久しぶりにやってしまった・・・。

運転免許証の更新を忘れる人は少ない。
ハガキが来るし、誕生日が一つの目安になっているので、
歳をとる日が近づくと、さてどうだったかな、と
免許証を確認するので、思い出すのだ。
しかし、「忘れがちなライセンス」が一つある。
それが、この「無線局免許状」だ。
20150206call_sign

最近は、携帯やネットで事が済むことが多く、
すっかり使わなくなってしまったが、
かつてはアマチュア無線の無線機を車に乗せ、
スキーなどの折に車同士で話をしたり、
小型トランシーバーをゲレンデに持ち込んで
互いに連絡したりするのに使っていたものだ。
そんなアマチュア無線をするためには、
2つのライセンスが必要だ。
「無線従事者免許証」と今回の「無線局免許状」で、
車の運転で言うのであれば、前者は運転免許証で、
後者は車検証にあたるのかな、と思う。
無線従事者免許証は終身有効で、更新はない。
だから私の免許証写真は、取得した時の10代のままだ。
一方で「無線局免許状」の方は、有効期間は5年なので
そのたびに更新しなければならない。
ところが、これを忘れがちなのだ。
過去にも2回ほど、期限をすっかり忘れていて、
「更新」ではなく再「開設」として届けたことがあった。
「開設」し直せば、また通信することができるのだが、
失効したままで、そのまましばらく日が経ってしまうと、
実は、とてもとても困ることがある。
それは「呼出符号」、またの名を「コールサイン」と
呼んでいるのだが、それが変わってしまうのだ。
車で言うと、ナンバーが変わるようなものだろうか。
でも無線の場合は、それ以上に大きな意味がある。
このコールサインというのは、氏名のようなもので、
「こちらJJ2○○○、JF2○○○、どうぞ。」というように、
自らを名乗ったり相手を呼んだりする時に使うものなので
慣れ親しんできた自分の名前が変わってしまうというのは
無線家にとって一大事なのだ。
ということで、期限を気をつけてはいたのだが・・・、
またまたうっかり、更新を忘れてしまっていたのだ。
期限の1か月前までに更新しなければならないのに、
気がついたら、期限の10日前・・・。
泣く泣く再「開設」という形をとり、
何とかコールサインが変わってしまうのを食い止めた。
こればかりは気をつけるしかないとはいえ、
何か忘れないためのいい方法はないものだろうか・・・。