街まるごとビアガーデン

連休は、静岡の街がまるごと非日常空間となる中で、
公園で、ストリートで展開されるパフォーミング・アーツに
心ときめく休日を過ごしてきた。
楽しかったのは、パフォーマンスだけではない。
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駿府公園の出店で買った、マグロのトロ串と唐揚げ!?
家でもよく余った刺身を照り焼きにして食べたりもするが
よく脂がのっていた。
そしてこちら。青葉公園のキリンビアガーデン青葉にて。
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カレーでも、ビーフシチューでもない、
これが何と、「牛すじ煮込み」なのだとか。
ただ、よくある醤油味や味噌味での煮込みでなく、
見た目のとおり、ビーフシチューっぽいソースで
セロリやジャガイモなどの野菜や牛すじを
じっくり煮込んだ「一番搾り」煮込みなのだそうだ。
具はもう少し多くてもいいかな、と思ったが
牛すじが柔らかくなるまで煮込まれていて美味。
ビールも進んで、ここだけで3杯もいただいてしまった。
この「街中まるごとビアガーデン」というのも
この大道芸w杯のの楽しみだ。
これだから、やめられない!!!(^_^;)

今年も夢のような「非日常的」2日間。

2日間、頭と心を空っぽにして、
「非日常空間」と化したこの街をたっぷりと満喫。
休み明けの今日から日常生活に戻れるか、と心配だったが、
それはそれ。
「戻らずにはいられない」
恐ろしいまでの「日常」という流れにのまれ、
朝のうちはぼんやりしてた頭もあっという間にリセット。
心配するまでもなく「社会復帰」できた。
そんな「日常」に戻った1日を終え、
遠い昔を思い出すかのように改めてこれらの画像を見た。
20141103tatiana_konoballs

タチアナ・コノボールズ、ウクライナ。
バランスボールを使ったアクロバットは表現力も豊か。
祖国が大変な状況の中、けなげに舞う姿が美しかった。
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デュオ・ジャック&セルジュ、フランス。
こちらは自転車を使ったアクロバット。
ただの曲乗りではなく、コメディタッチの表現あり、
2人のシンクロした動きの美しさあり。
時にドキドキハラハラ息をのみ、時に腹を抱えて笑い、
そして時に、2人そろった動きの美しさにうっとりする。
これはエンターテインメントとして最高!!と思った。20141103mr_fantastic

ミスター・ファンタスティック、アメリカ。
何だ、この男は!?
ずいぶん昔、私の幼いころに流行ったゴム人形、
「ミスターX」みたい。
(ま、さすがに彼は手足が伸びることはないのですが。)
軟体動物なのか、それとも関節がないのか、
とにかく手足の曲げ、ひねりが何でもあり!?
そんなくねくねの身体を使っての肉体派パントマイムだ。

さて、日本人も負けてはいない。
20141103mami_kano

加納真実。久しぶりに見た。
どこか「昭和」の深夜テレビ的なシュールなノリで
笑いをとるパントマイム(って言っていいのか!?)。
何がおもしろいのか、と戸惑っているうちに、
そのうちすっかり中毒にはまってしまう、そんな笑いだ。
20141103performer_kana

パフォーマー・カナ。
帽子を使ったジャグリングやフープなどを見せてくれたが
ホントに自らの芸にまっすぐで、それがすがすがしく、
見る側に「元気」「ハッピー」が伝わってくるのだ。
そして、美しい。
バレエのレッスンなども取り入れているのだろう。
フープダンスはうっとりとするぐらいに美しいのだ。
そして・・・。
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この日は彼を見るためにここにきたといってもよい。
昨年は「私と共演した」男、ダメじゃん小出。
今年も期待を裏切らなかった。
加納真実から「ジャパンカップ落選」を突っ込まれると
「これが世界に通じない芸だぁ!!!」
と自虐的にネタにして笑いをとりながら、
観客を自らのペースに引き込んでいく。
そしてお得意の観客いじりも健在。
考えておいた台本どおりに笑いをとりにいくのでなく
客のちょっとした反応など、その場の空気感を読んで
タイムリーに次の話題につないでいく、
その様は、本当におもしろい。
これもどこか、昭和の深夜放送的な香りがするかな。
腹を抱え、手をたたき、あまりにたたきすぎたのか、
何だかホイヤーの時計が狂ってしまう始末。
(さっきいじっているうちに直ったけれど、
これってホントに直ったのかな。それとも一時的?)

いやはや。今年も本当に夢のようなひとときを
この非日常的空間と化した街の中で過ごすことができた。
なかなか叶わない願いなのだが、いつか、いつの日か
「大道芸お泊まり2Days」をやりたいと思っているのは、
街ごと非日常空間となったこの静岡の街で、
その空気に包まれたまま眠り、その空気の中で目覚め、
そしてまた街に繰り出し・・・ってことをしてみたいから。
だけど、そんな贅沢は経済的にも時間的にも
なかなかできないものなんだな・・・。
でも、いつか、と思いながら歳を重ねていきたい。

新幹線使って、イベントをハシゴ

磐田と松本の結果は知っている。
だけど「盛り上がる方優先だ!」ということで、
盛り上がらない話題は先送り。

今日は2つのイベントを「ハシゴ」した。
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ホントは朝から静岡に行く予定だったのだが、
地元町内会の自営業の皆さんが、地元の文化財とからめた
イベントをやるということで、声をかけられたので、
午前中は、近くの横断歩道で交通整理を手伝った。
もっとこぢんまりしたイベントかな、と思っていたら、
どうしてどうして、結構な人数がやってきて大盛況。
行政主体ではなく、住民(商業者)主導のイベントなのに
市長さんは来るは、私の本社のトップも来るはでびっくり。
でも、上からでなく、地元からなのにこれだけやっちゃう、
っていうのは、この町、くたびれてるように見えて、
実は底力あるんだな、ということを感じてうれしくなった。

そして午後からはこちらへ。
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やはり、行かないわけにはいかないのだ、大道芸W杯。
朝出遅れた分、飲んだくれてないで回らなきゃ、と
まずは毎年恒例のディアボロ、矢部亮。
例年と基本的な流れは変わらないのだが、
隣合わせたファンとおぼしき若いお母さん曰く、
去年とは少し技が変わっているとのこと。
そう言われてみれば、そうかなぁ。
何はともあれ、技のクオリティは例年通り高く、
その迫力に圧倒されっぱなし。
そして、自分の限界を超え、自らを極めるために
チャレンジし続ける姿勢が見ていて気持ちよい。
そんな彼を見ないと、やはり大道芸気分になれないと
夜のナイトパフォーマンスでも彼を見た。
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光るディアボロが夜空に打ち上げられる様は、
まるで花火のように美しかった。

もう一人すごいと思った人、
けん玉師 伊藤佑介。
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動き一つ一つが美しい、としか言いようがない。
素早さあり、和風のメリハリ効かせた動きあり。
これらの画像をみると、私は札の辻に張り付いて
そこで一日過ごしていたかのようにも見えるが、
結構駿府城公園の方にも歩いてましたから。

ただ、どうしてもスケジュールを合わせられず、
結局、もう一人の「肝心な人」を見られずじまい。
ということで、明日も行きます!!!