Good-bye little Daddy’s town

(BGMには、浜田省吾のDADDY’S TOWNをどうぞ)

かつて、この町が嫌いな頃があった。
十代の頃は、ちっぽけで閉ざされたこの町が嫌いで、
浜田省吾が出した「DOWN BY THE MAINSTREET」を聞くと
この町のことを歌っているのではないかと共感するぐらいだった。
大学を卒業した時も、地元で就職できたことに安堵しながらも、
心のどこかにこの町に戻ることへの複雑な思いを感じていた。
しかし、この町に背を向けることをやめ、
向かい合い、人とふれ合うことにより、気持ちは変わっていった。
いつの間にか、「誇り」すら感じるようになった。
それだけに、この町が「消滅」してしまうことは残念だ。
とはいえ、決して新市に否定的な考えをもっているわけではない。
相手の市がこの町のよさや今まで積み上げてきたものを大切にし
共に新たな地域づくりを目指しているなら前向きに受け止めたい。
でも、実際はどうなのかな。例えば、市章。
県内の合併では人口差の大きかった藤枝・岡部や焼津・大井川、
富士・富士川、沼津・戸田などを除き、市章を改めている。
「あの某政令市でさえ」(tomyさん、ゴメン)市章を改めた。
なのに、今回の合併に、それはない。
つまりは、こっちに合わせなさいと?
市章一つだけで吸収する側の姿勢を問うってどうよと言われれば
そのとおりだが、市章だけに「象徴的」とは言えないだろうか。
いつか新市のことを胸を張ってMy Hometownと言えるように
私も、私なりにできることはしていきたいと思っている。
だからこそ「お隣さん」にも、「一から新たに」でお願いしたい。

明日からなのに、気が早いっつーの。

「Good-bye little Daddy’s town」への2件のフィードバック

  1. バイクで走るといろいろな風景が間近で感じますね。さてさて、合併の話ですね。
    本当に個人的な意見ですが(偏見の塊かもしれません)合理的に考えて、税収の減額のため合併という選択は止む終えない判断だと思います。吸収なのか合併なのか統合なのか・・為政者が考え、代表である議員さんたちが話し合った結果を受け止めるしかないのが一市民ですよね。某政令市は、合併ということを前面に出していたのですが、その結果ゆがみやきしみが出ているようですよ。なかなか刷りあわせが難しいようです。大が小を吸収するのが運命かもしれません。
     ただ、感情を考えると無視できないのも分かります。この春私の母校(小学校)は名前も校舎もなくなりました。なんだかな~って感じです。現在子どもが通う学校(街)には正直愛着を感じない自分がいます。やはり、生まれ育った街は、他人には分からない愛着があるのでしょうね。長文失礼しました。

  2. tomyさん、コメントありがとう。
    わが町が大変厳しい状態で、合併は致し方ないということは重々承知しています。某軽自動車会社の会長兼社長(すごい権力一極集中だ!?)さんのおっしゃるとおり「合併は痛みを伴う」ということも理解しています。
    ただ、わが町が東ではなく、西を選んだのは、人口比的にもこちらの想いや積み上げてきたものもある程度はくんでもらえるのでは、という点からでした。ならば、痛みはこちらだけが負うのではなく、お互いに分け合うぐらいでどうかと思うのです。政令市のようなメガシティーはともかく「わたしたちの市」ぐらいの規模ならそれはできるのではと思うのですが。
    とはいえ、新市は動き出しました。今日、TSUTAYAの会員カードの期限が来て、店員さんに「住所は変わっていませんか」と聞かれて書き直した時(合併だけでなく家の地番も変わっているので、書き直さなければいけなかった)、今までの「郡」でなく新市の住所を書いた時は、ちょっと複雑な思いでした。(こちらは感情面です・・・ハイ。)

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