「MY SUPER CUB」カテゴリーアーカイブ

↓これは展示物でなく、私のカブ


やっぱりバイクのお出かけは、陽が高いうち、っていうか
朝からお出かけしないとね。
職場に寄って仕事したら、あっという間にお昼過ぎ。
でも、12月までの期間限定の特別展だし、
寒い季節になる前に行っておきたいと思い、
昨日、天竜区にある「本田宗一郎ものづくり伝承館」に
当然ながら、カブで出かけてみた。
職場からだったので、湖西、引佐、浜北まわり。
R362を中心に、森の中や田園地帯を楽しみながら走った。
ただ・・・だんだん陽がかげってくると、少しずつ心細く。
もっと早く出るべきだったな、と鹿島橋を渡りながら思った。
伝承館は迷うことなく着くことができた。
旧二俣町の時代の様子を今に伝える重厚な外観の建物で
特別展は行われていた。
確かにトヨタ博物館とか東京の大きな博物館と比べると
展示はちょっと見劣りするかもしれないけれど、
宗一郎の一生と、ものづくりにかけた思いを知ることができ
訪ねてみてよかったと思う。
カブ乗りの私には、1958年型のスーパーカブC100や、
その前進となる自転車に赤いエンジンをつけたF型など、
とても興味深く見られたし、
マン島レースに出場したRC142の復元車や、
同じくマン島レースで優勝した2RC143なども展示され、
「カブで行った」かいがあったと思う。
でも、できれば朝からのんびりと出かけて、
鳥羽山公園で日なたぼっこしながら昼飯とかできれば
楽しかっただろうに・・・。
帰りはヘッドライトなど灯しながら、少々寒い思いをしながら
帰ってきた。(でも、去年の秋葉山よりいいか。)
最後に・・・和尚様、見てるかな?

心地よい風、懐かしくおいしい味、心地よい午後。

インド料理を出す店が増え、
ここでもいくつか紹介しているけれど、
初めて本格的なインド料理にふれたのは、学生のころ、
肴町の「ボンベイ」で食べたカレーではないだろうか。
当時カレーと言えば豚肉、ジャガイモ、玉葱、人参という
欧風カレーの流れをくむ「和風カレー」が常識だったころ、
それを打ち砕く本格的なカレー、インド料理の店として
「ボンベイ」は私たちに大きな衝撃を与えたものだ。
不思議なインド音楽、独特の香り、サラサラのカレー、
どれも「自分の知らない世界」のものだった。
カレーはご飯にかけて食すもの、と思われていた当時、
私はナンに手を出すことはなかったが、外から見える厨房で
インド人の料理人がナンを作る姿はとても印象的だった。
そんな「ボンベイ」もいつの間にか姿を消し、
時代は変わるものだと、さびしく思っていた。
しかし、先月SMZさんから驚くべき情報が入ってきた。
「ボンベイ」が予約限定のコース料理の店として、
気賀に復活しているらしい、という情報だ。
奥三河へのツーリングが雨で流れていたこともあり、
ぜひ、半日のミニミニツーリングで行ってみよう、と
昨日、それを決行した。
気賀の市街、幹線道路から外れた高台の上にその店、
「ボンベイ庵」は普通の一軒家のように建っていた。
くつを脱いで上がると黄金色の田園地帯と奥浜名湖が
バルコニーの向こうに広がる素敵なロケーション。
心地よい風が窓から入ってくる中でメニューを見た。
肉・魚料理もカレーも3種類ある中から好みのものを
チョイスできる仕組み。
3人で行ったので、一つずつ選び、シェアすることにした。
一品一品書くと長くなるので割愛するが、一言で言うと
ただの「おいしい」「うまい」でなく、「すごい」だろう。
本格的でありながら、ただのインド風ではない、
シェフの研究や蓄積が味の中に出ている深いものだった。
(手前から2つ)タンドリーチキン、スペアリブ、シーフード、

そしてビーフ、キーマ、チキン、

3種のカレーに「幸福感」を感じた。
付け合わせに出てきた大根のピクルスは、まさに当時のまま。
目を閉じると一気に時間をあの頃に戻してくれるような気がした。
しかし目を開けるとそこは肴町ではなく、気賀の高台。
確実に時は過ぎているのだということを自覚しながら、
その間の自分の時の重ね方はどうだったか、などと思ったりした。
気がつけば2時間近く、普段とちがう心地よい午後を過ごした。
本当にいい時間だったのだが・・・、

なぜか店頭に止めたバイクの中に私のSUPER CUBがなく、
見慣れないスクーターが一台・・・。
これだけが残念である。

遠江國一宮

来週、カブで奥三河に日帰りで出かけることになった。
久しぶりのロング(カブにとっては)だ。
ならば、長距離のカンを取り戻さねば、と出かけることにした。
昨年から伊勢、秋葉山と大きな神社に出かけているが、
地元の一宮に出かけてないではないか、と思い、
今回、森町の小国神社を行き先に選んだ。

実は私、これまでに一度も行ったことがなかった。
厳かさを感じる木立の中をまっすぐに続く参道。
歴史とそこに息づく見えざる力を感じた。
初めましてのご挨拶と今後の安泰を祈願し、帰路へ。
帰りは豊岡から浜北へ抜け、昼食を取りながら
猛暑の中、何とか無事に帰ってきた。ただ・・・。

道中、往路と復路、二度、天竜川を越えた。
水量は多めだが、流れはおだやかに思っていたのだが。
帰宅後のテレビで衝撃的なニュース。
私が渡ったあの浜北大橋から数キロのところで
あの直後の時間帯にあんな大変なことが起こるとは。
猛暑の中、川面を渡る涼風と夏ならではの楽しみを求め、
あの人たちは心わくわくさせて船に乗ったであろうに・・・。
残念でならない。

ヒートテック、買っていけばよかった。

寒くなる前にカブでどこかに出かけたい、
そう考えていたが、仕事が山積みで実行できないまま
こんな時期になってしまった。
年末の多忙期はまだ続くが、それでも何とか山場を越え、
明日以降の仕事のめどがついたため、出かけることにした。
行き先は、秋葉山本宮秋葉神社。
北遠の山間部で冷え込みが心配だったが、天気を見て決行、
環状線から152号浜北バイパス、鹿島橋、二俣の街を抜ける。
362号との分岐である山東交差点を越えて天竜川を奥へ。
船明ダムあたりから体感温度が変わるのを意識しながら
トンネルや橋をいくつも越えながら更に上流へ向かった。
林道に入ると檜の林の中、道は狭まり心細くなるが、
「あと○km」の看板に気持ちを持ち直し、ついに頂上へ。
「ついた!!」

山々を見下ろしながらずいぶん昇ったんだな、と実感。
そんな中、下界とは違う澄んだ冷たい空気の中に
そびえ立つ鳥居や神門をくぐり、本殿(拝殿?)へ。
昨年建てた自宅の防火、安全などを祈った。
帰りは秋葉ダムの方へ降りる林道から152へ。
どちらを先に参るのがいいのかわからなかったが、
山東まで戻った後に左折して春野へ向かい、下社にも参った。
その後西日が眩しい中だったが、何とか日没前に帰宅できた。
家を建ててから参拝していなかったので、ほっとした。
ただ・・・行きはよかったのだが、帰りは寒かった・・・。

秋葉神社参拝道中記はこちらをご覧ください。

次は富士山? 出雲大社? いずれにせよ遠いなぁ。

「ツーリングに出かけたい。」と思い立ち、
浜名湖一周に始まり、蔵王山登頂、御前崎ツーリング、
磐田参戦、日本平遠征と出かけてきた。
その中でなかなか出かけられずにいたところがあった。
「伊勢神宮参拝」だ。
名古屋回りだと距離も遠くて交通量も多く、かなり困難だが、
伊勢湾フェリーを使えば比較的簡単に訪ねることができる。
その伊勢湾フェリーが廃止の危機にあると聞き、
その前にと、地元の同級生と計画を立ててきた。
(その後、地元自治体の努力で廃止は回避されたとか。)
皆さん多忙な中で一度は雨のため流れたが、ついに今日決行。
42号伊良湖に向かう表浜街道は交通量も少なく、快適。
左側に海の気配を感じながら、田園地帯の中を西に向かった。
余裕を持って始発のフェリーに乗船、潮風を感じながら鳥羽へ。
鳥羽からは非日常的な風景・空気の中、スロットルを開く。
二見の夫婦岩、外宮、内宮とじっくりと時間をかけて参拝。

日本有数のパワースポットといわれるこの場所をめぐりながら
暑い中かなりの汗をかいたが、心が洗われたような気分だった。
江戸時代から町人たちが「一生に一度は」と夢見た伊勢参り、
私自身初めてだったが、いい経験をさせてもらった。
明日から仕事。今月中はそれでも飛び石で休みが入っているが
これを機会に気持ちを切り替え、
「守り」に入らないよう「攻め」の姿勢でがんばってみたい。
ToYoPaPaさん、和尚さん、THANKS。

伊勢神宮参拝道中記はこちらをご覧ください。