「私のすきな音楽」カテゴリーアーカイブ

“You Give Good Love”


大平サブローの時も驚いた。
リアルタイムにテレビで見ていた、当時の「若手」が
突然逝ってしまった、そんな虚しさを感じた。
しかし、今回はちょっと・・・。
FENから雑音混じりに聞こえるアメリカントップ40や
週末にテレビ放送されていたベストヒットUSAやMTVを
追っかけながら、自分の好きな音を探していたころ、
よく流れていたのが、
“Saving All My Love For You”だった。
当時の自分は、ヒューイ・ルイスやブライアン・アダムス、
ブルース・スプリングスティーンなど、
しゃがれた声のロックにはまっていたので、
結局、彼女のアルバムを買うことはなかったが、
澄んだのびやかなその歌声に、心ひかれたものだ。
古き良き思い出の日々のBGMでもあった彼女だが、
こんなにも突然に逝ってしまうとは、ショックだ。
思い出が一つ去っていく、と同時に、
何か少しずつ「自分」にもその順番が近づいている、
そんなことを今回は感じたりもした。
とにかく、残念だ。

それは「キラキラ」で「キュンキュン」


このCDを手に取り、初めて聞いたときには、
シングル曲の寄せ集めで、アルバムとしての統一感に欠け、
テーマというか、コンセプトというかがはっきりしない、
という第一印象を受けた。
しかし、数週間聞き続けてきた今、その印象は変わった。
決してシングルの寄せ集めではない。
「キラキラ」で「キュンキュン」な詞とサウンドが
聞く人を「おしゃれ」「カワイイ」「せつない」気分に満ちた
Perfume Worldにいざない、つつんでくれるようだ。
AKBにもK-POPにもない、彼女たちだけの世界、
それがこのアルバムの中にあると感じた。

「連休中は毎日更新」も一区切り?

連休が終わってしまった。
今年はカレンダーのならびが悪く、飛び石ではあったが、
4月以降張りつめてきた気持ちをゆるめることができた。
そんな連休中のBGMはこれらだった。

aikoを聞き始めてもう10年以上が経った。
その詞の世界、そして彼女の表現力に引き込まれてきた。
ベストはつくらないと言ってきた彼女が選曲したこのベスト、
シングル曲に偏らず、彼女の想いが詰めこまれたアルバムだ。
「まとめⅡ」もあって「赤盤・青盤」なんて、
まるでビートルズみたいだが、Ⅰの方には私のお気に入りの
「気付かれないように」が収録されているので「赤盤」を掲載。
本当にせつない気持ちが心にしみる曲だ。
ほかにも珠玉の名曲が数々。
聴きながらせつなさ、いろいろな想いがわき上がってくる。
いいアルバムに仕上がった。
ただ、願わくは近日中にまた心をざわざわさせてくれるような
すてきなオリジナルアルバムを期待したい。

「近いうちにまた、僕たちはこの街で演奏したいと思います。」


午後から名古屋・栄の愛知県芸術劇場へ。
佐野元春の30周年記念アニバーサリーライブ、第3弾だ。
今回はホールツアーらしく、サックスとトランペットも入れた
少し大がかりな編成。その分、迫力がありダイナミックだった。
曲も30周年を意識し、そのほとんどが旧作から。
その中には最近は演奏されなかった曲や、ライブで聴くのは
初めて? と思える「トゥナイト」も含まれ、嬉しかった。
しかも、かつてライブでやっていた当時のアレンジで演奏して
またまた今回も「タイムスリップ」気分を味わうことができた。
(フルバージョンの「ロックンロールナイト」、しびれた! )
今回改めて感じたのは、これらの曲に初めて出会った頃には
あまり気にかけていなかった「歌詞の深さ」だ。
歳を重ね、経験を重ねることによって見える、感じるように
なってきたことが多くあるんだな、ということを改めて感じた。

それにしても・・・、
これらの曲に出会ったあの頃は、余計なことは何も考えずに、
無心で曲と向かい合って、心に刻めていたのに・・・、
今は音楽を聴きながらも明日以降のいろんなことが頭をよぎり
そんな余裕もなくなってしまった。
いつの間に、こんなゆとりがなく、
キツキツの毎日になっちゃったんだろう。

一応曲目。

脱CDの流れは止まらない

毎年恒例のヒット曲を集めたCDを今年も作成した。
例年ここに書き込んでいるオリコン年間ランキングの空洞化は
今年、ついに行き着くところまで行き着いてしまった感じで
ベスト10が嵐とAKB48のみっていうのは一体・・・?
もはや「音楽流行事情を表す指標」としての価値を
失ったといってもよいだろう。
昨年からネット配信のダウンロードチャートも参考にしているが
配信サイトによって売れている曲はバラバラ。
もはや「ヒット曲」が生まれるような世相ではなさそうだ。
そして昨年まではほとんどの曲をCDレンタルで入手していたが、
今年はほとんどをネットからのダウンロードで入手することに。
(ジャニーズ系とアミューズ系は配信なしのためレンタルで。)
ここも時代の変わり目、ということだろう。
今年はここにお世話になった。

SONY系の配信サイトでSONY系のアーティストも落とせるから。
でも、シングルはともかく、アルバムはCDで買いたいなぁ。