実施日時：2021年10月16日
秋葉山本宮秋葉神社下社・蕎麦道楽 百古里庵・
NEL CAFE MILES TONE・秋葉山本宮秋葉神社上社・Blackbird
日常を外れて「非日常」の景色の中を走ることにワクワクを感じるカブツーリングです。今年こそと伊勢神宮行きを企んでいたのですが、何と2年続けて今年もコロナ禍。最初にこのツーリングを予定していた8月は緊急事態宣言中で県外どころか通常の外出さえ自粛という状態。結局夏をあきらめ、10月になって宣言が解除されてから県内の秋葉山本宮秋葉神社を目指すことになりました。
朝のうちは天候がぐずついていたため、山登りは避けて下社だけで、と考えていたのですが、昼からいい天気になり上社にも回ることができました。今日はそんな道中を御紹介したいと思います。
朝、スーパーカブ、クロスカブ、ゴリラとオールホンダが新居関所前に勢揃いです。天気は曇りで昼から下り坂という予報。それでも下社と予約を入れた蕎麦屋だけでも行って来ようとカッパを持っての出発です。
浜名湖沿いに東、そして北へと進んだ後、三方原、都田、浜北と抜けて天竜へ。鹿島橋を渡り，二俣の街を通り過ぎると152と362の分かれ道が現れます。ここを右折、春野方面へと向かいます。
春野へと向かって362を進み、下社の案内看板に従って左折。気田川を渡ると下社です。石段の下、20代の頃に泊ったこともある門前屋の前にカブを停めて記念撮影です(^^;)
この後石段を昇り、下社に心を込めて参拝しました。
下社に参拝した後は少し早めのお昼をいただきに友人が予約を入れてくれたお蕎麦屋さんへ。開店まで少し時間があるということで、お店の近くにある県の天然記念物、将軍杉を見物です。
「伝説に寄れば、延暦16年（797年）、征夷大将軍坂上田村麻呂が武速神社（たけはやじんじゃ）で蝦夷との戦いにのぞみ勝利を祈った。その際に食事をとり、箸を地にさしておいたところ，根付いて大木となった。」（看板による）との言い伝えがあるそうです。
開店時間になりました。「蕎麦道楽 百古里庵」です。古民家をリノベーション・・・ていうか、古民家そのまま。古民家にお邪魔して食事をしているかのような気分になれます(^^;)
2021/10/19のブログでも紹介した、栗の天ぷらです。甘くてホクホク。まわりのイガを表しているのは、蕎麦を揚げたものでしょうか。一本一本カリカリでした。おいしかったです。
そしてメインのお蕎麦です。私は天せいろをいただきました。香りとコシ，そしてのどごしを楽しみながらいただきました。天ぷらも火の通り具合が絶妙。おいしかったです。
朝、出がけに考えていた下社の参拝とお昼に蕎麦をいただくという2つの目的は既に達成されました。この後雨が心配なら一刻も早く帰路へ、ということだったはずなのですが・・・天気は回復傾向、青空が顔を出し始めました(^_^)v それならこのまま帰ることはない。上社へもお参りしよう、ということで先ほどの分岐点、山東交差点まで戻った後は天竜川に沿って北上です。
ここはお約束の「月まで3キロ」です(^^;) 大学生の頃、バイトでこの辺りを何度も通りましたが、当時は「月」とか「熊」とか何だろ、異次元への入り口かと思っていました。月地区は昨年の今ごろ、仕事でも泊らせていただきましたし、いいところです(^_^)v 「月まで3キロ」でもすっかり有名になりました。
月地区を抜け、さらに上流へ。JA竜川支店から斜面を登る細い道を進むと、見えてきました、「NEL CAFE MILE STONE」。「天竜珈琲焙煎所」という名前も付いているようです。マッキントッシュのアンプにJBLのスピーカーなど、1980年代から90年代を思わせる重厚なアナログオーディオでジャズを聴きながらコーヒーをいただくことができます。
私はエスプレッソをいただいてみました。濃い。そして漂う香りは深く、豊かでした。
上社への山道に入ります。ガードレールもなく、道を外すと谷底へ、という道が続きます。コーナーの出口が見えない急カーブも続き、突然対向車が現れて肝を冷やすこともありました。
山道の道中に立つ「あと〇km」という看板に励まされながら何とか入り口の鳥居に到着しました。
上社本殿に参拝です。このツーリングの無事終了、家内安全、そしてジュビロ磐田のJ1昇格を願いました。
本殿前からは曲がりながら流れる天竜川が河口まで、また遠州の平野部を見渡すことができました。こうして見ると、「天竜川」と呼ばれるのもわかるような気がします。そして東寄りに目をやると・・・この翌週にゲームが行われるエコパスタジアムが見えました。勝利を願いました。
（しかし実際には愛媛戦は引き分け、天皇杯準決勝では大分に負け・・・ホントにエコパでは弱いです(+_+)）
上社の木々は･･･夜は冷えるのでしょうか、紅葉が始まっていました。
朝のプランにはなかった上社まで訪ねることができ、十分満足です。安全に気をつけて帰路につきます。
途中、三方原を過ぎたところでオートバイ好きの店主が営む小さな喫茶店、Blackbirdを訪ねました。一杯一杯手で挽いて入れるおいしいコーヒーをいただいて一服。気持ちを引き締め直し、自宅を目指しました。
雨に降られることもなく、上社、下社、両方訪ねることができ、素敵な秋の一日を過ごすことができました(^_^)v