最後の失点が余分。

キリンチャレンジカップ2014
日本代表 6-0 ホンジュラス代表 @豊田スタジアム
日本代表 2-1 オーストラリア代表
@ヤンマースタジアム長居

しばらくさえないゲームが続いていた日本代表だが、
大会前最後の親善試合で2連勝できたこと、
何よりも、宿敵オーストラリアに勝って
アジアカップ本大会を迎えられるのは大きいと思う。
特に同じアジア勢であるオーストラリアを相手に、
セットプレーで敵を出し抜きフリーでゴールを決めたり、
サイドを崩した形からトリッキーなシュートを決めたりと、
見ていて痛快で楽しかった。
(普段よく見ているへっぽこクラブのちぐはぐな攻めや
 スカスカの守りに慣れてしまっているから
 そう見えてしまうのだろうか。)
ただ、最後の失点はいただけない。
麻也、しっかりしろ!!!

いつまでもかっこよく歳を重ね続けていくと思っていました。

20141118ken-san

このことでアップしておきながら、
実は、特別にファン、というわけではないのである。
サッカー場には毎週のように足を運んでおきながら、
映画館にはなかなか足が向かない、
そんな私にとって、健さんを見るのは、
テレビで放映される映画劇場か、衛星放送ぐらいだ。
ヤクザ映画というのも好んで観るわけでもないので、
健さんが輝きを増し、その人気を確立していった、
そんな時期のことは、よくわからない。
ただ、小学校の高学年か中学生ぐらいの頃にテレビで見た
「幸福の黄色いハンカチ」については、
幼いながらも、そのまっすぐな生き様に引き込まれ、
目頭を熱くしながらブラウン管を見つめていた、
そんな記憶がある。
役柄だけでなく、人として、男として、
かっこよかった健さん、残念だ。
また一つ、昭和が遠ざかった、そんな気がする。

経営者とは、かくあるべきなのだ。

この方が社長でなければ、磐田がJリーグに昇格して
あんなに短期間で強くなることはなかっただろうし、
あれだけの選手をそろえて、魅力的なサッカーを
展開できるようになることはなかっただろう。
ということは、私がジュビロ磐田というクラブに
「ハマる」こともなかっただろうし、
ホームゲームに足繁く通ったり、
チームを追って1か月の間に2回も九州に足を運んだり
するような生活をすることもなかっただろう。
つまり、この方が社長でなければ、私の日々の生活は、
今とは大きく違うものになっていたはずなのだ。
(だとすれば休日は一体何して過ごしていたのだろう? )
20141113_good-bye_president

ジュビロ磐田というクラブに力を与え、
Jでの躍進を通して、この遠州地方に活気をもたらし、
多くの人々のくらしに「わくわく」の種をまいた
偉大なクラブ経営者、元ジュビロ磐田社長の
荒田忠典さんが亡くなられた。
かなり前、もう10年以上前のことだろうか、
負け試合の後に新横浜駅で帰りの新幹線を待つ間、
側近の方と、新たに補強した外国籍選手について
熱く語っている姿を見かけたことがあったが、
クラブを思う気持ちの熱さ、強さが伝わってきて、
今日はダメだったが、この社長に任せておけば、
またクラブは上向いていくにちがいない、
そう信じさせてくれる社長だった。
どうだ、その後の社長たちは。
荒田さんの貯金を食いつぶしてるだけじゃないか。
荒田さんの半分でいい。
クラブ愛とビジョンをもった経営者が現れてほしい。

荒田さん、本当にありがとうございました。

「2時間かけて、風呂入りに行くんじゃバカだよな・・・。」

かつて前節の対戦相手が「ザスパ草津」と名乗っていた頃、
風呂好き、温泉好きの私、m-takasuとしては
このクラブが「J1に上がる」ようなことがあったら
ぜひアウェーに遠征したいと思ったものだった。
今回、「想定外」の形で、そのクラブと
「同じカテゴリー」になり、マッチングが実現した。
しかし、「遠征がてら温泉」という私の思惑は
現実的には困難だということが分かってきた。
このクラブのホームスタジアムと温泉のある草津町は
実際には、何と50km以上も離れていること、
そして電車とバスを乗り継いで2時間以上かかること、
(ちなみに我が家から前橋までは3時間ちょっとだ。)
などが調べていくうちに明らかになってきたからだ。
(私自身の群馬県の地理についての理解が不足していた。)
とても「ゲーム後、ついでに泊まり」という距離ではない。
ちなみに、草津を地図で探すと、何とそのすぐ近くには
あの万座温泉スキー場が。それぐらい奥なのだ。
ということで、今回は草津宿泊をあきらめて、
今年話題のあの場所へ!!!
20141110tomioka

世界文化遺産、「富岡製糸場」。
あの明治時代の「殖産興業」の象徴のように、
小学校の教科書で取り上げられていた、あの工場だ。
煉瓦造りの建物は非常にレトロな雰囲気なのだが、
古っぽく造られたテーマパークのパビリオンとは異なり、
本当に年月を重ねてきた傷み感が半端ない。
100年前、世界から進んだ技術を取り入れ、
この国を先進国へと押し上げていったまさにその場所だ。
日本の繁栄の礎を築き、未来を開くために頑張った
先人たちに感謝したい、そう思えた場所だった。

背番号4、どういう風の吹き回しだ!?

2014 Jリーグディビジョン2 第40節
磐田 1-1 群馬 @正田醤油スタジアム群馬
20141110vs_gunma

ちょっと前なら、こんな雨が降ると分かっている日に
そして優勝も自動昇格もかかっていない試合に
遠征なんかしなかっただろう。
それでも出かけたくなる、というのは、
今の私の心がどこか「非日常」
(というより、脱・日常? )というものを
求めているのかもしれない、と思う。
ちょっと前なら、往復とも、新幹線を2つ乗り継ぐなんて
そんな贅沢はせず、片道は夜行バスを使うなどしただろう。
それでも今回、往復新幹線を使うのは、
もはや私の中に、そんな「遊び心」とか
時間と身体的苦痛を費やしてもいいような「余裕」が
不足しているのかもしれない、と思う。
何はともあれ、自分の中に「勝つ磐田が見たい」というのが
根底にあるのは変わりがない。
見たこともない街に降り立ち、「非日常」の空気の中で、
そんな勝利の歓喜を感じることができれば、
そりゃ、心も躍るってもの。しかし・・・。
やっぱり、磐田は下位相手でも勝ちきれない、
そんなチームに成り下がり、指揮官が替わっても
そこから抜け出すことは相変わらずできていなかった。
踏ん張りきることができなかった。
最後3試合、まず下位相手にアウェーでもしっかり勝ち、
ホームでプレーオフ圏内を狙う相手に勝ち、
そして最後に今季の出鼻をくじいてくれた相手に
これまた敵地、札幌ドームでしっかり勝ちきって、
その勢いでプレーオフに臨むはずだったのに。
なぜ、「それはダメだって!!!」という場面を作り、
ああやっぱり、ってぐらいにやられちゃうんだろ。
なぜ「ここで取らなきゃ!!!」って場面で
しっかり決めきることができないのだろう。

珍しく、実に珍しく、タイムアップの後、
背番号4が先頭切ってゴール裏に駆けてきたよ!?
自分が点を取ったから、御機嫌がよかったのかな!?
でも、「勝てませんでしたから。」