「SPA」カテゴリーアーカイブ

八湯制覇

「九州まで負け試合を見に行ったのか。」
という声をあちこちからいただいた。
確かに試合自体はあんなものだったし、
別府・大分も4度目にもなると
「刺激」がないと前回書いたが、
それでも「発見」はあったし、
「癒し」という目標は達成されたと思う。

一つは鉄輪に新しく建てられた蒸し湯。
鉄輪は毎回訪れていて、蒸し湯は以前からあったが
新築されて新しくなったのだ。

貸し浴衣を着て、渡されたタイマーを持ち、
石菖の葉が敷き詰められた天井の低い部屋に入り
約10分間、葉の上に横たわる。
岩盤浴と似ているが、ちがうのは
蒸気で蒸されて薬効成分を含んだ温泉の湯気が
部屋の中に充満していること。
体の下から、そして空気中の蒸気から肺を通じて
体内に入り込み、じわじわと効いてくる感じ。
体からはじっとりと汗が噴き出し、
タイマーが鳴る頃には浴衣はぐっしょり。
その後は浴場で上がり湯をいただく。
体への負担が大きいようで、
係の人が念入りに注意事項を説明してくれるが、
それだけ効き目もあるということだろう。
別府へ行ったら「要チェック」である。

また今回は、交通の便がよくないため
今まで訪れることのなかった柴石温泉も訪れた。

山あいの谷間にひっそりと建つ施設だったが、
新しく、手入れも行き届いていて安心して入れた。
ぬるめの露天風呂はずっと入っていられる快適さ。
半身浴で汗を流しながらのんびりと過ごした。
今回、ここに入ったことによって、「別府八湯」はすべてクリア。
ある意味一区切りだが、まだまだ別府は「深い」。
「温泉道」と言われる所以だろう。

浜北温泉「あらたまの湯」

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浜北にオープンした「あらたまの湯」。
オープンからまもなく1ヶ月ということで、
そろそろ「芋洗い」の時期も過ぎただろうと思い、
一昨日、磐田に行く前に寄ってみた。
コンクリート打ちっ放しの壁面と
ふんだんに使用された木材の組み合わせがおしゃれ。
お湯は炭酸水素塩泉で少し白濁したヌルヌル系。
肌がすべすべしてくるのがわかるし、
少しぬるめの源泉掛け流しの浴槽もあり、
半身浴で長湯するといいリフレッシュになりそう。
露天の方は森林浴気分でのんびりでき、
私の「ローテーション」に入れられそうな「即戦力」だが、
2点気になるところが・・・。
・日没後暗くなってからの行き帰りはちょっと怖い?
(浜北区民の人にはわかるかな? )
・サウナの中で声を掛けられたんだけど、誰だ?
(浜北区は仕事柄知ってる人も多いけれど、誰だ?
 あまり風呂に知り合いが多いとリラックスできないんだよな。)
とはいえ、また行くと思います。

糸魚川→静岡県、「日本横断ウルトラクイズ」

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栂池へのスキーツアー終了後、
まっすぐ帰るのではなく、少々寄り道することに。
詳細は避けるが、フォッサマグナを辿って糸魚川へ。
一度日本海岸へ出た後、親不知を経て富山、
そして高山をかすめ、中部縦貫道、東海北陸道を経て白鳥へ。
そしてインターを降りてすぐの立ち寄り温泉、
「美人の湯 しろとり 美粧館」に立ち寄った。
お湯は少し白濁した、ややヌルヌル系。
入っていると肌がツルツルする感じが。
湯上がり後はしっとりする感じで、
このあたりが「美人の湯」と呼ばれる所以か。
内湯だけでなく露天も結構大きいが、屋根付きで雪の季節もOK。
その上きれいな庭も見えて、開放感あり。
ほどよい温度が腰に効きそうな気もしたが、
翌日が平日ということもあり、帰りを急ぐ必要があり
のんびりできなかったのが残念である。
しかし、よい立ち寄り温泉を見つけた。
奥美濃スキー帰りには「使える」、
そんな温泉である。

My Best 1

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栂池で初滑りを楽しんだ後、車に乗り込んだ。
宿はすぐそこだったのだが、車は千石街道を北へ向かう。
小谷温泉の山田旅館という場所を目指す。
昔ながらの「塩の道」の風情満載の峠道を抜け、
国道148号を糸魚川方面へ。
トンネルとトンネルの間の小谷温泉口の信号交差点を右折、
さらに昔話に出てきそうな山道を進み、20分近くか。
道がつづら折りになってきたら、近くなったしるし。
(今考えると、暖冬で雪がなくてよかった!?)
坂の中腹で1回切り返しをして旅館に通じる道へ。
構内に車を入れた瞬間、見えた風景に
「!!」
この建物、見覚えがある。
何かのテレビ番組で見た、あの秘湯の宿だ。
日帰り入浴ができるか尋ねてみると、「○」とのこと。
(本当は15時までらしい。女将さんに感謝。)
趣のある昔ながらの建物の玄関をくぐる。
古いのだが、室内外ともよく手入れされている。
古い銭湯のような浴室の入り口から中へ入ると・・・、
少し黄色がかった熱すぎず、ぬるすぎずの適温のお湯が
湯口から打たせ湯状にドバドバと浴槽に注がれている。
湯口の周りには温泉成分が周囲にこびりつき、
鍾乳洞のように盛り上がっている。
当然お湯は源泉掛け流し。浴槽から次々とあふれ出している。
心地よい。肌触りもよくなり、体の芯まで温まる。
泊まりにして一晩に何度でも入りたい気持ちよさだ。
風呂上がりもいつまでもぽかぽかあたたかい。
いやはや、来てよかった。
私の中での温泉ランキングで急上昇。圏外からいきなり首位!?
でもそれぐらいのインパクトだ。
いつか1泊ではなく、連泊で湯治に来るのもいいか、と思える
そんな湯だった。

賤機山のふもとに湧く湯

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県道井川湖御幸線、
静岡駅から県庁前を抜け北へ向かう道。
中部地区の人ならご存じ運転免許センターへ行く道。
(運転免許試験場と呼ぶ人は既にオジサン?)
私も若かりしころバイクでこのあたりを流して
走り回っていたこともあり、景色はよく覚えている。
でも、そのころは「温泉」なんて、なかったよなぁ・・・。
静岡浅間神社のちょっと北、静岡温泉「美肌湯」。
(「びじんゆ」と読むらしい。)
日帰り温泉施設ができていた。
駐車場は満車。にぎわっているようだ。
浴室に入った瞬間、あっ、と思った。硫黄の匂いである。
奥の黒い浴槽から漂ってくる。
ここの特徴は2つの異なる泉質の温泉の浴槽があることとのこと。
それぞれ入ってみる。
無色の方のナトリウム・塩化物温泉の方は大きな特徴はないが
「カブラヲ温泉」なる浴槽は黒っぽい色が付いていて
硫化鉄?の浮遊物もただよっていて、雰囲気たっぷり。
肌がヌルヌルしてくるようで、ゆっくりつかり、満喫できた。
静岡までわざわざ出かけていくのには「思い切り」が必要だが、
市街地から近く、バスも何路線も通っているので
「本社」へ出張した時に帰りにちょっとというのもいいかも。