遠州から、公立小中高から、ノーベル賞!!

20141008we_are_leds

私が中学生の頃、友人たちの間で
はんだごてを使って電気工作をするのが流行っていたが、
そのころLEDと言えば赤だった。
大体は「電源が入ってるよ。」という目印になるように
スイッチを入れると赤く点灯するためのものだった。
当時、自分が大人になる頃にはこのLEDが「明かり」として
使えるようになるとは思ってもいなかった。
我が家の前の交差点の信号と街路灯が最近付け替えられ、
まるで我が家をライトアップするために
付けられたかのように家の周囲が明るくなったのだが、
光源は、そのLEDなのだ。
ほかにも、今私の頭上にある電球も、ダイニングの電球も、
職場で戸締まり確認するための巡回に使う懐中電灯も、
みな、LED電球だ。
いろんな色を出すために必要だった青色LEDを
発明するのに力を尽くした中の一人、天野浩さんが
実はこの地元遠州の出身で、普通に公立小中高で学び、
その後も東京や京都でなく、名古屋大学で研究して、
その業績が認められてノーベル物理学賞を受賞とのこと。
喜ばしい限りで、地元遠州の誉れだ。
ただ、これで「さすが、ものづくりの町」とか言って
にわかに大騒ぎして地元に呼び戻したりして、
研究の時間を奪うのだけは止めてほしい。
静かに遠くから応援し、心の中で誇りに思う、
それでいいんじゃないかな。ね、浜松市さん。