昨日の駿府城公園。
「カナちゃんだ。」
「カナちゃーん!!」
私の横と前で小学校に入るか入らないかぐらいの
女の子が叫ぶ。
その先にいたのは、西野カナでも倉科カナでもなく、
「パフォーマーカナ」。
世界トップレベルのフープダンスで観客を魅了する
パフォーミングアーティストだ。
一般論として、彼女は「メジャー」かと言われれば、
残念ながら現実、そうは言えない。
何の説明もなくゴールデンのテレビに出演して、
「カナちゃんだ。」
と言える人はそう多くはないだろう。
それがここ、大道芸の会場ではちがっていた。
彼女自身10回以上出場してきたと言っていたが、
それだけ回を重ねるうちに、人々の間にしっかりと
人気やその芸術性の理解が根付いてきているようだ。
また、加納真実の後に登場した彼、望月ゆうさく。
葵区出身の彼は、子どものころこの大道芸W杯を見て
大道芸のおもしろさに目覚めてディアボロを始め、
世界的なアーティストへと成長し、里帰りした。
こうしてみても、この大道芸W杯は24回を重ねて
一過性の打ち上げ花火的イベントではなく、
この街に文化として根付いてきたと考えていいと思う。
今年は土曜、そして昨日火曜の文化の日と2日参加した。
例年楽しみにしているダメじゃん小出や矢部亮も
しっかり楽しませてもらったし、
アイムモラレスやジョーダン・マックナイトなど
W杯部門出場のアーティストも堪能した。
今年もワクワクと元気をもらったし、
毎年この時期になるとここに来るということを通じ、
今年も自分が元気で、健康であることの幸せを
感じることができた。
楽しかった!! 来年もこうありたい。