「なでしこJAPAN」カテゴリーアーカイブ

「運だけではない。」

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 準決勝
なでしこジャパン 2-1 イングランド女子代表
@ カナダ・エドモントン Commonwealth Stadium
20150702vs_england

とにかく家で、ライブと同じ感覚で見たい、
彼女たちと同じ気持ちでドキドキハラハラしたい、
そう思って、情報を断とうと思い、
デスクのPCにこんな張り紙をして周囲にアピールし、
何か口走りそうな人が近づいて来そうものなら
すぐに席を外して「待避」するなどしたが、
どこからか、つぶやく声とか聞こえてきちゃって、
何となく「悪い結果ではないんだろうな」
と思いながら・・・帰宅後にBS1の再放送を見た。
ところが・・・予想外の流れに戸惑い。
「えっ、勝つんじゃないの? 」
「まさか、延長!? 」
そして思いもよらない結末・・・。
こんな苦しく、切なく、しんどい、そんな展開だったんだ。
ホントにライブで見てたら、
七転八倒、胃壁を痛め、夜は寝込んでいたかも。
もちろん、運に支えられたところはあったかもしれない。
ただ、「運」だけで勝ち進んだわけでもない。
試合を支配されながらも気持ちを切らさず、
積み上げた体力で最後まで運動量を落とさず、
どこかでチャンスは来ると信じて走り、
実際、川澄が中に走り込む大儀見と岩渕を見逃すことなく
信じて出したアーリークロス。
もしイングランドの選手が蹴り出さなければ、
間違いなく2人のうちいずれかは
ボールに触っていただろう。
「運」に支えられたかもしれないが、それだけではない。
私はそう思う。

さて、私も気持ちを締め直すのにもう少しかかりそう。
この数日を大切に過ごし、
心を整えて決勝に向かってほしいが、
悔いのないよう、精一杯やって笑顔で終わってほしい。
どんな結果になるかわからないが、、
笑って(少しホロリと来ながら)迎えられるような
そんなゲームをしてきてほしい。

「最後は岩渕真奈が何とかしてくれる」と思っていた。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 準々決勝
なでしこジャパン 1-0 オーストラリア女子代表
@ カナダ・エドモントン Commonwealth Stadium
20150628women's_world_cup_qf

「祝勝会」中(^_^;)
日が沈む前からお酒が進んじゃって(^_^;)
でも、こんな録画なら、何度見てもいいよね。
時計が進むにつれてタイトルに打ったとおりのことを
ずっと頭の中で信じていたけれど、そのとおりになった!!!
それまでも80分、集中してやれていたけれど、
最後のフィニッシュがわずかなズレからものにできず、
もしやのワンチャンスで豪州に持って行かれるか、
なんて心配をひそかにしていた。
でも、岩渕が入ったところからこれで行けるかも、
なんて根拠もなく信じていた私。
やってくれたなぁ。素晴らしい!!!
いつもは外した後にちょっとけだるい表情の彼女が
テレビに大写しになるのだけれど、
今日は満面の笑顔で仲間から祝福を受ける様子が
大写しになって、これが本来の彼女の表情なのだと
思えて、早朝から拍手した。
取るべき人が取って、これでまた波に乗れるといい。
そして、この後四国で始まる水色のチームもまた
取るべき人が取って、よくない流れを断ち切れるといい。

「できている流れを変え、立て直してくる」脅威。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 グループC第2節
なでしこジャパン 2-1 カメルーン女子代表
@ カナダ・バンクーバー BC Place Stadium

カメルーンの事前の評価は決して低いわけではなく、
エクアドルにも快勝していたことから、警戒感は高かった。
だからこそ、早い時間で先制できた時は歓喜だったし、
(しかも私の推しメン鮫島彩のゴールだったし)
その後あまり時間をおかないで追加点が取れた時には
「ごめん、ホントにこのチーム、強いのかも。」
なんて、事前に過小評価した自分を反省したぐらいだった。
しかし・・・何が起こるかわからないのがW杯。
カメルーンの底力、それも
「できてしまった流れを変え、立て直す」
という、恐ろしいまでの秘めたる底力を
目の当たりにすることになった。
あんなことってできるんだなぁ。
敵があと数分速く1点返すことができていたら、
どうなっていたかわからない・・・。
このあたりをしっかり分析し、練習に取り入れ、
立て直していく必要があるだろう。

ゲームの後、午後は遠鉄百貨店へ。
買い物ついでに8階で開催中の「大福岡展」に顔を出し、
出ていたラーメン店「Shin Shin」で一杯いただいてみた。
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今までこの手のイベントでここで出されたラーメンには
「裏切られる」ことが多かった。
しかし、今回はちがった。美味かった!!
博多らしくスープは白濁、豚骨をベースにしていながら、
鶏とのブレンド具合がベストミックス。
豚骨のイヤなクセ、臭さを最大限排除、
角が取れてまるくなり、それでいて深みがある味だ。
固めにゆでられた極細麺をすすると、
この最高にバランスのよいスープを美味く吸い上げ、
絶妙な食感やほのかな小麦粉の香りが口の中へ。
いつまでも食べ、スープを口に含み続けていたい、
そんな思いで完食した。
夏の福岡遠征の時には立ち寄ってみようか、
一瞬でそんな候補店にランクインすることに。
いやはや。なでしこの次節への立て直しと共に、
夏の遠征を楽しみにしたい。

「ふんごむ」人工芝だから「えらかった」のか?

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 グループC第1節
なでしこジャパン 1-0 スイス女子代表
@ カナダ・バンクーバー BC Place Stadium

しんどい試合にしてしまったなぁ。
内容よりも結果が第一のワールドカップとは言え、
終わってみて「喜び」よりも「安堵」が体を包む、
そんなゲームだった。
前半は、危ないシーンもあることはあったが、
ゲーム自体はこちらが支配していて、
自分たちのサッカーができている、という印象だった。
得点につながったPK獲得シーンなどもその一つで、
パスが出ると同時に大儀見も安藤も動き出していて、
特に相手から消えて裏を取る安藤の動きは素晴らしかった。
しかし・・・後半、徐々に彼女らの動きが悪くなる。
足が止まり、中盤やサイドにスペースを作られ、
足下をねらったパスは次々と読まれ、奪われる。
厳しかったのは45分過ぎのアディショナルタイム。
不用意なクリアボールがゴール前でノーマークの
相手選手の前へ・・・。
万事休すと思ったが何とかしのぎ、タイムアップ、
貴重な勝ち点3を手にすることができた。
よかったが、これではいけない。
もう一度約束事を確認し、足を止めない強い心と
体のコンディション調整を続けていかなければ。
このままではダメで、一歩踏み出さなければ、
チャンピオンどころか、次の勝利すら危うい。

耐える強さ

AFC女子アジアカップ・ベトナム2014
日本女子代表 1-0 オーストラリア女子代表
@ベトナム ホーチミン Thong Nhat Stadium

よく耐えたなぁ。
あそこで耐えられるところが、なでしこなんだなぁ。
(前日、あまりにふがいないものを見たもので・・・。)
試合開始直後の押し込まれる展開には不安も感じたが、
流れを押し戻し、自分たちの流れに変えていく様子に
頼もしさを、そして先制点に執念を感じた。
後半は厳しい時間が続いた。
いつ点を取られても不思議ではない状態だった。
そこを耐え抜く集中力に、強さを感じた。
とにかくアジア制覇、おめでとう。そしてお疲れ様。