とサポーターは、一試合一試合のゲームを
全力で大切に戦いながら、勝ち点を積み上げ、
上位進出を、そしてJ1残留を目指して声援を送ってきた。
それが、一試合の重みなどどうでもよく、
半期で2位以内に入れば、もう片半期ではどん底でも
一発勝負で優勝を狙える、というバカげた仕組みに
一部の金の亡者のために逆戻りしようとしている。
半期の1位対2位で争った上で、さらに年間勝ち点1位と争う
という仕組みで、以前のチャンピオンシップとは異なり、
年間1位に配慮したというが、意味がわからない。
「新しくJリーグを見ていただける方を増やすことが目的」
中西大介は言っているが、こんなシステムを導入したところで
一体どれだけの人間がJリーグを見に来るのだろうか。
一発勝負のポストシーズンマッチに足を運ぶ客が多少増えても
一試合一試合の重みが薄くなるレギュラーシーズンに
どれだけの観客が今以上に足を運ぶようになるのだろうか。
実際某クラブは「授業」と称して小学生をスタジアムに呼んだり
タダ券をバラまいたりしているが、一体そのうちのどれだけが
リピーターになって客足増に結びついているのだろうか。
肝心の選手たちが、各試合を安易な甘えた気持ちで戦い、
「次につながる」なんて意味不明な弁解で「負けを肯定」し、
そんな試合を見せられて、また来ようなんて思うわけがない。

エキサイティングなゲームに戻すことが第一にすべきことだ。
また、ポストシーズンマッチを地上波のテレビ放映で放送して、
放映権料を目論んでいるようだが、地方クラブ同士の戦いが
地上波で一体どれだけ視聴率を取れるのだろうか。
そもそもJ1の放映権をスカパー!に独占で売り飛ばして、
地上波からJの中継を消したのは、Jリーグ自身じゃないのか。

以下が、中西大介の詭弁だ。(「サッカーキング」より引用)
「決して今まで一緒に歩んできたファン・サポーターの
 皆さんを裏切るわけではなく、新しいファンを迎え入れて
 もらって、さらに大きなものにしていきたいと考えています。
 そのためには、まず皆さんが愛しているJリーグへの
 過小評価を適性に戻すというプロセスが必要であることを
 理解していただきたい。
 それが将来的な発展につながると思っています。」

現在J1に通うコアなサポの多くが反対してる中での強行劇。
リピーターになるかもわからない新規の客を取るために
これまでずっと通い続けてきた常連客の意向を全く無視して
店を新規改装し、メニューもガラッと変えるってか?
そんな店に、今までどおり通えるかってんだ。

私自身、15シーズンに仮に磐田がJ1にいたとしても、
シーズンチケットを買うかどうか、考えさせてもらうよ。