「このくにの行方」カテゴリーアーカイブ

「友達を大切に」って?

別に明日の対戦相手が気に食わないので
その胸スポンサーにケチをつけるというわけではないのだが。

浦和さんの胸スポンサーを買収した某携帯電話会社だが、
このごろ、企業としてどうよ? と思わずにはいられない。
キャメロン・ディアスやブラピといった
有名ハリウッドスターをCMに起用したのだが、そのCMの中身が
スーパーや人混みの中で携帯でしゃべりまくるというもの。
携帯電話を売る会社としては、携帯電話のマナー向上を
世の人々に促すのも、実は大切なお仕事のはず。
人混みの中では使用を控えるよう呼びかけるのが本来であり、
携帯電話会社があんなマナーもへったくれもないCMを
テレビで垂れ流して、恥ずかしくないのだろうか。
あれを見てカッコイイと思ったり、
あれを見て、その「S社」に変えたいと思う人が
いるのだとしたら、ちょっと、いや、かなりトホホだ。
ものすごい違和感を感じながら約半月、あのCMを見てきたが
今度それを上回る、恐ろしいCMのオンエアが始まった。
練習を終えたラクロス部の女子高生たちの会話。
「いいよ、私にかけるとお金かかるし。」
「そっか、(S社)じゃないんだ。」
「・・・ごめん。」
「いいよ、キミちゃんが悪いんじゃないんだし。」
ちょっと待てよ。
あのCMを見て、イジメ、仲間ハズレを連想する人は
このご時世、決して少なくはないだろうし、
CMの最後に出る「友達を大切に」ってコピーは一体何?
「友達を大切にする」って、そんなことなのか?
もっともCMは「S社」が制作しているわけではなく、
「S社」が発注した広告会社が制作したのだろうが、
だからといって言い訳になるわけがない。
私としては「0円広告」の時以上に、情けなさを感じた。

こんなこと書いてると、どこかから目をつけられ
痛い目に遭うかもしれないが、
(この記事、突然消失するようならそういうことです。)
やはりおかしいことはおかしいと声を上げていかないと、
と思う。
浦和サポも、胸スポンサーがおかしなことやり出したら、
もっともっと、言ってやるべきじゃないかな?

本当は教育なんてどうでもいいんでしょう?

国会で気になる2つの法案が可決・成立した。
1つは改正教育基本法、もう一つは「防衛省」関連法。
どちらも、私は見直すこと自体に反対ではない。
しかし変えることによって本当にこの国がよくなるのか、
それを十分はっきりさせない中で変えることが
私には理解できないし、残念だ。
あまりに与党が可決・成立を急ぐ様子からは
本当は教育なんてどうでもよく、この国を
「あの人にとっての美しい国」=「堂々と戦争ができる国」に
するためのステップにしたいだけ
なんだろうな、
というのが見え見えで、情けない限りだ。
「敵方」も回りくどい対案しか出せず、
相手を論理でねじ伏せる討論すらできず。
(「防衛省」についてはノせられちゃって・・・。)
「劇場」に踊らされた結果がこの始末。
でも、まだこの国の人々、
「いつか来た道」をたどるのを許すほど
落ちてはいない、と信じたいのだが・・・。

「情けない国へ」

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得意げな顔したこの国のリーダーは
これだけ、いじめ問題だの何だのと
教育問題が世の関心を集める中で
(っていうかマスコミが過剰に扱いすぎ?)
ご自分の外国へのお出かけの都合で
教育基本法の改正案を野党欠席のまま、
単独で衆議院を通過させてしまったらしい。
テレビで与党のオジサンが
「審議を尽くした」と言ってたけれど、
私には、タウンミーティングが「やらせ」だとか、どうとか
そんなことで騒いでいた印象しかなく、
本当にこの改正案で教育がよくなるのか
この案の良し悪しを話し合っていた記憶がない。
野党も野党で、
欠席という方法でしか対応できないのも
戦術としてどうよ、と思うし、
「対案」も読んだけれど回りくどくて何が言いたいのかわからない。
こんな機能していない国会で決められた基本法で
国のゆくえが決まってしまうとしたら
この国、情けなさ過ぎる。

まだ「次」への始まりに過ぎない。

この国のリーダーが変わった。
前の人
destroyer.jpg
は、あの人でなければできなかったことなどを実行したし、
評価できる点もあるといえばある。
しかし私には「どうよ?」と思えることの方が多かった。
世間では、九段下へお参りに行ったこととか、イラクがどうとか、
格差がどうとか言われているが、私個人的には何よりも、
国民を「劇場型」に慣れさせてしまった
ということが、実は大変なことではないかな、と思う。
「よく考えず直感で政治を考える」「よく考えず一票を投じる」
「パフォーマンスと聞こえのよい言葉に、ついついなびく」
といった雰囲気をこの国に作ってしまったこと。
これってものすごく危険なことだと思う。
新しい人
konohitomodouyo.jpg
「美しい国」とか「再チャレンジ」とか
さっそく聞こえのいい言葉を持ち出し始めているし、
前の人と比べると「理屈」で動く人らしいが、
その「理屈」の方向が危険なだけに始末が悪い。
(本人は今日「正しい方向」と言った。それが恐ろしい。)
気がついたらこの国、
とんでもないことになっていたということになりかねない。
(例えばこのようなことをネット上に流すサイトは
 即刻閉鎖するとか。)
周囲をイエスマンばかりで固めた新しいリーダーが
どんなシナリオを描き、チェックしていくのか、
こちらがチェックしていく必要がある。

「堂々と戦争ができる国へ」?


新しくこの国のリーダーになる人(当時は「なりそうな人」)が
この国をどんな国にしようとしているのか知りたくて
先日、「美しい国へ」という本を読んだ。
共感できる部分もあるにはあった。
でも、結局は「お坊っちゃま」だよな、とか、
この前の戦争を反省することをよしとしない人なんだ、と感じた。
また、書いてあることのつじつまが合ってないところが
あるようにも感じたし、
結局「美しい国」ってどんな国なのかよくわからなかった。

帯に「自信と誇りの持てる日本へ」って書いてあったけれど、
あなたに言われなくても私はこの国に誇りをもってるし、
大好きですよ、日本が。
(「自信」はわからないですけれど。って「国に自信を持つ」って?)
好きだからこそ、
この国を『堂々と戦争ができる国』にするのは
イヤですけれど。

ところで、その敵方は一体何をしに
硫黄島にまで行ったのでしょうか。(現実逃避!?)

PS.
別にアファリエイトで小遣い稼ぎをしようとか考えてません。
新総裁様に印税収入をもたらしたいわけでもないです。(^_^;)
他のサイトを見ながら、これってどうやって設置してるのかな、
とか思って試してみただけですので(^_^;)。