雷も鳴るようなあいにくの天気ではあったが、
今日行っておかないと明日は磐田の負けられない一戦だし、
昨年は行けなかったので、ぜひ今年は行きたい、とばかり
静岡ラーメンフェスタ2016に足を運んだ。
例年ならその辺のベンチに座っていただくのだが、
今回はそうも行かず、近くの商店の軒先で「立ち食い」。
ただ、雨の中なので行列は短く、長いところでも3分程度で
ラーメンにありつくことができ、3軒いただいた。
1軒目はこちら
東京・高田馬場に店を構える麺屋 宗(そう)の
「金色香味塩ラーメン」。
その名のとおり、黄金色に透き通ったスープが絶品。
鶏と節の風味が絶妙なバランスで舌に絡んで来る。
塩味もやさしく、このあっさり味に合う細麺は
私の好みのど真ん中ストライク。
近くにあったら通いたい、そんな味だった。
2軒目はこちら、地元清水区、麺や 厨(くりや)の
「超濃厚名古屋コーチンうっ鶏(とり)そば」。
路線的には前述の「宗」の方が私の好みなのだが
評価としてはこちらが本日の「一番」!!!
鶏白湯のスープが濃厚で深いのだが、しつこくない。
スッと吸収されて、すぐ次の一口に切り替わる。
麺は独特の風味があるが、これがおいしい。
トッピングは葱と紫玉葱、そしてチャーシュー。
スープの熱に徐々にしんなりなっていく青葱に対して
紫玉葱はいつまでもシャキシャキ感が残って
いいバランス。
チャーシューも素材が異なる2枚がおいしかった。
清水の桜橋の駅から国道1号大曲の交差点に向かって
北上したところにあるみたいだけれど、行くことあるかな?
3軒目は中華そば しながわの「稲庭中華そば」
何でも東京・要町の店はビブグルマン掲載だとか。
一昨年、仕事で秋田に行った時に稲庭うどんは食したが
中華そばとは如何に、と思い、列に並んだ。
なるほど、稲庭の中華そばだ。
ちょっと平打ち風の麺、すするとあの稲庭うどんと同じ
つるつるシコシコ感。
ガッツリの醤油ラーメン。比内地鶏から取った出汁と
伝えられているが、煮干し風の風味も効いたスープ、
ナメコも浮かんで、「和風のつゆ」という感じ。
うどんとはまたちがう秋田の味を静岡で楽しめた。
ここでお腹いっぱいで終了。
あの「麺屋 燕」が作る味噌ラーメンとか、
唯一西部から参加の森町「7福神」とか興味あったが
胃も限界、雨も激しくなってきたところで終了。
普段食べられない東京の味が静岡でいただけるのは
いいのだが、地元の良店にはもっと頑張ってもらって
静岡にもこんな味あり、と示すような場にしてほしい。