「このくにの行方」カテゴリーアーカイブ

それは夏の記憶。

あれからもう1ヶ月が経つのか、と思うと、
そして、照りつける日差しの中、汗をぬぐいながら歩いた
あの頃から、季節は確実に変わった、と思うと、
その間、仕事に追われる忙しい毎日を送ってきたとはいえ、
時が過ぎるのは本当に速いと思う。
そしてあの日、2011年3月11日からはもう、1年半。
政府も含め、日本中が戸惑うことしかできなかった
あの日から時は過ぎ、少しずつ落ち着きも取り戻し、
だからこうしよう、これからはこうでないと、
みたいなことが、あちこちで言われるようになってきた。
それを少しは聞きかじり、震災について、防災について、
何となくわかったような気になっていたが、
実は何もわかっていなかった。
その場に身を置かなければ、わからないことがある。
現場に身を置いて考えたい。
そう考え、この夏、宮城を訪ねてきた。
U-20女子ワールドカップの観戦とあわせての旅だったが、
私にとってはこちらがメインの旅だった。
撮影してきた膨大な画像と、いろいろ考えたことなど、
整理をするのに時間がかかり、1ヶ月も経ってしまったが、
観戦記、ならぬ「訪問記」をアップすることにした。

薄っぺらな内容ですが、ぜひ、ご覧ください。

最後となりましたが、東日本大震災で被害に遭われた皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
また、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。

何ともやりきれない。


私自身これまで、少しでも安くアウェーへ、と考えて、
お得なJRきっぷ、夜行バス、フェリーと利用してきて、
第一報を受けた時も大阪遠征中だっただけに、
このニュースは衝撃的だった。
実際、今回の大阪遠征の手段を選ぶにあたり、
高速バス(ツアーではない)は最後まで有力な候補の一つで、
遠征先のキンチョウスタジアムで一緒になった
GDAWRX555さんと安い高速ツアーバスについて話したばかり。
こういうことが起きると、本当にいろいろなことを考える。
コスパのために安全・安心をはじめとするサービスの質を
下げていないのか、見極める目を持てているか、とか、
「規制緩和」や「民間の活力」とか耳障りのいい言葉を並べ
「安かろう、悪かろう」をここまではびこらせた過当競争って
本当に消費者のためになっているだろうか、とか、
それを推進した「政治の責任」ってどうなのかとか、
事を自分に置き換えて、安全・安心を大前提にした適切な
サービスが提供でき、また危機管理ができているだろうかとか、
自分自身もハンドルを握るにあたり、安全を最優先にした
運転ができているだろうか、過信や集中の欠如はないかとか、
亡くなった方たちや、遺族の皆さんの思い、無念さとか、
人の運命とは、とか・・・。
本当に残念で、何ともやりきれない。
亡くなった方たちの御冥福を祈ると共に、他人事ではないわけで
ここから学び、その教訓を肝に銘じていかねばなるまい。

あの3代目、ホントに店を潰すかも。


何か、やってることが
「ぼくだってできるもん!!」っていきがってる「ガキ」が
やってみたらやっぱりできませんでした、ってレベルで
バカバカしいったらありゃしない。
でも、一歩間違って、あれが例えばコントロール不能になって
日本国内に落ちてきたら、と思うとぞっとする。
実際、国の対応も「来たら打てるもん!!」って言ってて
やってみたら、相手が投げたかどうかもわからない、という
こちらもまたお子ちゃまレベル。
情けなさすぎ。
向こうの3代目も世間知らずのお坊ちゃまなら、
こちらもこちらで、何だかな、と思う。

You’ll never walk alone.


今日の午前中は、抜けるような青空が広がる
Beautiful Sundayだった。
そんな中、職場の掲揚塔に半旗を掲げた。
あれからもう1年なのだ。
無念の想いでこの世を去らなければならなかった人に
心から追悼の意を表したい。
そして、この教訓を生かしていくためにも、
地域の防災訓練に参加した。
被災地を支え続けること、この教訓を生かしていくことを
胸に刻んでいきたい。

この道はいつか来た道・・・。

本来なら、U-22代表のことを語るべきなのだろうが
あえてそれは後日に回して、この話題を。

彼が掲げる「都構想」は理解できないわけではないし、
彼が大阪府でやってきたことには評価できるものもある。
ただ、ある一つのシンボライズされた政策だけに特化して
それを争点に敵を作り上げ、それを叩き、
耳障りのいい言葉を並べ立てて有権者にYes or Noを迫る、
そんな手法に、小泉純一郎、そして鳩山・小沢と、
最近だけでも私たちは既に二度もだまされてきたのに・・・。
(歴史をたどれば、かつての欧州でも・・・。)
「独裁」を「頼りがい」、「ごり押し」を「実行力」、
そう勘違いして「カリスマに甘え、すがる」雰囲気が
この国に蔓延してきているとしたら・・・、
危険だ。