この世代は、もはや「谷間」ではない。

2012ロンドンオリンピック 男子サッカー一次リーグD組
第2節 日本五輪代表 1-0 モロッコ五輪代表
@ UK ニューカッスル St James’ Park

これが「谷間」だというのなら、アテネ、北京世代は何だ?
もちろん最終的な判断は、この世代が順調に成長し、
A代表の中心世代になった時にW杯でどのぐらいやれるかで
確定すべきだが、少なくともここまでの2試合は素晴らしい。
もちろん、試合序盤はフィジカルにものを言わせたモロッコに
主導権を奪われて、苦しい時間が続いたし、
リードしてからも、あわや、という場面が何度もあった。
しかし苦しい時間を耐え、少しずつ自分たちの時間を取り戻し、
仲間を信じてパスを出し、その期待に応えて結果を出したこと、
そして体を張ってそのリードを守りきったことに
この世代の成長を感じた。
そしてそれを引っ張る吉田麻也。頼もしい。
いいメンタリティーをこの世代に持ち込んでくれた。
1位通過、そして決勝Tでまず1勝。
そうすれば、まさにシドニー世代を越えることになる。
オールド・トラフォードへ、そしてウェンブリーへ、
君たちの舞台はそこにあるはずだ!!

「磐田」に掛ける言葉はない。

2012 Jリーグディビジョン1 第19節
磐田 0-2 浦和 @埼玉スタジアム2002

> こういう時、テレビ観戦ってのは便利だな。
> ゲームセットと同時にテレビを消せばいい。
> 腹立たしいというか、何というか。
> かみ合わない前田、決めきれない背番号9・・・、

前節のこれってまるまる昨日の試合にも当てはまるよな。
何やってんだか。3週間前の再現か?
そう思えるぐらい、無様な敗戦だった。
磐田についてはコメント不要。ってことで。

2012ロンドンオリンピック 女子サッカー一次リーグF組
第2節 日本女子代表 0-0 スウェーデン女子代表
@ UK コベントリー City of Coventry Stadium

勝てなかった。でも、負けなくてよかった。
前節見られた連動した動きが今回少なく、疲れも見えた。
大儀見にはキレこそ戻ってきているが、ゴールはなし。
澤もいいところなく、途中交代を余儀なくされた。
ただ、次につながる希望はあった。
澤に替わった田中はキレのある動きで、試合を活気づけた。
岩渕も積極的な攻めでチャンスをつくり出した。
そして岩清水は安定した守備で、相手8番をしっかり抑えた。
ただ、「次につながる」なんてのが許されるのはあと1試合。
その後は、相手を打ちのめすまで戦う決勝Tが待っている。
「結果が全て」
既に柔道で、体操で、そんな場面が見られ始めている。
「結果を出せるなでしこ」に次節で成長してほしい。

「奇跡」という表現はウェンブリーまでお預け。

2012ロンドンオリンピック 女子サッカー一次リーグF組
第1節 日本女子代表 2-1 カナダ女子代表
@ UK コベントリー City of Coventry Stadium

2012ロンドンオリンピック 男子サッカー一次リーグD組
第1節 日本五輪代表 1-0 スペイン五輪代表
@ UK グラスゴー Hampden Park

ロンドン五輪がいよいよ始まった。
そのスタートを飾る形での男女サッカーの勝利は
素晴らしかった。
いずれも大会直前の強化試合ではいい形を作れなかったが
過去の五輪、W杯を見ても、直前の強化試合はあまり関係なく
心配はしていなかったが、よくここまで高めてきたと思う。
女子については川澄の先制点がいい形で決まり、波に乗れた。
角度のないところから狙っていった川澄自身もよかったが、
澤、大野との連動した動きが素晴らしかった。
ただ、両サイドあたりにミスが目立ち、ボールを失って
ピンチになる場面も多く、今後修正が必要だ。
男子はスペイン相手にあの試合運び、驚きの一言だ。
アトランタの時のブラジル戦は、これでもかというぐらいの
雨あられのような敵のシュートを、能活を中心として
はじき返しながら守りきった勝利だったが、今回はちがう。
厳しい時間帯もあり、終盤は祈るような場面もあったが、
永井の突破を中心に、何度も決定的場面をつくり出し、
特に前半については、「日本の時間帯」もあったのがすごい。
スペインが一次リーグに照準を合わせて来ていなかっただけで、
実際の力はこんなものだとはこれっぽっちも思っていないが、
(決勝トーナメントではこうは行くまい。)
選手たちにとっては今後、大きな自信になるだろう。
アトランタではブラジルを破った後失速してしまったが
今回はその上を目指せるよう、期待したい。

脱・11年半の当たり前、脱・11年半の日常。

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驚いた。
イチローはマリナーズのユニフォームを着ていて
それで打ちまくってて当たり前だとずっと思ってきたから。
でも、昨年来少しずつ見えてきた、自身の微妙な変化は
いろいろなことを彼に考えさせたんだろうな。
所属集団の中での自分の立ち位置を考えたりして・・・。
新たな刺激、とか、自分へのチャレンジ、とか、
言うのは格好いいんだけれど、
ある程度経験を重ねてくると、なかなか簡単には
フットワーク軽くってわけにはいかなくなるんだよね・・・。
(私自身、言ってることがオッサンっぽい・・。)
それでもチャレンジすることを選んだ彼に、
そして最後までファンへの感謝を忘れなかった彼に、
敬意を表し、そしてこれからを期待したい。

勝ったのはいいのだが・・・。

2012 Jリーグディビジョン1 第18節
磐田 4-1 札幌 @ヤマハスタジアム(磐田)

いいシーンだねぇ。
こういうシーンが1試合に4回も見られると、
やっぱりスタジアムに行ったかいがあるってものだ。
2得点のチョもさることながら、ロドリゴの安定感。
得点シーン以外にも、彼の落ち着いた守備と前線への供給、
今日の勝利はこれに支えられたところが大きいと思う。
しかし・・、今後に不安を残す結果となった。
一つは、小林の不安定感。
すぐに後ろを向く、パスの出しどころに迷う、
相手に詰め寄られ、パスをミスする・・・、
残念だが、一人アマチュアが混じっている感じ。
そして怪我人。
山田については冷やしていたところがすねであるし、
前半の前半で痛めていたようだが、ハーフタイムまで
もったことから考えても、2週間あれば癒えそうに思う。
心配なのは康裕。
特にこのゲームでは存在感を見せていただけに、
浦和戦でも力になってもらいたい選手なのだが・・・、
今日の時点でオフィシャルにも、新聞にも、
何にも経過が報道されないのが怖い。
最近の磐田は、ケガの具合の報道、やらないことが多いもの。
松浦もそうだったし。
(結局何が悪かったの? )
2週間で戻れる程度ならいいのだが・・・。