「世界のサッカー」カテゴリーアーカイブ

「忙しいのに」と言いながらテレビを見ていた日々が夢のよう

2010FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
決勝 スペイン代表 1-0 オランダ代表
@南アフリカ共和国 ヨハネスブルグ Soccer City Stadium

あんなに入らない試合でも、
入る時には簡単に入ってしまうものなんだな・・・。
オランダは気合いが空回りする中で
カードを重ねて自滅していく一方、
スペインは徐々にその連携を深め、
質の高いサッカーを展開するようになり、
最後の最後に素晴らしいパスの交換から相手を崩し、
ゴール前に飛び出す中で決勝点をゲットした。
スペイン、初優勝。
リーグ戦で培ってきた高い個人技と
連戦の中で高めてきた組織だった攻守の形、
そしてチームとしての一体感。
終盤に向かって見事にチームを仕上げてきたという感じだ。

国民は自国リーグに夢中で代表には無関心なんて
そんな話も聞いたことがあるけれど、全く嘘じゃん。
今まで結果が出なかったから、クールを装ってたけれど、
やっぱり代表は高い期待を背負ってたんだってわかるな。

トロフィーを掲げる姿、いいなぁ。
ぼくたちの代表がここに来るまでには
まだまだ時間がかかりそう。
何はともあれ・・・終わってしまったんだな。
あまりに多忙で更新できなかったけれど、
もうあれから1週間も経とうとしている・・・、
嘘みたいだ。

「上手い」と「強い」はちがうんだな。

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
準決勝 スペイン代表 1-0 ドイツ代表
@南アフリカ共和国 ダーバン Moses Mabhida Stadium

仕事で忙しく、なかなか見られなかったが、
週末になり、やっとこさ見ることができた。
受けて立っちゃったドイツが失敗、って感じかな。
前半は双方とも抑え気味で、見所がない試合だった。
この時点のスペインは今ひとついいところがなく、
パスがつながり、サイドを使ったり、
最終ラインから飛び出したりしていたドイツの方が
得点機を作り出していたように見えたのだが。
それを生かし切れず、勝ちに行こうとしない消極的な姿勢が、
ファイナリストへの道を閉ざしてしまったと言えようか。
後半になり勢いづいたスペインが積極性でドイツを上回り始め、
ついにはCKからほぼノーマークでヘディングゴール。
ドイツはシュバインシュタイガー一人が気を吐いていたが
スペインの勢いを止めることはできず、
微妙なレフリングにも見放され、そのままタイムアップとなった。
解説の人も言ってたが、ドイツは「若さ」も影響しただろうか。

1日遅れで見る「長いロスタイム」

2010FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
準決勝 オランダ代表 3-2 ウルグアイ代表
@南アフリカ共和国 ケープタウン Green Point Stadium

ものすごいゲームになってしまった。
当初は何とかウルグアイ守備陣を崩そうというオランダに対して、
ウルグアイはとにかく守りきりながら勝機を探すという展開だった。
そんな中で、オランダは遠目からミドルシュートで得点を重ね、
1点返されても更にウルグアイ守備陣を崩して突き放し、
3-1で順当に試合を終えるかに見えた。
しかし、最後に表示されたロスタイム3分は
オランダにとって、とてもとても長いものとなってしまった。
ロスタイムに入って早々にゴールを決められ、1点差。
さらにウルグアイのパワープレーから何度もあわやという場面が。
そのあきらめない姿勢には胸を打たれるものがあったが
残念ながら力及ばず、ウルグアイは散っていった。
これで南米勢は消滅、それはそれでさびしい。
しかしここにたどり着いたオランダはぜひファイナルで
オランダらしいFOOTBALLを表現してほしい。

でも、オランダ、ドイツの方が迫力あったな。

2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
準々決勝 スペイン代表 1-0 パラグアイ代表
@南アフリカ共和国 ヨハネスブルグ Ellis Park Stadium

ううん・・・その前に見たドイツ・アルゼンチン戦が
あまりにもスピーディーで、技も高かったので、
初めは何か「のんべんだらりん」としたものを
見せられたようで、録画で見たにもかかわらず
危うく眠くなるところだった。
とはいえ、ぼくたちの代表を破って進出したパラグアイ、
できれば行けるところまで行ってほしい、というのが
思うところ。しかしその思いは通じなかった。
レフリーがバランスを取ったかな、とも思える
PK外しの応酬があってから、やっと試合が活気づいてきたか。
そんな中で生まれたワンチャンスを、
ポストに嫌われまくりながらもものにした
スペインがベスト4へ進む形となった。
決してスペインの出来がよさそうには見えなかっただけに、
もしぼくたちの代表にもう少し運があったら、と
残念に思わずにはいられない。
何はともあれ、パラグアイ、残念。
スペイン、次は立て直してくるだろうか。

さらばメッシ、さらば「踊るマラドーナ」

2010FIFAワールドカップ 南アフリカ大会
準々決勝 ドイツ代表 4-0 アルゼンチン代表
@南アフリカ共和国 ケープタウン Green Point Stadium

この結果には驚き。
確かに今大会波に乗っているアルゼンチンが、
波なんて関係なく、若いのに地味でこつこつ型のドイツと
どういう試合をするのか、という興味はあった。
しかし、こんなに大差になってしまうとは、
アルゼンチンも決してチャンスがないわけではなかったが、
選手の個人技から来るもので、散発的だったように見えた。
一方のドイツは改めて丁寧に作られたチームだと実感した。
イングランド戦の勝利はまぐれではない、と確信。
準決勝が楽しみだ。

それにしても・・・、
ここまで来ると、スピードも、繰り出される技のレベルも
一次リーグとは確実にちがうなぁ。
手を抜いていた、というよりは、高い個人技を背景にしながら
ここに来てチームが出来上がってきた、という感じだろうか。