「おいしいものを食べることは幸せ」カテゴリーアーカイブ

また来年、こうしてお出かけを。

aikoのライブの興奮から一夜明けた昨日、
地元の同級生2人と三重県に出かけてきた。
この8月お盆明け最初の月曜日は毎年、
3人で小型二輪を連ねて県外ツーリングに出るというのが
恒例になっていて、今年は伊勢神宮参拝の予定だった。
しかし急遽来襲した台風などの心配もあり、
雨にやられた昨年に引き続いて、車に切り替えて
四日市とんてきをいただくドライブに変更した。
23号が所々で混んだものの、高速の渋滞はなく
2時間ちょっとで四日市へ。
友人がリストアップしてくれていた「来来憲本店」へ。
「さくらポーク」という地物のとんてきを定食で。
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一言、「美味い!!」
醤油っぽいベースなのだがどこか酸味もあり、生姜か
漬け込んだにんにくなのかわからないが、
少しスパイシーな食をそそるソースに
千切りキャベツが浸り、その上に厚さ3cmはあろうかと
思われる、柔らかく程よく脂がのったとんてきだ。
口に含むたびにじゅっと汁があふれ、噛むたび幸せ。
ソースがしみこんだキャベツも美味く、ご飯がおいしい。
さらに、温かいにんにくが4~5片。
ほくほくしていて辛味がなく、においも感じない。
20分ほどの至福の時間を過ごすことができた。
その後はこちらへ。
20160822aqua_ignis
アクアイグニスという複合施設の中の片岡温泉。
アルカリ性の単純温泉を贅沢に無加水、無加温、無循環、
掛け流しで贅沢に楽しむことができる。
圧注浴やサウナなどはないが、ほのかに湯の香りが漂い
純粋にお湯を楽しむことができた。
距離もあり、高速を使わなければならないのでなかなか
リピーターにはなれないだろうが、よくリラックスでき、
とてもいいひとときを過ごすことができた。
先週から書類上、手続き上は夏季休暇だったのだが、
先週は何だかんだ言って結構職場に顔を出して
のんびりできていなかったので、くつろげてよかった。
今週木曜日までは、迫り来る仕事の足音は気になるが
切り替えて楽しみたい。
そしてまた来年、私も含め、みんな元気で
今度こそ二輪で伊勢を目指したら、と思う。

「御当地」は誇り。

そろそろ飽きてきましたか、徳島土産話シリーズ。
ということで今回は最終回、「御当地ラーメン」である
「徳島ラーメン」について。
4日間の滞在中、回ったお店はなんと4軒。(1日1軒!?)
これまでに札幌、博多などラーメンを名物とする地を
いくつか回ってきたが、こんなに多く訪ねたことはない。
ではなぜ!? それは私の中で
「徳島ラーメンって一体何なの!?」
というクエスチョンが頭の中にあったからだろう。
札幌にせよ、博多にせよ、御当地まで行かなくても
その名を冠してラーメンを出す店はあり、特色もわかる。
ただ、「徳島ラーメン」を出す店は少なく、
正直どんなラーメンなのか、私の中でイメージがないからだ。
今回は4軒のうち、私が「ふむ」と思った2軒だけを紹介。
(車で行っていないので、いずれも駅から徒歩圏内のみ。)
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まずは徳島駅前にある「徳島ラーメン 麺王」。
徳島ではいわゆる「茶系」と呼ばれる部類。
スープはコクがあるのだが、どんよりとはしておらず、
パンチが効いた濃厚甘めの豚骨醤油味だった。
麺は風味のよい細麺でしこしこした食感がうまい。
徳島ラーメンの特色、生卵をトッピング。
麺と絡めて食べるとまたちがう風味。
煮込んだバラ肉と絡めると何かすき焼きみたい。美味だ。
そして、今回ここがベストでは、と思った店はこちら。
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「いのたに 本店。」
阿波踊り会館から1本手前の大通り、
昨日紹介した「とりぞう」と同じ通り沿い。(眉山側)
新横浜ラー博への出店歴もある有名店だ。
こちらも同じ茶系の豚骨醤油味。
麺王との違いは、あちらほどパンチは効いていないが、
意外とスルッとスムースに体に入っていくのだ。
「あっさり」とは異なって「まろやか」とでも言おうか、
体に優しいくどさがない甘辛味だった。
麺は細くもなく、太くもない中太麺。
スープや一緒に頼んだ生卵が麺によく絡んで
おいしくいただくことができた。
このまろやかさ、マイルドさは、毎日食べても平気かも。
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個人的には「塩ラーメン」の方が好きな私だ。
ただ、この茶系濃厚豚骨醤油、というスタンスは、
長年この地域の住民の間で引き継がれてきたもの。
他に誇れる食文化であり、徳島のアイデンティティ。
4日で4店はいい経験だったし、この2店については
さすがだ、と思った。
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さてさて、長いことお土産話にお付き合いいただき、感謝。
さ、いつまでも浸ってないで日常生活に戻って前を向かねば。

また訪ねたい街、である理由。

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夏、徳島の街は19時を過ぎても空がまだかなり明るい。
私の地元より西にある、というのもあるのだろうが、
ゆったりと流れていく夕刻に、
おいしいものをいただきながら生ビール、というのは
本当に至福のひとときだ。
知らない飲み屋に一人で入るのは勇気がいるものだが、
出張先でいただいた観光パンフを頼りに、
都市の規模から考えたらどう考えても店が多く賑やかな
飲み屋街で、意を決して戸を開いてみる。
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1軒目は初日に訪れた「焼鳥ごん」。
焼鳥がおいしい店だった。
柔らかいし、塩で頼んだのだが、その加減が絶妙。
つくねもじっくり噛みしめて、食感を楽しみながら
肉の味をしっかりと感じながらいただけた。
雰囲気もいい店だ。
20160728ikko

2軒目は2日目に訪れた「骨付阿波尾鶏 一鴻」。
おひとりさま専用のコースメニューも有り、ありがたい。
さっそく骨付阿波尾鶏が入ったコースを注文。
サラダや炭火焼きなどをいただきながら待っているうちに、
いよいよ登場。
柔らかくジューシーで、しっかりした味付け。
ただ、少ししょっぱくスパイシーさが過ぎる気も。
もっとも、ビールが進む味ではある(^_^;)
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3軒目は最終日に訪れた「とりぞう」。
阿波踊り会館の一つ手前の大通りにある
地元密着感の高いローカルな居酒屋だ。
画像は徳島名産フィッシュかつと阿波尾鶏のねぎま。
最終夜ということもあり、徳島ならではのものを。
阿波尾鶏は柔らかかったし、後ろに食べかけで写っている
せせりポン酢がまた美味だった。
また楽しく飲めた、という点でも、ここはよかった。
海老蔵似の大将とヴォルティスのこと、静岡のこと、
いろいろ話したが、アットホームな雰囲気で、
素敵なひとときを過ごすことができた。
また訪ねたい店を、遠い街に一つ見つけてしまった。

たまには「こってり」

最近自分のラーメンの好みは「あっさり」が主流なのだが、
たまには「こってり」もいいのかな、とブレる私。
結局は、うまければいいのかな、と。
ということで、最近静岡でいただいたラーメンを御紹介。
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パルコから浮月楼に向かう横道沿い、
すがい紺屋町店の味玉豚骨ラーメン。
博多風をうたっているが、実際には博多の豚骨ラーメンは
もっと角が立っていてクセがあった記憶が。
そういう意味では、コクがありながらもマイルド、
かつクリーミーで、ごくごく飲めるスープだ。
固めにゆでられた極細麺と食感コリコリのキクラゲ、
清涼感を取り戻してくれる薬味のネギ、
旨味が絡み合っていいハーモニーを楽しんだ。
ただ・・・もう少しパンチが効いていてもいいかな、
というのも正直なところ。
一方でこちら。
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グランドホテル中島屋横の両替町通り沿い、
実は有名店、矢吹。
魚介豚骨よくばりラーメンの塩。
中細の弾力ある麺に豚骨ベースの濃厚スープ。
「節「粉」の香りが口いっぱいに広がり、
豚骨の味と重なって、深みとなっていく。
チャーシューも柔らかく、噛むたび幸せを実感。
いずれもおいしくいただいた。

実は静岡はもう1軒、行ってみたい店がある。
そちらは私の好み「どストライク」路線。
次回の静岡での仕事はいつかな・・・(^^;)

近くにありながら、路線の異なる2杯。

春から職場が西よりに移ったためか、
このところ行動半径も西寄りになりつつある。
ということで、訪ねるラーメン屋も西寄りに。
まずはこちら。
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二川バイパス沿いの麺屋 陣。
職場の若手が行ったというので行ってみた。
こってり派の彼の口には合わなかったようだが、
それならむしろ私にはどストライクかも、と訪ねてみた。
鶏ガラ塩ラーメンをいただいたのだが、ふむ。
鶏の中にかすかに魚介が香る透き通ったスープ。
そして固さを残しつつ食感と香りが楽しめる細麺。
やわらかなチャーシュー・・・うまい。
ただ、もう少し塩のパンチが効いていてもよかったし、
そういう意味で私の中で「首位」には届かなかったが、
それでも「うまい」中に入ると思う。
もう1軒。
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佐々木屋。
同じく二川バイパス沿いのカーマホームセンター向かい。
つけ麺がメインのお店だが、あえて「ラーメン」を注文。
スープを一口すすって思ったのは、「濃厚!」。
つけ麺屋がラーメンを作るとこうなるのか、というぐらい
魚介の「節」が香る濃厚スープだった。
麺の太さは選べるので、細麺を選択。
食感がよく、細いのにスープがよく絡むし
あぶったチャーシューも柔らかく香ばしかった。
いやいや、豊橋、あなどれない。
黒田屋に政次郎、いずれもしばらく行っていない。
久しぶりに訪ねてみたり、新しい店を開拓したりして
みたい、そんな気分になった。