「FORZA NIPPON」カテゴリーアーカイブ

単純だけど一枚上手

2008北京オリンピック 女子サッカー一次リーグ
グループG 日本女子代表 0-1 アメリカ女子代表
@中国 奏皇島五輪スタジアム

フィジカルとスピードの力業に技で対抗しようとしたが、
五輪本番から来る固さからか
パスやトラップ、そして何より枠に行かないシュートなど
プレーの精度の低さと、ボールへの詰めの遅さがあまりに痛く、
こういう結果になってしまったというところか。
前節に比べると、確実に相手の方が一枚上で、
自分たちの時間帯を作ることはままならなかったという感じだ。
かなり厳しくなったが、可能性がある限り戦わねばならない。
次節こそ心晴れる勝利を期待したい。

でも、本当は違うイメージだったはず。

2008北京オリンピック 女子サッカー一次リーグ
グループG 日本女子代表 2-2 ニュージーランド女子代表
@中国 奏皇島五輪スタジアム

澤穂希という選手を初めて知ったのは、今から10年前。
初めて女子サッカーの試合を見た帰りの新幹線の中で
私の友人であるSHOCHANが彼女について熱く語るのを
聞かされたのがきっかけだ。
そんな彼女の執念の同点弾で、絶望的だった試合を
何とかドローに持ち込んだ。
勝ち点0と1では大違いだし、
相手に勝ち点3を与えなかったこともよかったと言える。
しかし・・・、
本当はこんなはずではなかったと思っているはずだ。
思いどおりにならない時、どれだけ踏ん張れるか、
そしてペースをつかみかけたらどうやって自分のものにするか
まだまだ甘かったというところか。
確かにレフリーもいただけなかったが、そのせいばかりではない。
実際、目を背けたくなるようなミスが連発。
1点めの失点シーンなど、ひどすぎる。
これでは決勝トーナメントに食い込むなんてことはできない。
大変厳しくなったがこれを糧にして、
ぜひ残り強豪2チームとよい戦いをしてほしい。

そして今から始まろうとしている男子。
日本らしさを見せてくれることを期待する。

世界に胸を張れる喜び

仕事が入っていない祝日。
3月、綱渡りのような多忙な毎日を送ってきただけに
今日は外出することなく、家でのんびり過ごした。
ということで、テレビを観ながらゴロゴロ。
日本の休日に合わせたかのように行われた
WBCの決勝戦を観戦した。
前にも書いたが東京ドームでの初戦、中国戦を生観戦して以来、
このチームには思い入れがある。
理不尽な大会運営と、殿様気分の米国、
過剰反応を示す韓国に対し胸を張るためにも、
ぜひとも世界に日の丸を掲げてほしい、
そう思いながら、試合を見つめた。
緊張からと思われるミスもあったが、チームでそれをカバーし、
高いプロ意識で結果につなげていく、本当にすごい集団だ。
約4時間、本当にドキドキさせてもらったし、感激した。
松坂やイチローたちも言っていたようだが、
このチームがこれで解散、というのは非常に寂しい。
でも、今回参加した選手たちは
ぜひこれからのシーズンにつなげて
それぞれの所属で活躍してほしい。
そして日本のリーグだってMLBに負けていない
素晴らしいリーグだ、と世界に胸を張れるよう、
日々のゲームで見せてほしい。
そしたら、私も、ほかの多くの人も、日々の「プロ野球」への
関心が高まるかも・・・。

次、勝ってこそ

WBCセミファイナル、韓国に6-0で快勝。よかった。
前も書いたが、ふだんは支持球団もなく、
野球に特に関心が高いわけでもない私だが、
東京ドームで初戦の中国戦を生で応援した者としては、
当然思い入れもUP! テレビ観戦にも気持ちが入った。
スコアボードに0が並んでいる間はどうなることかと思ったが
上原の力投と7回の猛攻には手を叩きながら興奮。
ただ、いざとなると底知れぬ力を発揮するあの国のこと。
9回の最後の打者を押さえるまでは気が抜けなかった。
昨日、あんな「不抜け」な磐田の試合を見せられた後だけに
この日本代表の勝利で何とか晴れやかな気持ちになれた。
21日のJ1新潟・磐田戦はどうせ生中継もないことだし、
こちらの決勝で熱くなってみたい。
(生中継・同日録画で放映されないのは磐田と千葉だけみたい。
ま、低迷するチームはこんなもの?
それにしても、新潟テレビ21 は生中継するのに、
どうして同系列のあさひテレビはそれを買おうとしないのだ?)
さて、選手たちもかなり喜んでいるのはわかるが、
今日で終わりではない。次勝ってこそ、だ。がんばってほしい。

それにしても・・・、
> 「すでに2回勝っているので日本に負けたとは思わない。」
> 「6勝1敗だったがルールの間違いで脱落した。」
などという発言をしたイ・スンヨプという男、
「小さい男」だなぁ。
韓国で街頭観戦していた民衆も
そんなことを言ってるみたいだけど、
「事実を受け入れる」ところから「進歩」は始まるんじゃないかな。
もちろん今大会の企画・運営は「笑っちゃうぐらい」おかしいけれど
それは別の機会で改めるとして、結果は受け入れなきゃ。

生イチロー、生ミキティ、そして生しーちゃん

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昨日金曜日、「なぜか」東京にいた。
日中、用事を済ませ、夜のお楽しみのために移動。
でも行き先は四季劇場でもなければ、新橋ガード下でもなく、
大江戸温泉物語でもなければ、麻布十番温泉でもない。
りんかい線から新宿・四谷と経由して水道橋へ。
行き先は東京ドーム。WBCアジアラウンドの初戦、
日本代表対中国代表の野球を当日券で観戦することにした。
野球はそんなに関心が深いわけではない。
ひいきの球団もなく過去に1度しか生観戦したことがない。
でもアイスホッケーの時と同じく「ちがう文化」に触れるのもいいし
優れたアスリート「イチロー」を
生で観られる数少ない機会でもある。
ということで、「サッカーとの違和感」を楽しみながら観戦した。
上原がテンポよく投げたためか
前に感じた「間の長さ」は今回は気にならず、
また「鳴り物」がないためかちょっと「メジャーっぽさ」も楽しめた。
お目当てイチローは今ひとつの出来だったが、
その分西岡をはじめとする「国内組」ががんばって、
連打で大攻勢。見事に8回コールド。
日本代表のナインも、松中の試合後のコメントからもわかるとおり
「日の丸を背負う」ことの意味をかみしめながら戦えているようで
心強い。
コンディション的には厳しいかもしれないが、
ぜひいい形で次に駒を進めて、世界に日の丸を掲げてほしい。
ariake.jpg
翌日土曜日、「そのまま」東京にいた。
午前中に用事を済ませ、午後のお楽しみのために移動。
行き先は用事を済ませたところから目と鼻の先、
江東区の有明コロシアム。
ここで行われた「シアター・オン・アイス」という
アイスショーを観にいった。
これまた「ちがう文化」に触れるのもいいし、
なによりつい先日、トリノから感動を与えてくれた彼女らを
「迎えたい」ということで、前売りでチケットを買ってしまった。
スケートを観るのは初めて。
若い女性や小じゃれた「オバサン」が多く
会場の雰囲気に慣れるのにしばらく時間がかかったが、
始まってしまえば気にすることなく楽しめた。
「にわか」の私でも、あぁ、この人知ってる、という人が続々。
もちろん「競技」ではないので「チャレンジ」する部分は少ないが、
男子金メダリストのプルシェンコの滑りや
ジャンプには迫力を感じたし、
生「ミキティ」は大技こそなかったが、
美しさとかわいらしさの両面が随所に観られて、
これから4年間、いい時間を過ごしてほしいと思えた。
そして何と言っても荒川静香。まさに「凱旋」となる舞台で、
あの五輪でも着た青い衣装で「貫禄」の滑りを魅せた。
動き一つ一つがしなやかであり、強さがあり、大きさがあり。
ビールマンスピン、ドーナツスピン、Y字スパイラル、
そして今や彼女の代名詞ともなったイナバウアー、圧倒された。
間違いなく、他とちがうオーラがあったように思った。
また機会があれば、ぜひ足を運んでみたい。