「磐田」カテゴリーアーカイブ

とりあえず、「堅守」ではないな。

2012 Jリーグディビジョン1 第5節
磐田 2-2 仙台 @ユアテックスタジアム仙台

ゲーム途中から嫌な予感はしていた。
過去に何度も若いチームが優勝を目前に、
そのプレッシャーにつぶれていくのを何度も見てきた。
今季はまだ始まったばかりで、まだ5節。
優勝を争う場面ではないのだが、やはり首位攻防となれば
相応の重圧がかかることは確かだ。
前回の優勝からまもなく10年、
天皇杯の優勝も含め、その経験者は前田などごく少数だ。
平常心でやれるのか、というのを危惧していた。
「逃げ切る」ことの大切さと難しさが、わかっていなかった。
彼らにもう少し経験があれば・・・。
そういう意味では本当に残念だ。
ここでこぼした勝ち点2は、
後でとてつもなく大きなものになるかもしれない。
となれば、せめてこの「同点」を
大きな教訓とせねばなるまい。

那須、見たか? これが2012の磐田だ。

2012 Jリーグディビジョン1 第4節
磐田 1-0 柏 @ヤマハスタジアム(磐田)

1分け後の3連勝で、負けなしの2位。
これは「バブル」なのか、「三日天下」なのか?
確かに攻撃は見事だ。
つなぐ意識が本当に高い。
前線が臨機応変に動きながらポジションチェンジをする中で
細かいパスをつないだり、相手の裏を取る動きが見られる。
これは昨季までは見られなかったことだ。
相手もこれに翻弄されてしまい、なかなかボールが奪えない。
しかし・・・後半になってくると、疲れなのか集中切れか、
押し込まれる場面が急増する。
今日も八田のファインセーブや、だれかの体を張ったブロックで
何とか押し込まれずに済んだという感じだった。
うむ、どっちなんだ? よいのか、よくないのか。
結果は出続けていることから考えても、
スタートダッシュは成功だし、質も上がっていることは確か。
危うさを含みつつも、連携も少しずつ成熟しつつある。
これからも1ゲームずつ勝利を積み重ねていくことを
期待し、見守りたい。

今の磐田の絶好調が、サクラの花びらのように、
一時的で、すぐに散ってしまうことのないように・・・。

「堅守」?

2012 Jリーグディビジョン1 第3節
磐田 2-1 G大阪 @万博記念競技場

能活が長期離脱したとのこと。
この情報、スカパー!の中継を見るまで知らなかった。
変わってゴールを守るのは八田。
ナビスコでも見られた彼の不安定さは
1点をめぐる争いになった時に、
勝敗を決定づける要因になりかねないだけに
気がかりだったが、何とか助かった。
結果としては、3連勝で3位。
数字だけで見れば、順風満帆な滑り出しだが、
実態はどうだろう。
スカパー!の中継では「堅守」とやたら言われていたが、
本当にそうなのだろうか。
カウンターで簡単に裏を取られるところ、
ボランチ、特に小林の軽い守備が目立つところ。
逆に攻めで裏に抜け出す動きがないところ、
とりわけ前田を生かすような攻撃の形が
十分できていないところが、課題としては変わっていない。
練習の中でチームの「熟成」を進めていく必要がある。

課題? それとも収穫?

2012 Jリーグヤマザキナビスコカップ
予選リーググループA 第1節
磐田 2-1 セレッソ大阪 @ヤマハスタジアム(磐田)

ホントに忙しかったんだけれど、春分の日は磐田へ。
ナビスコはおまけ、ぐらいのスタンスの私だが、
やはり、このチーム、どんなチームなのか、
森下新監督はどんなサッカーを目指しているのか、
それを探りたくて、無理して職場から磐田へ車を走らせた。
スタジアムに着いて、スタメンに「!!」
メンバーの半分近くを入れ替えて1.5軍の編成で、
新加入選手のお披露目会&お試しラボ、といった雰囲気だった。
そんな「?」チーム相手に、清武をはじめとするセレッソが
ガツガツと襲いかかり、ボールを持たせてもらえない。
そして先週末と同様の失点。
これは勝つなんてとてもとても、追いつければ御の字という
展開になってしまった。
しかし・・・、
後半、山田が入るとチームが活性化。
流れを引き戻し、同点、そしてついに前田のゴールで逆転!!
1.5軍で何と逆転勝利となった。
これを収穫と見るのか、
それともやはりあの前半を課題と見るのか。
確かにサブの選手は実戦経験を積み、自信もついたが、
でもやはり、前半のちぐはぐさは課題と言えるだろう。

はじまりはいつも雨。

2012 Jリーグディビジョン1 第2節
磐田 2-1 鳥栖 @ヤマハスタジアム(磐田)

ホーム開幕なら、もっとウキウキした気持ちで
早くスタジアム入りし、雰囲気を楽しみながら待つべきなのに
朝から降り続くしとしととした雨と積み残した仕事に
なかなか足がスタジアムに向かなかった。
そして、その何かどんよりした気持ちは
ゲームを見ても、勝ち点3を取れても晴れることはなかった。
前半は、前線でかなり見応えのあるプレーが続いた。
8番、新加入のペクや山田、菅沼が小刻みにパスをつなぎ、
何度もチャンスを創り出した。
しかし・・・点が取れない。
そしてミスからカウンターを食らい、情けなく失点。
本当にガッカリだ。
そんな中、山田のこのままではいけない、という気持ちで
奪いに行ったゴールと、駒野の見事なまでのFK。
何とか勝てた。
でも、突き放せなかった。
不用意なミスからのカウンターはその後も続き、
勝ち点3は何度も危機にさらされた。
危険予知、そして危機管理がなってない。
鳥栖だから勝てたが、上位陣相手だったらこうはいかない。
攻撃は魅力を増しつつあるが、
守備をきちんと構築せねばなるまい。