直線4km、人の姿をほとんど見ない町で。

一夜明け、気持ちを切り替えて次の目的地を目指した。
ここまで来たのであれば「あそこ」へ足を運ばなければ。
そう思って、各駅停車で北へ向かった。


JR双葉駅で下車し、人の姿をほとんど見ない町を
シャトルバスで走り抜けてこの建物を訪ねた。


東日本大震災・原子力災害伝承館。
原発のこれからを不勉強なまま「べき論」で語り出すと
「分断」が始まり人間関係を損ねるのでまずはさておくが、
ある日突然ふるさとから何年も離れざるを得なくなって、
その中には未だ戻ることがかなわない人がいるという現実、
それにより生活や人生を狂わされた人がいるという現実、
地元での生業を捨てざるを得なかった人がいたという現実、
慣れない生活で体調を崩し命を失った人がいたという現実、
あれから間もなく15年という月日が経とうというのに、
これらのことが未だ「現在進行形」であるという現実。


(実際、シェアサイクルで町内を走ってみても
 町で人の姿を見かけることがほとんどなかった。)
そんな現実を受けとめて被災した人たちに思いを寄せ、
省みたその上で私たちがこれから進む道を考えることは
分断されているどちらの立場でも必要なことだと思う。


隣の産業交流センターから見えた「1F」の煙突。
至近距離だ。
(いずれ解体されると見えなくなるのだろうが。)
いろいろ考えさせられた一日だった。

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