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「やりきれないこんな想いが、今日の雨をふらせても」 2010

第21回オリンピック冬季競技大会 バンクーバー2010
フリースタイルスキー・モーグル 女子決勝
@カナダ ウェストバンクーバー Cypress Mountain

残念だ。
確かに彼女の滑りは素人目にもよかったと思う。
縦に攻める滑りはアグレッシブで、
これぞ上村、とも思える滑りだった。
しかし・・・その上の3人の滑りはさらにその上を行っていた。
ある意味、神懸かっていた。
以前にも五輪で表彰台に上がる難しさを語っていた彼女、
今回も「何で、こんなに一段一段なんだろう。」と語ったが、
実力+「何か」、その場の空気や運を全て自分に向ける
そんな力がないと表彰台には立てないのか、と思う。
力を出し切った満足感を確かに感じながらも、
それが届かなかった失意と空虚感。
ものすごく複雑な心境にある中で
涙を浮かべながらも笑顔で誠実に応対する彼女に、
心から拍手を送りたい。

雨も上がった。さあ、思いきりいけ!

torinoから早4年、長野からはもう12年なのか、
そんなことを考えながら、昨日は開会式を見た。
ジャンプノーマルヒルは残念な結果だったが、
この後始まる女子モーグルは上村愛子にとって
スキー人生の集大成になるはずだ。
「強くなるはずのものを手に入れた」と言っている
彼女がどんな勝負をかけてくるか、その滑りに注目したい。
女子フィギュアでは、安藤美姫が4年前の経験を生かして、
どんな滑りを見せてくれるのか、
本人の気持ちの内面も想像しながら見てみたいし、
今回初出場となる浅田真央については
ここのところの調子には波がありそうで
この大会に心身ともにピークを持ってこられるのか
そのあたりも注目していきたい。
ほかにもスピードスケート、長野以来はまったカーリング、
そしてボブスレーなど、日本勢の活躍に期待している。
日本代表が出場できず残念だが、アイスホッケーも楽しみだ。
ただ・・・自分の気持ち的には12年前の長野の時はもちろん、
4年前のtrinoの時のような高まりがないのは事実。
自分自身が年が明けてから一度も雪の上に立てておらず、
選手と一体になって雪に向かえてない、ということもあるし、
何よりもいろいろ忙しく、これまで以上に時差も大きく、
そちらに気持ちを向ける余裕がないというのが大きい。
今まで冬のこの時期、こんなに忙しかったか?
何かがちょっとちがう、この冬である。
とはいえ、いよいよ始まる。さぁ、行ってらっしゃい。

スパイ大作戦

おはようtomy君。
ジュビロ磐田が鹿児島の鴨池にて
キャンプを行っているとの情報を得た。
そこで今回の君の任務だが、
磐田の練習を偵察し、その内容を分析し、報告を求める。
例によって、君、もしくは君のメンバーが捕えられ、
或いは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。
成功を祈る。

以下、tomy君の偵察報告
その1 シロクマ(爆)

その2 本題(tomy君のレポート)

「今日のキャンプで元気だったのは荒田です。
 シュート練習でも難しいセンタリングを決めていました。
 八田と西も元気でした。川口は別メニューで練習してました。
 開幕に間に合うかビミョーかな?
 ただ気になるのはなかなかシュートが決まらないことです。
 守備はしっかりと練習を見ていないので分かりません。」

ううむ、中日新聞では前田の決定力の高さを伝えていたが、
やはりムラがあるか?
そして、気になるところは、やはりディフェンスラインか。
別情報ではイ ガンジンがかなりイケテル、という
話もあるが・・・、期待していいのだろうか。

で、何が変わったの?

東アジアサッカー選手権2010決勝大会
日本代表 3-0 香港代表 @国立競技場

これを「快勝」「流れが変わった」というマスコミは
本当におめでたい。
全然何も変わってないじゃん。
パスコースがないのではなく、作ろうとしていない。
遠藤も存在感なし。小笠原もイマイチ。
途中投入の平山に至っては、何してたの?
このチームがW杯で世界で戦う、という姿が想像できない。

メトロに乗って・・・。

先週末の東京遠征の折、ある電車に乗った。
小田原から小田急に乗り換えたのだが、
それがこのMSE60000形だった。
職場に鉄道に思い入れのある後輩がいて、
「美しいロマンスカー」と薦められ、乗ることにした。

なるほど、小田原駅に入線してきたMSE、
スッキリとした流線型に、
フェルメールブルーと呼ばれる、落ち着いた深い青。
上品で、さすがブルーリボン賞に選ばれるだけある。
乗ってみる。

品のいい木目を基調とした落ち着いた内装に、
ワインレッドのカーペットが鮮やか。
そして走り出してみると・・・スゴク静かだ。
車内のひそひそ話すら聞こえてしまいそうな静けさ。
丹沢の山を置き去りに、電車は東に向かう。
あっという間に、代々木上原に。
やがて小田急本線から外れ、東京メトロに移っていく。

程なく、千代田線の表参道駅へ。
ふだんは都会の足である地下鉄を待つため、
学生や会社員で混雑する地下鉄ホームへロマンスカーが入線。

通勤・通学客でごった返す地下鉄駅に
非日常的な観光特急なんて、ミスマッチで楽しそうだし、
そんな中で自分たちだけ指定席特急に乗り込む、というのは
何かちょっと「優越感」なんて感じがしたりして。
(非日常が大好きな私には、これは「あり。」だな。)