「このくにの行方」カテゴリーアーカイブ

ゆく年、平成26年を思う。

今年も残すところ1時間となりました。
いろいろあった今年ですが、今こうして振り返ってみて
私なりにこの1年を漢字一文字で表すと、
「虚」
かな、と思います。
2014newspapers

まず、世相を見ると、STAP細胞問題。
残念ながら、検証実験の結果も「クロ」。
個人的には自分もこれから年老いていく身として、
あんな万能細胞があったら、と期待したいので、
まだ「STAP細胞はあります!」という小保方さんの言葉を
どこかで信じたいところなのですが・・・残念です。
(そもそもどうしてああいうことになってしまったのか。)

そして、突然の解散・総選挙からの第3次安倍内閣。
経済の再生については、もちろん期待したいし、
どこかで信じたいところがあるのですが、どうでしょう?
それより何より安倍さん、あなたが本当にやりたいことは、
別にあるのでしょう?
既に選挙が終わり、だんだん本音を言い始めている様子。
これからは流されることなく、注意深く様子を見て、
それはどうかと声を上げていかなければ成りません。

また、今年の音楽事情。
今日もTSUTAYAに行ったり、ダウンロードをしたりして、
今年のJ-POPプライベートベストCDを作っていたのですが
オリコンの年間チャートってのが、AKBとジャニーズだけで
完全に「虚構化」してるのでは?
レコ大受賞曲も、聴いたことないし・・・。
(私自身人並みにテレビは見てるし、
ZIP-FMとNHK第1ぐらいはラジオも聴くのですが、
さて、この曲は聴いたことない・・・。)
世の音楽流通がダウンロードが主流になっているとは言え、
ではそれならと、ダウンロードチャートを見てみれば、
最新チャートなのに、それがまるで年間チャートのよう。
音楽市場が縮小しているということなのでしょうか?

そして、ジュビロ磐田の動向。
(これは単独でアップすべきなのでしょうがm(_ _)m)
1年でJ1復帰すると社長が言いながら、このていたらく。
情けない限りです。
いろいろ考えられます。
シャムスカ一人に背負わせることもできるのでしょうが、
問題の根幹は、それより根深いように思います。
クラブとして、このあまりに困難な状況を、
現実問題として、どのように認識していたのか、
そのためにどんな方針を考えていたのか、
それは、フロントと最前線の現場で共有されていたのか、
いろいろな疑問が残ります。
名波監督は、クラブにとって大切なレジェンドです。
でも、指揮官としての力量は未知数です。
(私自身、彼をまだ指揮官として信任していません。
それは今季引き継いでからの結果を受けてです。)
解説者として、理想に則って講釈を述べるのと、
指揮官として現場を仕切るのは全く違います。
来季もスタジアムに通います。
結果という形で、私たちに希望を与えてくれることを
期待しています。

最後に自分自身。
自分自身、地に足が着いていない「虚」の状態だった
のではないかと反省しています。
とにかく勉強不足で、体裁を取り繕うのがやっとで
筋が通った形の中で自分の役割を果たすことが
実際にはできていなかったと思います。
健康という面でも、どうだったのだろうかと思います。
同じ職場でちょうど1年前まで共に仕事をして
形式上では部下とはいえ、力のある尊敬する先輩が
先日、現職のまま、旅立っていきました。
これまで、そんな人たちを何人も見てきました。
もうこんなつらい別れは嫌だ、と思いながら、
じゃ、自分はどうかと言われると、
確信をもって大丈夫、と言えない歳になってきました。
春先、背中にできた「できもの」を切除することから始まり
幸いにも悪いものではなく、安心したものの、
ほかにもいろいろ不安を感じながら秋にドックを受診。
これまた幸い、大きな問題はなく、
何とかもう少し生きることを許されたかな、という
感じではありますが、これを何とか続けられたら、
と思っています。

今年も本当にお世話になりました。
心より感謝申し上げます。

2014-2015シーズンの始まりは、ここから。

20141226kisofuku

「その山」は、今日一日、雲に遮られたままで、
最後まで姿を見ることはできなかった。
しかし、その「神の宿る山」でこの秋に起きた出来事は
とても悲しく、切ないもので、
ここからこうしてその山の方向を見つめるたびに、
私たちに何とも言えない複雑な思いを想起させた。
だから今日は、クワッドを降りて滑り始める前に、
「その山」の方を向いて、心静かに手を合わせ、
思いがけず命を絶たれた人たちの冥福を心から祈った。

きそふくしまスキー場にて、
麓に向かって駆け下りながら、いろいろなことを考えた。
これからも御嶽山が日々美しく、穏やかでありますように。
そしてここ木曽町や王滝村の人たちの生活が平穏で、
町に賑わいが戻りますように。

さぁ、4年後までの「シナリオ」のチェックはできたかな?

20141215day_after_general_election

結果は想定の範囲内なので、特に驚くことでもないのだが、
「得意気な顔したこの国のリーダー」である
「お坊ちゃま」が自信満々にテレビで語っていた
「この道しかない」っていうのはやっぱりどうよと思う。
(どこかで行き止まりだったりして・・・(?∀?;))
ところがその一方で、それと対峙するはずの野党第一党は、
党首が経済の専門家であるにもかかわらず
「じゃ、こっちの道はどう?」というような
対案らしいものを示すことはまったくできていなかったし、
「作った敵を叩いて人気をとる市長さんとその仲間たち」も
「身を切る改革」っていうお題目を唱えるほかは
離合集散を繰り返すばかり。
これでは、とても彼らに未来を託すことはできない。
さぁ、これからが大変だ。
4年間、「お坊ちゃま」のやることから目が離せない。

受賞、おめでとうございます。

皆さん、お久しぶりです。
あの日以来、何だかブログをアップする気になれず、
仕事するか、グータラするかして日々過ごしていました。
ところで今日、浜松西高校を訪れる機会がありました。
帰るころには陽も沈み、あたりは真っ暗だったのですが
上を見上げたら・・・。
20141211nobel

まあ、見事に青い色で・・・。
(ちなみにこの左には「祝」と赤字であったのですが。)
でも、後輩の現役高校生にとってはいい刺激になるし、
部活帰りにこれを見上げるたびに、
何とも言えない「誇らしさ」が心に宿るのだろうな、
そう感じました。
見ているうちに、こんな偉業には手が届かないまでも
私も、思いをもって自分の仕事をがんばってみよう、
そんな気になってきました。
受賞、おめでとうございます。

お見舞い申し上げます。

20061216yamada-ryokan

私が長野県北安曇郡小谷村を訪ねたのは2006年のこと。
栂池高原でのお泊まりスキーだった。
シーズンイン直後で滑れるゲレンデは限られていたが、
白馬のビッグゲレンデで思い切り楽しめる、という思いが、
自分をハイテンションにしていた記憶がある。
夜には宿から出て小谷温泉の山田旅館という温泉宿で
非常に上質なお湯の掛け流し温泉を楽しんだ。
この宿は、本館が江戸時代に建てられた木造3階建てで
宿場町の旅籠のような雰囲気をもっていて、
いつかは入浴だけでなく、泊まってみたい、
そう思っていた。
あれから8年、再び訪ねることなく今に至っているが、
そんな先週末、驚くべき災害がこの地を襲った。
長野県北部地震、被害はこの小谷村と白馬村に集中した。
ここ2年ほどは白馬方面には足を伸ばしていないが、
それまでは毎年のように訪れていた場所だ。
果たして被害はいかがなものか、と心配していたが
栂池、白馬五竜、八方、すべてスキー場への被害はなし、
前述した山田旅館も、ネット上の情報では無事とのこと。
まずは安心した。
早く余震等が収まり、雪が降る前に復旧が進むことを
心から祈っている。
今年、長野県は大きな災害で本当に大変だったと思う。
ただ、松本山雅のJ1昇格など、来年に向けて希望もある。
木曽共々、頑張ってほしい。応援している。