アシックス里山スタジアム
2025年5月3日~5月4日(1泊2日)
明治安田J2リーグ第13節
ジュビロ磐田 3-3 FC今治
せっかくの連休です。家でDAZNを見ているだけではもったいないのです。ということで今季2度目の遠征をすることにしました。しかも3月の長崎戦に引き続いて片道に飛行機を使うという「大遠征」になりました。
当初は連休最終日に行われる札幌戦を狙って北海道遠征を考えていました。しかしキックオフ時刻が遅いため、新千歳からの中部空港便はもちろんのこと、丘珠からの静岡空港便もかなり際どいことがわかってきて、諦めざるを得ませんでした。そこで、遠征先としてはあまり魅力的ではない(失礼)けれど、四国・今治に足を運んでみることにしました。松山市の道後温泉も楽しみのオプションに加えて、早朝から西を目指して出発です。

今治に向かうには高松から入って予讃線で四国内を移動するのと、福山まで新幹線で行き、しまなみ海道経由でバスで四国へ入るという2つの選択肢がありましたが、しまなみ海道を通ったことがないということで今回は福山経由にしました。のぞみなら名古屋から福山まで2時間かかりません。特別快速で名古屋まで行き、のぞみ1号に乗り換えです。

通過したことはあっても降り立ったことはない駅、街です。不安の中、駅前のバス乗り場を探します。

一度乗り場を確認した時点では2~3人しか並んでなかったのに、トイレに行って帰ってきたら大行列。危うく満席で乗れないピンチになるところでしたが、何とか席を確保、乗車できました。

バスは福山から尾道方面へ向かい、しまなみ海道に入ります。道中で連休の大渋滞にハマりましたが、車窓からの景色は最高でした。瀬戸内の島々をつなぐように走る吊り橋から海を臨みます。最後の来島大橋を越えると、いよいよそこは四国・今治です。

今治駅前。正直、閑散としています。そんな中からバスに乗るのですが、シャトルバスはありません。歩いて行くか、「イオン今治新都市行きの路線バス」(°°;)に乗るしか交通手段はありません。歩いて行くのは・・・お勧めしません。結構あります。それも上り坂です。

スタジアムはイオン今治新都市に隣接しています。しかし・・・およそユニバーサルデザインからかけ離れています。ここから「山登り」が始まります。この階段が上れないお年寄りは、路側帯しかない車道を遠回りしながら上がります。J1を目指すなら改善が必要です。

スタジアムに入りました。令和の時代、もはや専用球技場であることは「マスト」です。そういう意味では専用球技場でピッチが近い、というだけのヤマハスタジアムはそれだけでは「強み」としては通用しません。それは「最低条件」なのです。そこから先、どこまで観客にホスピタリティを提供できるかが「よいスタジアム」として求められています。

こちら「アシ里」の強みはメインスタンドの屋根です。最前列周辺を除いて、ほぼ観客席を覆います。ゴール裏、バックスタンドは今のところは屋根もなく、座席も少ないですが、これは将来の拡張を前提としていてその用地が残されています。実際、この磐田戦の後、FC今治の社長は記者会見でスタンド拡張の方向性を表明したそうです。将来的には屋根のあるバックスタンド、ゴール裏ができるかもしれません。

メインスタンドの後方はご覧のとおり仮設です。経営の身の丈を考えた上で、観客数が安定して増えてきたら正式に増設する、ということのようです。

お昼をいただきました。やはり今治に来たら「焼豚玉子飯」(^^;) 以前豊川市で行われた「B-1グランプリ」の時にいただきましたが、それ以来です。ご飯の上に火を通した焼豚と半熟目玉焼き。そこに甘辛のタレがかかって美味です。半熟目玉焼きを崩すと、とろーっと黄身が焼豚とご飯に広がります。そして今治のもう一つの名物が焼鳥です。人気が高そうな鶏皮を選びました。カリカリに焼かれた鶏皮にこれまた甘辛のタレをたっぷりかけてあります。ビールによく合います。

メインスタンドからバックスタンド後方を臨みます。瀬戸内海、そして港町を臨めます。どこか日本平っぽいな、と思い、少し不安が心をよぎりました。その不安はその後、当たることになってしまいます(-_-)

ホームゴール裏後方には、四国の山並みが臨めます。初めて四国に来た時に強く印象に残った四国山地の険しい山並みです。

さあ、キックオフです。5戦勝ちなし、3連敗中の磐田としては引き分けすら許されない大切な一戦です。

一気に2点を先行します。90分の間にこのようなシーンを3回見ることになります。少し心が楽になりましたが、どこか「このまま終わるとは思えない」という不安はずっとありました。

90分を経過して。どうしてこういう結果になるのでしょうね(-_-) 情けない気持ちでスタジアムを後にします。多くの水色のユニに身を包んだ人たちも、どこかうつむき加減。路線バスで今治駅前に戻った後も、黙ったまま、あちこちへと散っていきました。

今治駅から特急しおかぜに乗って、松山へ。今治観光も考えたのですが、調べてもあまり心に刺さるものがなく、それ以上に「道後」が私を誘うのでした(^^;)

心の底にずっしりと積もる悔しさを和らげてくれたのが、車窓からの瀬戸内の海。思い出すのは学生の頃、友人たちと出かけた四国旅行。私は訳あって途中合流となったため、当時、ほぼ同じ風景を車窓から眺めながら一人で合流地の松山に向かっていました。時間帯もあの時の時刻に近く、いろいろなことを思い出しながらの道中でした。