日本には小野がいる。

何はともあれ、勝ててよかった。
決勝点を決めた佐藤寿人も素晴らしいし、
そこに至るプレーに絡んだアレックス、小笠原も
いいボールを送ったと思う。
しかし、後半20分ぐらいから試合の流れを日本に引き寄せたのは
小野伸二の素晴らしいピンポイントのパスの数々であり、
献身的な動きがきっかけであったように思う。
所属のクラブチームではそれぐらいの時間になると動かなくなる
ボランチの相棒も、この試合ではよく動けていた。
周囲の動きも試合の流れも変えてしまう。
素晴らしい選手だ。
この先、中盤には中田や中村が加わっていくことになるが
ぜひ神様にはこの小野を生かすシステムを考えていただきたい。

「夢と感動の空間、ヤマハスタジアムへようこそ」?

 場内放送でそんなこと言ってたけれど・・・、
matamaketa.jpg
「嘘つき!」

こんな状況にもかかわらず、ネスレビジョンには
「王座奪還」の文字。もうやめとけば? 恥ずかしい。

ここまで来ると、代表組がぬけてコンビネーションがと
か言っている時期は過ぎたし、「あと少しで」とかいう
レベルでもない。
どう考えても、監督の選手起用と戦術の問題だし、
「情に流されて」現有戦力を過大評価し、
十分な補強を行わなかった首脳陣とフロントの責任だ。
スタンドのあちこちやマックスバリューで買い物をする客の会話、
道を歩く人々の会話から、「降格」とか「監督解任」とか
「J2」とかいう声が聞こえているのを、山本監督、右近社長、
あなたたちは知っているのか?
危機的状況なのに、わけのわからないことを言って
現状を引き延ばす様子、
まるで○△※の※□と◎#みたいで・・・。

同じく苦しんでいるチームでも千葉の方が見ていてすがすがしいよ・・・。

これでうやむや・・・。

J1開催日。
なのに新潟での磐田の試合についてはBSにもCSにも、
地上波にも、放送予定はなかった。
仕方なく、インターネットの動画配信を購入。
ディスプレイの小さな画面に注目した。
結果、スコアとしては2-0の快勝だが、
決して未来に明るい光を感じることができる試合ではなかった。
成岡や村井の奮闘、西の復調で
前線に若干の活気は戻ったものの
カレンの1トップは今回も機能しているとは言い難かったし、
新潟だから決められなかった、というシーンも何度もあった。
強豪チームだったらこういう結果になったかどうか・・・。
でも、これで「チームは好転している」ということになり、
指揮官の責任問題もうやむやにされてしまうのだろう。
(試合後の会見でのポジティブ発言も冴えることだろう。)
結果・・・磐田の崩壊は引き続き静かに進行、ということか。

とはいえ、勝ったことは素直にうれしい。
本当に「次につながる」ことを期待したい。

世界に胸を張れる喜び

仕事が入っていない祝日。
3月、綱渡りのような多忙な毎日を送ってきただけに
今日は外出することなく、家でのんびり過ごした。
ということで、テレビを観ながらゴロゴロ。
日本の休日に合わせたかのように行われた
WBCの決勝戦を観戦した。
前にも書いたが東京ドームでの初戦、中国戦を生観戦して以来、
このチームには思い入れがある。
理不尽な大会運営と、殿様気分の米国、
過剰反応を示す韓国に対し胸を張るためにも、
ぜひとも世界に日の丸を掲げてほしい、
そう思いながら、試合を見つめた。
緊張からと思われるミスもあったが、チームでそれをカバーし、
高いプロ意識で結果につなげていく、本当にすごい集団だ。
約4時間、本当にドキドキさせてもらったし、感激した。
松坂やイチローたちも言っていたようだが、
このチームがこれで解散、というのは非常に寂しい。
でも、今回参加した選手たちは
ぜひこれからのシーズンにつなげて
それぞれの所属で活躍してほしい。
そして日本のリーグだってMLBに負けていない
素晴らしいリーグだ、と世界に胸を張れるよう、
日々のゲームで見せてほしい。
そしたら、私も、ほかの多くの人も、日々の「プロ野球」への
関心が高まるかも・・・。

次、勝ってこそ

WBCセミファイナル、韓国に6-0で快勝。よかった。
前も書いたが、ふだんは支持球団もなく、
野球に特に関心が高いわけでもない私だが、
東京ドームで初戦の中国戦を生で応援した者としては、
当然思い入れもUP! テレビ観戦にも気持ちが入った。
スコアボードに0が並んでいる間はどうなることかと思ったが
上原の力投と7回の猛攻には手を叩きながら興奮。
ただ、いざとなると底知れぬ力を発揮するあの国のこと。
9回の最後の打者を押さえるまでは気が抜けなかった。
昨日、あんな「不抜け」な磐田の試合を見せられた後だけに
この日本代表の勝利で何とか晴れやかな気持ちになれた。
21日のJ1新潟・磐田戦はどうせ生中継もないことだし、
こちらの決勝で熱くなってみたい。
(生中継・同日録画で放映されないのは磐田と千葉だけみたい。
ま、低迷するチームはこんなもの?
それにしても、新潟テレビ21 は生中継するのに、
どうして同系列のあさひテレビはそれを買おうとしないのだ?)
さて、選手たちもかなり喜んでいるのはわかるが、
今日で終わりではない。次勝ってこそ、だ。がんばってほしい。

それにしても・・・、
> 「すでに2回勝っているので日本に負けたとは思わない。」
> 「6勝1敗だったがルールの間違いで脱落した。」
などという発言をしたイ・スンヨプという男、
「小さい男」だなぁ。
韓国で街頭観戦していた民衆も
そんなことを言ってるみたいだけど、
「事実を受け入れる」ところから「進歩」は始まるんじゃないかな。
もちろん今大会の企画・運営は「笑っちゃうぐらい」おかしいけれど
それは別の機会で改めるとして、結果は受け入れなきゃ。