もう8年も経つのか、と思う。
夜行バスで広島に入り、ビッグアーチを訪ねたのが
2006年の8月30日だった。
ゲーム内容は思い出したくもないので、ふれないが、
広島市街からアストラムラインという新交通システムに
ゆられて行く中で、山の麓の川に沿った谷を進みながら、
ずいぶん市街地から離れた山奥にスタジアムがあるんだな、
などと思ったものだ。
ただ、さすがに都心直結の新交通システムの沿線らしく
(もう一本、JRの可部線も通っていたのだが。)
大都市郊外の住宅地っぽく開発が進んでいて、
浜松も、かつての国鉄佐久間線計画を復活させたら
龍山、佐久間あたりもこんなに栄えたりするのかな、
なんて思ったりもした。
しかし、そのアストラムライン沿線から少しだけ
北に上がっただけのところであんな大災害が起きるとは。
(場所こそ少し離れてるし、被災地からは山向こうだが、
ビッグアーチだって同じ安佐南区だもんなぁ。)
松本遠征で通った直後に長野の南木曽町が土石流で
大変な被害に遭った時も痛々しく感じたのだが、
今回も、本当に大変だ。
自然の力の恐ろしさを痛切に感じた。
津波が怖いから高いところ?
でも高いところだって大雨で土砂災害?
一体どうやって身を守ればいいのか。
地震はともかく、こちらは最近の地球環境の変化や
自然を無視した開発とも大きな関係があるような、
そんな気がする。
ビッグアーチのお膝元が一日も早く復旧・復興し、
心からサッカー観戦を楽しめる、そんな時が
戻ってきますように。