今日、勝つことの意味。

第22回オリンピック冬季競技大会 ソチ2014
アイスホッケー 女子 予選リーグB組
日本女子代表 0-4 ドイツ女子代表
@ロシア・ソチ Shayba Arena

一次リーグ中、最悪の結果と内容だった。
確かに、今日勝とうが負けようが、上に上がって
メダルを賭けて戦うことはできない。
そういう意味では、モチベーションを保つのが
難しいことはわからないでもない。
ただ、今日の試合を戦う意味は何だったのか。
決して「消化試合」ではなかったのだ。
ゲーム時間が日本時間のゴールデンタイム直前で
多くの家庭が夕食前の、「マニアでない人たち」が
テレビで五輪を見るかもしれない時間帯に、
地上波で「フルサイズ」で放送されることの意味、
これを彼女たちはどれだけ理解していたのだろうか。
五輪でなければほとんど注目されることのない
アイスホッケーが、地上波で、ゴールデンタイムに
生中継で放送され、何千万の国民が観るのだ。
そこで勝利、となれば、当然競技の注目度は上がる。
今後のスポンサー確保とかにも大きな影響が出る。
この意味が理解されていれば、モチベーションとか
大澤が口にした「気持ちの弱さ」なんてものが
どうして出てこられようか。
最終予選の粘り強さを全く見せられなかった
彼女たちに失望。
ただ、応援し続ける気持ちに変わりはない。
私自身にとっては、この言葉はどこかで既に
聞き飽きて、まやかしのようさえに思える
「次(平昌)につながる」
という軽々しいセリフで片付けないように
最後まで「やり切って」もらいたい。

またしてもジャッジに・・・。

第22回オリンピック冬季競技大会 ソチ2014
アイスホッケー 女子 予選リーグB組
日本女子代表 1-2 ロシア女子代表
@ロシア・ソチ Shayba Arena

メダルのニュースに沸くスポーツニュースだが、
あえてマイナーなこちらの話題から。

残念だ。
「たら・れば」を言い始めたらきりがないが、
第1ピリオドの「幻のゴール」が認められていたら、
ゲームはどう傾いていただろうか、とも思う。
しかし、それが認められないというのであれば、
さらにゴールし、得点を重ねていくしかない。
しかし、決められなかった。
同点に追いついた床のゴールは素晴らしかったが
パワープレーのチャンスを何度も得て、
追加点を重ねるチャンスを何度も得ながら
それをものにできなかったことが悔やまれる。
DFも修正せねばならない。
決勝点を与えた場面も痛かったが、
それ以前からカウンターを簡単に許しすぎていた。
これでメダルを目指す戦いがなくなったことは残念だ。
だが、このまま終わるわけにはいかない。
私が注目の、GK藤本那菜の「スマイル」が見たいなぁ。

それにしても・・・、
ベンチのマクラウドコーチ、存在感ありすぎ(゜-゜)

PS. 少しはメダリストの話題にも。
昨日訪れた高鷲スノーパークにこんな横断幕が。
20140211takasu-snow_park

平岡は奈良出身で高校もこちらではないはずだが、
なぜかな、と思っていたら、
子どもの頃からこちらのエリアで練習していたとか。
この後メダリストになっていく彼の「ホーム」で
それが決まる当日直前に滑っていたとは。
ちょっとタイムリーでうれしい。

「この靴でなら、行けると思う。」

第??回コケリンピック冬季競技大会 ソッチ2014
スキー・アルペン 男子 「小」回転
@岐阜県郡上市 ダイナランド、高鷲スノーパーク
20140211dynaland

上村愛子の滑りだけでなく、あれだけ朝から晩まで
雪の上を跳んだり、駆け下りたりする姿を
これでもかと見せられたら、じっとしてられないって。
(っていうか、この話は既に先週決まっていたんだが。)
ということで、ソチで男子モーグルが行われている頃、
職場の先輩たちと車でこちらを発ち、奥美濃へ。
20代の頃以来、久しぶりにダイナランドを訪れた。
スキー場のたたずまい自体は変わっていなかったが、
久しぶりに来てみたら驚いた。
隣りの高鷲スノーパークとつながって、
相互乗り入れ可になっているではないか。
ということで、日帰りで滑るには物足りないぐらいの
「ビッグゲレンデ」を満喫した。
天気は、寒くなく、終日雲一つない快晴!(^^)!
それでいて、先週末に降った雪が良い状態で残り、
雪質は締まっていて最高!
飛び石連休の最終日ということもあってか、
混雑もひどくなく、いいローケーションの中、
遠くにアルプスや乗鞍の山影を臨みながら
谷に向かって落ちていく自分の体をコントロールして
白銀の世界を満喫することができた。
新調した靴の調子はまずまず。
靴の中で足が浮いたりずれたりすることもなく、
足の動きをダイレクトに板に伝えることができて、
いつもなら躊躇するような斜面も何とか行けたし、
疲れも少なかったように思う。
(少し締めすぎて、水膨れができてしまったが。)
こうなると、これでシーズンおしまい、というのは
惜しいなぁ。
まだ2月半ば。もう1~2回、なんて欲が出てきた。

「明日、ゲレンデで試そう。」

第22回オリンピック冬季競技大会 ソチ2014
アイスホッケー 女子 予選リーグB組
日本女子代表 0-1 スウェーデン女子代表
@ロシア・ソチ Shayba Arena

パワープレーに泣いた。
相手のパワープレーの時間帯、一瞬の隙だった。
相手の放ったロングシュートにGKは備えていた。
しかし直前で相手がスティックでコースを変え、
パックは無情にもゴールへ・・・。
その後、チャンスは何度かあった。
こちらのパワープレーに持ち込むこともあったし、
終盤には、大沢らがこれでもかと猛攻を仕掛け、
相手GKが何とかしのぐという展開も見られた。
しかし、決めきれなかった。
苦しい状況を作ってしまったが、そこは出場権を
得るために戦ったあの苦しい最終予選を思い出し、
強い気持ちで次の開催国ロシア戦に向かってほしい。
まだ、始まったばかりだ。

さてさて。
上村に刺激を受けて、自分も滑りたいと思い、
ちょうどブーツが傷んで買い替えを考えてたので
豊橋のゼビオに買いに行っちゃったよ(*^-^*)
20140209new_boots

右が、今回買い求めた新しいの。
ホントは上村と同じREXXAMが良かったんだけれど
置いてなくて、仕方なくいくつか履いて、
自分の足にしっくりきたHANSONにした。
ということで、明日、デビュー戦です。
なので、寝ます。

「階段」は終わった。でも、彼女なりに昇り切った。

第22回オリンピック冬季競技大会 ソチ2014
フリースタイルスキー・モーグル 女子決勝
日本代表:上村愛子 第4位(ポイント20.66)
@ロシア・ソチ Rosa Khutor Extreme Park

届かなかった。
一段一段昇ってきた「階段」はそこで終わっていた。
私自身、この結果には納得がいっていない。
なぜなら決勝の彼女は本当に会心の滑りをした一方で
1,2のデュフォー ラポイント姉妹はともかく、
ハナ・カーニーについてはターンでのポイントが
彼女に勝っているとは、私の目には見えなかった。
それぐらい、彼女の決勝での滑りは、
板がよくコントロールされていて、キレていた。
それ故に、結果を見て一度は布団に仰向けに倒れたが、
前回、前々回のような「やりきれなさ」は
今回はなかった。
彼女の「やり切った感」が滑りに出ていたから。
予選以降、滑りを重ねるたびに一つ一つ修正し、
これでどうだ、という滑りを見せることができた。
実際、1番滑走だった彼女の滑りの内容とタイムが、
後続のすべての選手の心・技に影響を与え、
決勝全体の雰囲気を作り出すきっかけとなっていた。
「手ぶら」で構わない。堂々と帰ってきてほしい。
「オリンピックをいい思い出で終われる。」
爽やかにそうコメントした彼女に、拍手を送りたい。