もう「谷間」とは呼ばせない。

2012ロンドンオリンピック 男子サッカーアジア最終予選
U-22日本代表 2-0 U-22シリア代表 @国立競技場

私自身、あきらめてはいなかった。
これまでにも最後の最後で勝ち越し、というゲームを
何度か見てきたし、その逆もあった。
ただし、ここ最近は代表も、そして特にJでは
結局そのままズルズルと、というゲームがあまりに多く、
あきらめてはいなかったが、期待してもいなかった。
「あるがままを受け入れる」ことに慣れきっていた。
でも、今日の彼らはちがった。
最後の最後まで勝ち越すつもりで戦い、勝ちきった。
2008年のSBSカップに失望したあのU-19チームとは違う、
選手個々がJや海外、大学で戦い続ける中で
確実に成長しているように感じられた。
いよいよ年明けのアウェー、シリア戦が大事になってきた。
オフの過ごし方が難しくなるだろうが、
谷間を埋め、頂点に向かうためにもがんばってほしい。

「JAPAN BLUE」もご覧ください。

この道はいつか来た道・・・。

本来なら、U-22代表のことを語るべきなのだろうが
あえてそれは後日に回して、この話題を。

彼が掲げる「都構想」は理解できないわけではないし、
彼が大阪府でやってきたことには評価できるものもある。
ただ、ある一つのシンボライズされた政策だけに特化して
それを争点に敵を作り上げ、それを叩き、
耳障りのいい言葉を並べ立てて有権者にYes or Noを迫る、
そんな手法に、小泉純一郎、そして鳩山・小沢と、
最近だけでも私たちは既に二度もだまされてきたのに・・・。
(歴史をたどれば、かつての欧州でも・・・。)
「独裁」を「頼りがい」、「ごり押し」を「実行力」、
そう勘違いして「カリスマに甘え、すがる」雰囲気が
この国に蔓延してきているとしたら・・・、
危険だ。

やっぱり限界

2011 Jリーグディビジョン1 第33節
磐田 1-3 神戸 @ホームズスタジアム神戸

情けないゲームだった。
前線へ運べず、相手のパスを止められず、
攻めも守備も、全く中盤が機能しなかった。
一方の神戸はこちらのパスを見事に読み切り
要所要所で攻撃の芽を摘み取り、
そこから高速、かつ正確なパスであっという間に前線へ。
マークがついてこられないところから見事なシュート。
これでは勝てない。
こんなゲームをやっておいて、
どんな顔してホームへ戻る気なのだろうか。
改めて現指揮官、現選手体制での限界を実感。
こうなると気持ちは早くも来季へ。
指揮官はどうも期待度が「未知数」の内部昇格のようなので
(今からでも経験のある外部の人材を招聘すべきだ。)
あまり期待していないが、どんな補強ができるか、
これだけは注目したい。
そして・・・フィジコ、トレーナー関係も一新を。
この間の山田といい、今日の加賀といい、
どう考えてもアップ方法に問題があるだろ。
ここが変わらないと、来季も怪我人続出で
戦いにならないような気がする。

PS.
いくらなんでも、五輪代表の予選と同日に
ゲームを組まなくてもよいだろ。
せめてJを土曜、予選は日曜にできなかったのか。
もし、Jが昨日開催されていたら、神戸まで行ったのに。
(五輪の中継開始までに家に帰るのは無理だろ。)
ま、結果として行かなくてよかったが。

「金園貯金」

2011 Jリーグディビジョン1 第32節
磐田 2-1 甲府 @ヤマハスタジアム(磐田)

県内あちこちで冠水し、強風の被害が出る豪雨の中、
なぜ俺はあんなショボイチームのゲームを見るために、
車を走らせてるんだろ、と磐田に向かいながら思ったりもした。
でも、今季もホームは残り2試合。
上位進出も降格もない、中途半端な位置とはいえ、
一つでも順位を上げるのを後押ししたいと考え直した。
開始直後から左右のサイドを起点にいい形を作り、
立て続けに金園が2ゴールを奪う。
しかし・・・よかったのはここまでだった。
残留に向けて、必死で向かってくる甲府の気迫が、
上位進出も残留争いも関係ない磐田の緩慢な動きを上回り、
失点を許し、その後も立て続けにピンチを迎えた。
追い風のはずの後半にも、中盤が全く組み立てられず
前線まで押し込むことができない。
序盤に蓄えた「金園貯金」を食いつぶしながら、
辛くも何とか勝利、というゲームだった。
帰りは一緒に観戦したGDAWRX555さんやsaruchichiさんと
浜北の日歩未に寄って、ラーメンで体を温めたりもしたが、
それでもポンチョの隙間からしみ込んだ雨水に体を冷やし、
何かものすごく疲れたような気分だ。

退任上等。

第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会 第3回戦
磐田 0-1 千葉 @ヤマハスタジアム(磐田)

このゲームの後、来シーズンは現指揮官との契約を
更新しないことがYFCから発表された。
当然の判断だと思う。
3日の浦和戦の快勝ぶりは見る影もなく、
バックパスと横パスの繰り返し。
ガツガツ来る千葉に自由を奪われ、
ボールを奪えない、攻められない。
先制されたのは早い時間帯で、残り時間はたっぷりあったが
取り返せる気は全然しなかった。
前夜の北朝鮮戦の録画を見るかのように、
何もできないままそこから30分以上を無駄に過ごし、
何もできないままタイムアップしてしまった。
今シーズン最後のタイトルを、ACLへの扉を、
そしてワクワクしながら夜行バスに揺られる年末年始を、
このゲームに賭けていただけに残念だ。
一方、私が失望したのは、選手と私たちの温度差。
ゲーム後の締まらない表情から考えても
「負けたら終わり」の天皇杯の怖さ、重さを全く
理解していないかのようだ。
代表の北朝鮮戦に続き、似たようなショボイゲームを
2日続けて見せられ、失望させられて・・・。
情けない。