「このくにの行方」カテゴリーアーカイブ

おやじさんはどう思っているだろうか。

「HONDA、F1から撤退」
衝撃的なニュースが新聞の一面を占めた。
以前にも一時期活動を休止したことはあったが、
新聞の文面を読むと、今回は休止ではなく、
「撤退」「売却」の文字が並んでいる。
再開の意志はないととることもでき、そうなると、
蓄積された技術は失われ、エンジニアは流出し、
これまでの「財産」は完全に消え去ることとなる。
本田技研ですらそこまで追い詰められていた、
ということなのだろうか。
レースを通じて伸びてきた
「HONDA」の旗を降ろすということは、
親父さんの時代から受け継がれてきたDNAを
捨てることになる、と言っても過言ではあるまい。
このくにの病もついにここまで来たかという感じで残念だ。

筑紫さんも逝ったか・・・。

73歳・・・、筑紫さんもうちの親父と同じ年で逝かれたか。
休みに入る時、「元気に帰ってくる」とは言っていたが、
なかなか完全復帰できず、気にはなっていた。
しかし、こうして訃報を聞くと驚きと残念な気持ちに包まれる。
このくにが「危うい方向」へ進もうとする時、
冷静に、「言葉」でそれにブレーキをかけてきたように思う。
(もっともそのために、「危うい方向」を志向する人たちから
 コテンパンにも言われてきたが。)
こういう骨のある人がいなくなると、
今後は「危うい方向」に進めたい人の「思うツボ」になりそうな
そんな気もするが、彼が残してくれた「正義」が
日本人の心に少しずつでも蓄積し、育っていて、
「暴走」を止める力になるものと信じたい。
ご冥福をお祈り申し上げます。

うれしい「急落」


この価格には驚いた。
数ヶ月前に比べると40円近くも安い。
先週末訪れたガソリン価格が安い地域といわれる
西三河ですら150円台の前半あたりだったのと比べれば、
浜松でこの価格は「激安」だ。
まだまだ昨年以前の状態には遠いが
それでもかなり落ち着いてきたと言える。
それにしても、この夏からの原油高は異常だった。
聞いた話ではある投資家がつり上げたとも言われているが
全く関係ない一般市民にとっては腹が立つ話だ。
ここのところの不景気も結局その割を食っているのは
末端の一般市民。
まずはガソリンは落ち着きつつあるが、
一体1年後はどんな世の中になっているのだろうか。

Around200円


またガソリンが上がった。
少し前、ハイオクを満タンにした時に10,000円を突破したのには
かなりショックを受けたが、
それからまだあまり間を置いているわけではないのに、
またである。
幸い、今は職場が近いので通勤距離が短く、
ガソリン価格が財布に及ぼす影響は少ない。
それでも、すぐ横にある連携しているDIY店で買い物をすると
最大8円近い割引がきく店を選んで給油しているのだが、
値上げ前夜は同じことを考えている人が多く、こんな感じ。
入るのに5分程度待つこととなった。
一体いくらまで行くのだろうか。
どっかでだれかがいい思いをしているのだろうが、
非常に腹が立つ。

それは国内で起きたテロ

見慣れた風景が多数の警察車輌で埋め尽くされる。
その様子がテレビに映し出される・・・、
まるで3年前にロンドンで起きた地下鉄テロの時のようだ。
あの中央通りと神田明神通りの交差点、
あそこであんなことが起こるとは・・・。
テレビで映された防犯カメラの映像は、
あの中央通り沿いの某牛丼屋のものだろうし、
最後に容疑者が確保されたあの路地もよく知っている。
タイミング次第では私があの場所にいた可能性だってあるのだ。
たまたまそこに居合わせただけで、
朝まで普通だった自分が、大切な人が
いなくなるなんてあり得ない。
あってはならない。
その人が長い人生の中で今まで積み上げてきた時間と、
周りの人がその人との関わりの中で積み上げてきた想い。
それらをバカな一人のわがままで、いとも簡単に破壊し、
さらにえぐり取って一生消せない大きな傷を残す・・・、
こんなことが起こっていいのだろうか。
これは国内で起きたテロと言ってよいだろう。
彼にできる償いは残念ながら
自らの命を差し出すぐらいしかないのだろうが、
ただ簡単に命を差し出してもらうぐらいでは許せない。
とさえ思える私は人権擁護者に叩かれるのだろうか。