「私たちの行方」カテゴリーアーカイブ

残念でならない。

以前、同じ職場に勤めた後輩から、一本の電話。
「takasuさん、○○○○さんのこと、聞いてますか?」
「いや、聞いてないんだけれど・・・何?」
かつて一緒に仕事をした女性の後輩の訃報連絡で、
あまりに突然の知らせに、私は絶句するしかなかった。
昨夜は通夜に出向き、手を合わせてきた。
ピュアで、まっすぐで、一生懸命。
おだやかで人当たりがいいのに、実は芯が強い。
これからの私たちの業界を担っていく人材だったのに。
残念だ。本当に残念だ。

遅くなりました・・・。

もうすぐ10月が終わります。
6年も経つと、あなたを失った痛みを思い出す日というよりも
自分はあなたに胸を張れる日々を送っているかを考え、
自分を見つめ直すきっかけの日になっている、
そんな感じがします。
先週の東京出張の関係で、今年は遅れておうかがいする形に
なりましたが、今年もあなたと、奥様と、娘さんと話しながら、
あなたを思い、前を向き、自分のゆるんだ気持ちを締め直す、
そんな機会になりました。本当にありがとうございました。
今年も、あなたの好きだったこの歌を。
“He lives in you.”

それは夏の記憶。

あれからもう1ヶ月が経つのか、と思うと、
そして、照りつける日差しの中、汗をぬぐいながら歩いた
あの頃から、季節は確実に変わった、と思うと、
その間、仕事に追われる忙しい毎日を送ってきたとはいえ、
時が過ぎるのは本当に速いと思う。
そしてあの日、2011年3月11日からはもう、1年半。
政府も含め、日本中が戸惑うことしかできなかった
あの日から時は過ぎ、少しずつ落ち着きも取り戻し、
だからこうしよう、これからはこうでないと、
みたいなことが、あちこちで言われるようになってきた。
それを少しは聞きかじり、震災について、防災について、
何となくわかったような気になっていたが、
実は何もわかっていなかった。
その場に身を置かなければ、わからないことがある。
現場に身を置いて考えたい。
そう考え、この夏、宮城を訪ねてきた。
U-20女子ワールドカップの観戦とあわせての旅だったが、
私にとってはこちらがメインの旅だった。
撮影してきた膨大な画像と、いろいろ考えたことなど、
整理をするのに時間がかかり、1ヶ月も経ってしまったが、
観戦記、ならぬ「訪問記」をアップすることにした。

薄っぺらな内容ですが、ぜひ、ご覧ください。

最後となりましたが、東日本大震災で被害に遭われた皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
また、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。

終わったら、青空が。


健診に行ってきた。
結果は「○」、ホッとした。
先週あたりから調子がすぐれなかったので
気にかけていたが、特に異常はなく安心した。
この検査を不安に思うストレスだったのかな、なんて。
何はともあれ、もうしばらく生きることを許されたようだ。
今夜は男子A代表戦もあるし、
サッカーの銀・ベスト4祝勝会(わが家の!?)もまだだったし、
一杯、いただこうか。

脱・11年半の当たり前、脱・11年半の日常。

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驚いた。
イチローはマリナーズのユニフォームを着ていて
それで打ちまくってて当たり前だとずっと思ってきたから。
でも、昨年来少しずつ見えてきた、自身の微妙な変化は
いろいろなことを彼に考えさせたんだろうな。
所属集団の中での自分の立ち位置を考えたりして・・・。
新たな刺激、とか、自分へのチャレンジ、とか、
言うのは格好いいんだけれど、
ある程度経験を重ねてくると、なかなか簡単には
フットワーク軽くってわけにはいかなくなるんだよね・・・。
(私自身、言ってることがオッサンっぽい・・。)
それでもチャレンジすることを選んだ彼に、
そして最後までファンへの感謝を忘れなかった彼に、
敬意を表し、そしてこれからを期待したい。