ハワイアンズスタジアムいわき その2

ハワイアンズスタジアムいわき
2025年8月10日~8月11日(1泊2日)
明治安田J2リーグ第25節
ジュビロ磐田 1-3 いわきFC



失意の中、何か悪い夢にうなされて浅い眠りで目覚めた翌朝。朝食バイキングをいただいた後、宿泊したルートインいわき駅前をチェックアウトして駅に向かいます。


この日の雨はぱらつく程度。傘を使わずに歩いていわき駅へ。到着時にアウェーを感じたあの看板がもう一度目に入ります(-_-)


しかしここで気持ちを切り替えます。今日は被災地を訪ねるのですから。邪念を払い、被災地への思いを心の真ん中に置いてホームへ降りました。北に向かう常磐線各駅停車に乗車します。


ここから約1時間の電車旅。福島は全国でもトップクラスの米どころ。窓の外には青々とした水田が広がります。


やがて、これまでに報道でたびたび見聞きしてきた駅名、地名が目に入るようになります。「あの場所」が近づいてきます。


大野駅を過ぎると窓の外の景色が明らかに変わり始めます。青々としていた水田は姿を消し、目に入ってくるのは耕作されずに放置され、雑草が生い茂って荒れ果てている土地と、人が住んでいる気配が感じられない家の数々。なぜかメガソーラーのような施設だけは新しく見受けられます。


そして電車は双葉駅に到着。お盆期間が始まりつつある週末なのに、この駅で降りたのは私を含めて3人だけでした。


改札口には空間放射線量を表す線量計。0.081マイクロシーベルト/時と表示されていました。0.03から0.06あたりの静岡県西部に比べると若干高い数値ですが、県東部や東京都内などとほぼ同じ数値。そして基準である0.23に比べると、まずは安心できる数値でした。事前に調べてきたとおり、山林など除染が進んでいないところに立ち入らなければ大丈夫かな、と判断して駅から出ました。


とは言え、駅舎は立派なのに無人駅。駅前広場はキレイに整備されているのに視界の中にいる人間は私と一緒に降りたもう一人だけ。その人も駅前から私と同じバスに乗りました。


2人だけを乗せたバスが向かったのは、こちら双葉町産業交流センター。ここは何か特別に展示があるわけではないのですが、屋上に周囲を臨める展望スペースがあるので、そこから町の現状を見渡してからいろいろ見学した方がよいという情報をネットで得て、まずは立ち寄ってみました。


屋上に向かうエレベーターの乗り場にはこの建物に入っている企業や団体が記されています。下の方の階には地元の団体や企業が入っていましたが、上層階は東電関係や復興や廃炉に関わっていると推察される企業が入居しているように思いました。


屋上の展望スペースに出ました。まずは海岸方面を臨みます。広大な太平洋が広がります。遠州地方に住んでいると、海の方向が南だと思ってしまいがちですが、まちがいなく正面は「東」です。この沖に日本海溝があり、その近くであの恐ろしい地震が発生。この穏やかな海が牙をむいたのです。


東側には復興公園が整備されている最中です。でも、その中に壊れかけた建物がいくつか見えます。震災遺構として保存するようです。


こちらの家も同様です。


施設の西側。南寄りには復興に伴い進出した企業がいくつか建物を建てて動き始めています。でも、人の姿は見えない・・・。


一方で、施設の北寄りは雑草が生い茂った元農地と思われる土地が広がっています。やはり人の気配がありません。

「その3」へ続きます。)

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