その魂の継承者はおらず・・・。

Jリーグディビジョン1 第33節
磐田 0-1 広島 @ヤマハスタジアム(磐田)

磐田に集った14,486人の一人一人が特別な想いをもって迎えた
ホーム最終節だったはずだ。
しかし・・・残念だがいつもどおりダメダメな90分だった。
いかにも、「来季はこの布陣でがんばります」的なメンバーを
スタメンに据えておきながら、
いつもどおり、ボールを回せどゴールのにおいはナシ。
(実際枠に飛んで決定的だったシュートは2~3本では?)
そしてまさに今季を象徴するかのような
あっさりとした惨めな失点の仕方。ホント情けない。
来季につながるようなこともなかったし、
中山のホーム最終戦であるということ以外には、
見所はなかったと言ってよいだろう。
せめて来季への期待がもてるゲームだとよかったのだが・・・。
(中山については最終節が終わってから改めて。)

まぁ、こんなもの

Jリーグディビジョン1 第32節
磐田 2-3 浦和 @埼玉スタジアム2002

2-1でリードした時、冷静に「おもしろい」と思った。
4万を超える観衆の前でのホームゲーム、
当然浦和はここから本気で逆転を狙いに来るにちがいない。
このリードを保ち、勝ち点3を奪えるかどうかで
今の磐田がいい方向に向かっているのか、そうでないのか、
そしてダメダメと言われてる浦和も本当にダメなのか、
それがわかるだろうと思ったからだ。
結果はご覧のとおり。まぁ、こんなものだろう。
リードした後も逃げ切るか追加点を取るのかもはっきりせず
特に気持ちが見えるわけでもなく淡々とゲームを進めながら
敵の厳しいプレスの前に何もできなくなる一方で、
浦和は逆転されるや否や、「ギアを入れ替え」向かってきた。
浦和にはそれだけの底力がある一方で、
うちには無理してシフトを一段下げ、回転をあげるという
そんな底力はなかったということだ。
弱いね、ホント。年間目標の10位、かなり厳しいんじゃないの。
韓国人DF1人獲るだけで、本当にいいの?
磐田若手に生き様を見せてくれるような存在感のある選手を
補強するべきだと思うがね。(日本人、外国人問わず。)

特に熱が冷めたわけでもなく

AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ第4節
日本代表 3-0 香港代表

特に避けているとか、関心がなくなったとかいうわけではない。
ここ最近、家というそれ以上に関心を向けるものに心ひかれ、
なかなかそちらに目を向けられなくしてしまったのだ。
ということで、代表戦への熱さが冷めてきている私。
今日も珍しく早く帰ってきたのに、
アジアカップ予選の中継がBSであるなんて全然知らなかった。
偶然新聞をめくっていたら、テレビ欄でそれを見つけ、
後半から見始めたが・・・ダメだなこりゃ。
全然かみ合ってないし、
FWの決定力と中盤のだらしなさったら・・・。
終盤一気に点を取ったものの、ダラダラとした感は否めず。
とてもW杯出場を世界最速で決めたとは言いづらかった。
こんな熱の下がりようで、来年の6月までもつのか、
かなり心配である。

そりゃないよ。

第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会
磐田 1-3 名古屋 @名古屋市瑞穂公園陸上競技場

初めは金沢の退場さえなければ、と思っていた。
確かに、あれだけ早い時間から
10人になってしまうというのはとても厳しい。
そのまま巻を走らせていれば失点の可能性があったとはいえ、
あそこまでして止めねばならぬものだったのだろうか。
11人そろっていれば、仮に同点にされても
あの後何かが起こったかもしれない・・・、
そう思っていた。
しかし・・・やがて、それだけでもなさそうにも思えてきた。
やはり上位進出のために必要な力は足りていなかったのだ。
あれだけ相手を捕まえられないんじゃ・・・。
残念だ。
これで今シーズンは12月5日で終わり・・・、
静かな年末年始がやってくる。
この冬は長くなりそうだ。

それは当たり前ではなく、素晴らしく幸運ですごいことだった


いつか必ず「その日」がやってくることをわかっていながら、
でもその日は「近い将来」というぐらいで考えていた日が
突然ハッキリと日を切られて心の整理に苦しむ、ということが
この歳になると結構増えてくる。
今回のことも、シーズン開始前から何となく見えていたはずだ。
しかし磐田に彼がいることはごく当たり前のことだと思っていて、
そんな状態にすっかり慣れてしまっていた。
でも、それって決して当たり前のことではなく、
実はものすごく素晴らしく幸運で、すごいことだったのだ。
今回の件は単に彼が磐田を去っていくということだけではない。
自分の中で「中山が現役でいるうちは」みたいに思って
生活に喝を入れてきた部分もあったし、
単なるサッカー観戦という「趣味」を超えた
大きな節目になりそうだ。
カウントダウンが始まった。
「その日」に向けて、心の準備を始めねばなるまい。