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男子3人、皆に拍手

第21回オリンピック冬季競技大会 バンクーバー2010
フィギュアスケート 男子シングル・フリー
@カナダ バンクーバー Pacific Coliseum

髙橋大輔、銅メダルおめでと。
実況のアナウンサーも言っていたが、「渾身の演技」だった。
4回転に果敢にチャレンジして、その上での転倒。
しかしその後の演技に、切り替えができているのを確信。
見事なトリプルアクセル、
数々のコンビネーションジャンプを美しく成功させ、
さらには見事なステップと激しく情熱的な演技。
演技構成点はナンバー1とのこと、納得。素晴らしかった。

もう一人、拍手を送りたい。
織田信成。
演技中にひもが切れるというアクシデント、
エキップメントのメインテナンスの問題、と言われれば、
彼の責任とも言い切れなくもないが、やはりそれは酷。
不運だったとしか言えないだろう。
それまでの演技、特にコンビネーションジャンプの出来が
一度のミス以外はまずまずだっただけに、悔やまれる。
それでも彼は滑りきった。
動揺しただろうし、悔しかっただろう。
それでも切らさず、残された演技をしっかりとやり遂げた。
まだ若い。機会はある。今後に期待したいし、拍手を送りたい。

あんたたち、ホントにプロか?

第21回オリンピック冬季競技大会 バンクーバー2010
カーリング 女子一次リーグ第1戦
日本代表 9-7 アメリカ代表
@カナダ バンクーバー Vancouver Olympic Center

素晴らしい滑り出しとなった。
結局、映像を見る前に結果を知ってしまったが、
これをライブで見ていたら、逆転の瞬間、そして勝利の瞬間は
グッと来て、ますますハマってしまっただろうな、と思った。
かなり先行されながらもあきらめない姿勢、
考えをめぐらし、苦しい状況を打開する姿勢、
そのひたむきさに、観る者は心打たれるのだろう。

ということで、今日までほっといたけれど、
いつまでもこちらを知らんぷりするわけにもいかないので・・・、

東アジアサッカー選手権2010決勝大会
日本代表 1-3 韓国代表 @国立競技場

バカバカし。
戦う姿勢を相手に蹴りを入れることでしか示せない退場者。
横パスで逃げまくるFW、存在感のない中盤。(稲本を除く)
危機的な現状を打開できない自分の無力さに対して
決して「ブレない」というようなカッコいいものではなく
単なる「強がり」としか思えない現状肯定論をぶち上げ、
現実逃避しまくる無能な指揮官・・・。

「終わってる・・・。」

これでどうやって6月に希望を持てというのだろう。

よく集中し、よく戦った。

第21回オリンピック冬季競技大会 バンクーバー2010
スピードスケート 男子500メートル
@カナダ リッチモンド Richmond Olympic Oval

長島、がんばった!!
6位からの追い上げ銀メダル、あっぱれである。
一方の加藤条治も、一回目の結果から考えれば
もっと上を狙えたところが悔しいだろうが、
一時期のスタートの不調をよく克服してきたし、
この結果には十分胸を張っていいと思う。
でも、編集カットされてないビデオ映像とはいえ、
やはり結果がわかっていると、見てもワクドキしないなぁ。
長野の時の清水宏保は、ライブで見ていて
最後の直線の追い込みとタイムを交互に見ながら
アドレナリン、出まくったもの。
明日からは女子のカーリングも始まるが、
アメリカ戦、朝7時から・・・ライブは絶対ムリ。
あれだけマリリン人気が盛り上がっちゃうと、
絶対帰って録画を見る前に、結果がわかっちゃうもんな。
ライブで見られそうなのは今度の土曜日のイギリス戦
(12:00~)ぐらいだろうか。

「やりきれないこんな想いが、今日の雨をふらせても」 2010

第21回オリンピック冬季競技大会 バンクーバー2010
フリースタイルスキー・モーグル 女子決勝
@カナダ ウェストバンクーバー Cypress Mountain

残念だ。
確かに彼女の滑りは素人目にもよかったと思う。
縦に攻める滑りはアグレッシブで、
これぞ上村、とも思える滑りだった。
しかし・・・その上の3人の滑りはさらにその上を行っていた。
ある意味、神懸かっていた。
以前にも五輪で表彰台に上がる難しさを語っていた彼女、
今回も「何で、こんなに一段一段なんだろう。」と語ったが、
実力+「何か」、その場の空気や運を全て自分に向ける
そんな力がないと表彰台には立てないのか、と思う。
力を出し切った満足感を確かに感じながらも、
それが届かなかった失意と空虚感。
ものすごく複雑な心境にある中で
涙を浮かべながらも笑顔で誠実に応対する彼女に、
心から拍手を送りたい。

雨も上がった。さあ、思いきりいけ!

torinoから早4年、長野からはもう12年なのか、
そんなことを考えながら、昨日は開会式を見た。
ジャンプノーマルヒルは残念な結果だったが、
この後始まる女子モーグルは上村愛子にとって
スキー人生の集大成になるはずだ。
「強くなるはずのものを手に入れた」と言っている
彼女がどんな勝負をかけてくるか、その滑りに注目したい。
女子フィギュアでは、安藤美姫が4年前の経験を生かして、
どんな滑りを見せてくれるのか、
本人の気持ちの内面も想像しながら見てみたいし、
今回初出場となる浅田真央については
ここのところの調子には波がありそうで
この大会に心身ともにピークを持ってこられるのか
そのあたりも注目していきたい。
ほかにもスピードスケート、長野以来はまったカーリング、
そしてボブスレーなど、日本勢の活躍に期待している。
日本代表が出場できず残念だが、アイスホッケーも楽しみだ。
ただ・・・自分の気持ち的には12年前の長野の時はもちろん、
4年前のtrinoの時のような高まりがないのは事実。
自分自身が年が明けてから一度も雪の上に立てておらず、
選手と一体になって雪に向かえてない、ということもあるし、
何よりもいろいろ忙しく、これまで以上に時差も大きく、
そちらに気持ちを向ける余裕がないというのが大きい。
今まで冬のこの時期、こんなに忙しかったか?
何かがちょっとちがう、この冬である。
とはいえ、いよいよ始まる。さぁ、行ってらっしゃい。