「世界のサッカー」カテゴリーアーカイブ

鬼軍曹、散る。

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
準々決勝 オランダ代表 2-1 ブラジル代表
@南アフリカ共和国 ポートエリザベス
Nelson Mandela Bay Stadium

報道で言わえるほど、前半のオランダが
ダメダメだったようには見えず、
何とか自分たちのサッカーをやろうとしているように見えた。
後半開始直後に追いついて以降もその姿勢は変わらず、
地道に冷静に得点追加への糸口を探しているように見えた。
一方のブラジルは今ひとつ「横綱らしさ」がなかった。
個人の「巧さ」もなりをひそめ、
追いつかれて以降は熱くなって自滅する場面も見られ、
再び追いつくための「策」をベンチが打ったようにも見えず、
スコアは両チームの実情を適切に表しているように感じた。

西村主審はこの難しいゲームを冷静に裁いていた。
Jの力を世界に示すことができていたと言えると思う。
レフリー日本代表、がんばれ。

さよならルーニー

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
ラウンド16 ドイツ代表 4-1 イングランド代表
@南アフリカ共和国 ブルームフォンテーン
Free State Stadium

「44年前の疑惑」を私は知らなかった。
その時の映像と今回の「ゴールシーン」を見れば、
確かにその「逆再現」だ。
しかし、今回は「確実に入っていた」。
イングランドにとっては気の毒としか言いようがない。
あそこで追いつけたら、その後どんな展開になっていただろうか。
しかし、90分通してドイツを見るに、
この勝負はなるべくしてなったのかな、と思った。
ドイツのスピードの前に、中盤以降の守りはズタズタ。
クローゼ、そしてその後ろの選手を捕まえられない。
攻撃陣もキレがなく、押さえられっぱなし。
これじゃぁね。

とはいえ、あのウルグアイ審判団は許されるものではない。
主審も、副審も。
これは重大な問題で、審判の権威を失墜させるものであったし、
今後のゴールの認定に重大な影響を及ぼす可能性があるだろう。

「アジア代表」として

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
ラウンド16 ウルグアイ代表 2-1 韓国代表
@南アフリカ共和国 ポートエリザベス
Nelson Mandela Bay Stadium

ここまで来ると、さすがに簡単ではない。
ウルグアイはスペースを与えず、
疲れからか動きにキレがない韓国は、
前半、攻めあぐねるしかなかった。
後半、一気に攻勢に出る中でFKのチャンスを
見事にものにして追いついたが、
最後はこれまた相手のセットプレー崩れの
こぼれ球をきれいに決められ、そのままタイムアップ。
ウルグアイの守りの堅さ、カウンターの鋭さが光り、
韓国のよさが一部の時間を除き、消されてしまった試合だった。

残念ながら、これで残るアジア勢は我々だけ。
ぜひとも、行けるところまで行きたいものだ。

グループGをつまらなくしたのはだれだ?

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
1次リーグG組 ブラジル代表 0-0 ポルトガル代表
@南アフリカ共和国 ダーバン Moses Mabhida Stadium

互いに引き分けでよし、守って終わろう、という
ゲームにするつもりはなかったのだろうと思う。
でも、これに勝たないと次に進めない、というゲームなら
ちがう展開になっていただろうな、と思う。
熱くなってたのはドゥンガ監督だけ・・・って感じ?

このグループからはコートジボワールが敗退してしまった。
もしドログバが完全な状況だったら・・・、
北朝鮮がヘタレじゃなくって、7失点もしなければ・・・、
もっとおもしろい最終節になっていたにちがいない。

母国の意地

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
1次リーグC組 イングランド代表 1-0 スロベニア代表
@南アフリカ共和国 ポートエリザベス
Nelson Mandela Bay Stadium

ごめん、途中で寝ちゃった。
あくまでも大事なのは明日未明で、
あくまでも、「世界の試合」だから、そこまでもたなかった。
でも、ゴールシーンは見てたよ。母国の意地だよね。
J.テリーらの体を張ったプレーも、ジェラードの熱い思いも、
録画ではあるが、しかと見届けた。
翌日が日本戦でなければ、がんばって見続けたかも。
おめでと、イングランド。
こうしてみると16強って、そういうチームだけに許された
特権なんだなって改めて思う。
ぼくたちの代表も、「そういうチーム」でありたい。
エコノミーで帰らされる、無様なチームとはちがうんだ。