「丸亀でうどん」よりも「地元の宝」が大事だから。

今日正午、私の家の隣にある文化財の復元事業の一つ、
「大御門」復元工事が完成し、開門イベントが行われた。
江戸時代に作られたまま国内に唯一現存する史跡であり、
これまでも地域の宝として大切にされてきたが、
当時あった門などは明治維新以降に撤去されていて、
東海道時代の面影が薄れていたため、復元したのだ。
史跡敷地内でなく国道の歩道上にこの門を復元したため
普通に歩道を歩くことでこの門をくぐることができ、
地域住民には生活に密着した文化財復元となった。
今日は私の尊敬する地域の長老と言える方のかけ声と共に
太鼓が打ち鳴らされ、ゆっくりと扉が開け放たれた。
20150322ogomon_opening_ceremony1

京都などの大寺院の山門と比べればこぢんまりした門だが
街道を歩いてきた旅人の前に立ちふさがり、
先に進めるかどうかを認める施設の門としては
当時は十分な威厳をもっていたのだろうと思う。
実際、この門ができて周囲の雰囲気は確実に変わった。
これまでに進めてきた周辺道路の電線地中化や、
地域住民の協力による街並み整備と重なって
結構いい雰囲気になってきた。
門前に住まいを構える者として、これらは誇りだし、
家の外観をこの門に合わせてよかったと改めて思った。
これをきっかけに、この地域がさらによくなっていくと
いいと思う。
20150322ogomon_opening_ceremony2

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