結局、後半になったら元の磐田に戻ってました。

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勝つべき試合だった。
しかし結果的にはスコアレスドロー。
「再生」への第一歩にはならなかった。
ただ、これでよかったのかもしれない。
「今こそみんなが一つになって」的なムードの中で、
本来厳しく追及されなければならないものが
うやむやにされそうな雰囲気になりつつあったが
チームの、球団の体質改善は簡単にできるものではなく
それは結果と内容を厳しく求めていく中で
初めて成し遂げられるものであり、
安易に問題をすり替えることで終わってはならないことが
明らかになったのではないかと思う。

こうなってしまった今、指揮官の更迭は簡単ではない。
土台である球団がグラついている時に
現場の指揮官を変えるリスクが大きいことは理解できる。
でも、あんなヘナチョコ采配でゲームをつぶす指揮官が
おとがめなしでいいのだろうか?
このまま結果が出なければ、いくら「今こそ一つに」と言っても
「内部崩壊」の可能性だってあり得ると思うのだが。

失望

家にYFCから封書が届いた。
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開けてみると、中には右近社長からの詫び状が。
ワープロ打ちされた文面であったが、
最後に本人自筆(と思われる)の署名がされていて、
ぱっと見、あまりにリアルなので、単純な私は
「社長がサポ宛に一通一通、自署したのか。」
とある意味感心した。しかし・・・。
よく見ているうちに、
「!!!」
我が家に2通届いていたこの詫び状を重ねてみたら
社長の署名が全くズレることなく見事に一致。
「何だ、カラーコピーか・・・。」
読んでみるとどこかで見た文面。
公式サイトにアップされていたのとほぼ同じ。
ますますガッカリ。

ネットを開く。
背番号8のオフィシャルサイトに
本人の謝罪文がアップされているとの情報。
見てみると本当にある。
球団オフィシャルサイトには何もないのに
これってどういうことだ?
このタイミングであんな誠意も何にも伝わってこないような
文面を公開することが適切かどうかはわからない。
ただし、少なくとも球団オフィシャルにアップしないのなら
個人のオフィシャルサイトにもアップするのは
控えるべきではないか。
彼にとって「磐田」って何なのだ?
私自身も未熟者で人のことを言える立場ではないが
「筋」とか「義理」って何なのかわからなくなってきた・・・。

まずは一歩。しかし・・・。

逆転からの一勝は、
信頼してきた選手に裏切られたサポーターたちの
不安定だった気持ちを安定させるとともに、
地に落ちてしまった「誇り」を取り戻していく
長い長い道のりのまずは第一歩となった。
難しい状況の中で、選手たちは集中してがんばったと思う。
ただ・・・、
頑なに譲らない前田の1トップや
相変わらずの不可解で機能したと言いがたい選手交代など
監督の戦術・采配には不可解な点が多い。
最下位チーム相手だから何とか勝ったものの、
強豪チーム相手ならコテンパンだったのではないか?
社長もこの困難な課題にどれだけ「顧客」に誠意を見せて、
球団の体質改善を図っていくかかが問われているのに、
現地観戦したGDAWRX555さんから聞いた限りでは、
ゲーム後、選手と一緒にゴール裏に来て頭を下げただけとか。
崩壊した「誇り」を一から積み上げ直さなければならないことを
どれだけわかっているのか・・・。
道のりは遠い。

「ジュビロ磐田は、もはや死んだに等しい。」と言ったら厳しすぎるか?

悔しい。本当に悔しい。
その一言に尽きる。
しかし、今となっては本当にどうしようもない。

背番号8にはもちろん失望しているし、
憎悪の念すらある。
しかし、もはや問題は彼一人だけのものではない。
J昇格以来、
いや、その前のヤマハ発動機時代から
こつこつと積み上げてきた「PRIDE OF IWATA」が
今回の件で木っ端みじんになってしまったのだから。
このダメージは背番号8を解雇すれば終わるものではない。
本来、子どもたちに夢を与え
「郷土の誇り」であるべきプロスポーツ選手・チームが、
「郷土の恥」になってしまったわけで、
かつての筑紫哲也の言葉を借りて厳しい言い方をすれば
「ジュビロ磐田は、もはや死んだに等しい」
とも言える状態ではないだろうか。
我々のような「顧客」だけでなく、
すべての株主、スポンサー、
そして地域住民一人一人の心に「信頼」と「誇り」を
再び積み上げていかなければならない。
今まで数十年かけて積み上げてきたものは、
0に戻ったどころかマイナスにまで落ちたところからの
スタートであることを認識して
再び積み上げていかなければならない。
その覚悟がフロント、指揮官、そして残されたチームに
あるものと信じたい。

「危機にある今、フロントもチームも、
 どう動くか、それが大事だぞ。」

侵掠すること火の如く・・・だったか!?

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って言うより指揮官は「変わらざること、石の如し」?
前田が復帰したのに、相も変わらず1トップ。
相手のユルユルさにやりたい放題させていただいたが、
とても指揮官のように自画自賛する気にはなれない。
うちにも山本勘助のような「軍師」がいてくれればなぁ。
(一番恐ろしいのは、指揮官自身が
 自分のことを「軍師」だと思いこんでいることなのだが。)

話は変わるけれど、小瀬、初見参。
東海道線と身延線にゆられて約4時間。
盆地ならではの、遠くに山々が広がる風景。
信玄や勘助も同じ景色を見上げていたのだろうか。
せっかくなので「風林火山」ブームに乗っかって
信玄ゆかりの地をまわったり、
ほうとうを食したりしたかったのに、
「ワイドビューふじかわ」の時間に合わせた結果、
帰りのシャトルバスから電車にダッシュせざるを得ず、
ほとんど街に出る時間はなく、残念。
(もう一本遅らせるという手もあったが、
 次の「ふじかわ」まで2時間待ちでは・・・。)
またの機会に・・・したいけれど、あるかな?

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