「Jリーグを、取り戻す。」ってか?

遅れているガーナ戦のレビューで更新をと思っていたが、
今日はこの話題を避けるわけにはいかない。
今朝の目覚めは、朝のNHKラジオの仰天ニュースだった。
朝刊のスポーツ欄にもバカげた見出しが躍る。
20130912baka_na_chairman
この話は前々からあった。
しかし、浦和サポを中心に、国立やJFA前でJリーグサポが
チームの枠を超えて様々な反対の意思表示を示してきたのに、
ついに、だ。
プロ野球が「クライマックスシリーズ」なるものを
導入した際に、バカなことを始めたものだ、と思っていた。
年間の一試合一試合の真剣勝負は何だったのか、
リーグ戦とは何か、ということを根底から覆すこの考え方は、
試合数が多くて一試合の持つ重みが薄い、
そして未だチームは親会社の広告塔という考え方が濃い
野球ならではの発想で、こんなバカなことをJはやるまい、
と信じていた。
しかし、J2の昇格が3位以内自動昇格でなく、
3~6位がJ1昇格プレーオフなんてバカなことを始めた時、
おかしな考え方が伝染ったかな、と嫌な予感がし始めた。
そしてついに、だ。
一試合一試合、勝ち点を積み重ねて、
一番多かったチームが優勝するわけだし、
積み重ねられなかった3チームはJ1を去るしかないのだ。
だから今、私たちはキリキリと心を痛めているわけだし、
積み重ねたチームは素直に喜べばよい。
リーグ戦を否定するようなプレーオフをやって、
しかもそれに前後期の2位から参加できるなんていう、
前回の時よりもバカげたレギュレーションで
世界標準の仕組みをぶちこわして小遣い稼ぎをし、
「あの素晴らしいJリーグバブルをもう一度」ってか?
もっと本質的な方法で、サッカー人気を、
J人気を高めていこうとは思わないのか?
こんな薄っぺらなリーグが唱える「百年構想」ってやつを
自分は今まで追いかけてきたのか?と思うと情けない。
大東和美っていう嘘つきは、前回この話が流れた時に、
「時間をかけて議論していきたい」
って言ったそうだが、大嘘ではないか。
オープンな場でこのことが議論されたことを
私は見たことも聞いたこともない。
今回、
「反対するサポーターもいると思うが、
 きちんと説明して理解を求めていきたい。」
と言ったそうだが、嘘つきチェアマンを
誰が信じられるだろうか。
さっさと理事会で決めちゃった後に記者会見でもやる気だろ。

「そんなこという前に、お前らそのころJ1にいないだろ。」
って声が聞こえそうだけれど・・・、
2015年からっていうなら、戻ってきてるかもしれないし、
まだ、落ちると決まったわけでもないし・・・。(弱気)
いずれにしてもこの国、
どうも「おかしかった時代」に戻りたがる「リーダー」
(ホントに「リーダー」なのか? )
っていう肩書きの人間が多すぎる・・・。

テストは完了。で?

東京五輪開催決定の興奮冷めやらない中ではあるが、
次の試合もあるので、こちらをアップしておかないと。

キリンチャレンジカップ2013
日本代表 0-3 グアテマラ代表 @長居スタジアム

前半はまさかこのままスコアレスドローかと思ったけれど、
後半、本田と柿谷を投入してからは流れが一変。
(本田なしの大迫はちょっと気の毒だったかな。)
交代した清武がどう、と言うよりも
香川はあのポジションでよかったのだろうか、
香川自身の動きはどうだったか、と思った。
そのほか、ポジティブにとらえるのであれば、
ここ最近安定感がなかった長谷部、遠藤の
ボランチ2人が落ち着いてできたことはよかった。
3バックはよかったかどうかは・・・わからない。
ただ、グアテマラ相手で完封したからと言って、
DFラインが立て直せた、というのは楽観的過ぎるかな。
ま、明日のガーナ戦でどれだけできるか、追試かな。

ところで・・・、こんなゲームもあったみたい。
第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
磐田 8-1 福井 @ヤマハスタジアム(磐田)

応援に行ってくれた方、ありがとうございます。でも。
相手が相手だし、1失点してるし・・・。
ただ、新・ヤマハスタジアム、やっと初勝利。
少しは柏戦に希望が感じられる内容だったのだろうか。

TOKYO 2020 !!

20130908tokyo2020
素直に嬉しい。
かつて私が中学生の時、初めて東京に泊まりで出かけた時、
その時、泊まった市ヶ谷ユースホステルのフロントで
ペアレントの方と生年月日の話になり、
「東京オリンピックを知らないのか!?」
と驚かれたことがあった。
おそらく、その方にとってはつい最近の出来事なのに、
目の前のこの小僧はその後のジェネレーションなのか!!
という思いだったのだろう。
東京大会から49年、前述したとおり、私は知らない。
そして長野五輪(フランスW杯も同年)から15年。
既に今の小・中生はこの国で行われた五輪を体験していない。
(2002W杯だって、既に11年前。小学生は知らない。)
それぐらい過去の出来事なのだ。
この国に五輪がやってくる、この国から五輪を発信する、
というのはホントに大きなことだと思う。
ただ、ここからがスタート。
競技会場、インフラの整備もさることながら、
滝川クリステルがプレゼンで伝えた
「お・も・て・な・し」
がホントにできる国になっていかなければならない。
(もてなしの街、を掲げていたのに、ホントか? という
 市もごくごく近くにあるわけだし。言うは易し、なのだ。)
また、今の中・高生年代が選手団の中心になるわけで、
強化も大切になってくる。
去年観たヤングなでしこや今年SBSカップで観たU-18代表は
(男子の場合はオーバーエイジ枠としてかな? )
チームを牽引する存在になっていなければならない。
そして何より、「得意げな顔したこの国のリーダー」
(自分の手柄みたいに、したり顔されてもなぁ。
 でも腰抜け前政権ではこの招致は出来なかったと思うが。)
がプレゼンで国際公約してしまったように、
汚染水をはじめとする原発問題の終息を、何が何でも
進めなければなるまい。
7年後、東京は、この国は、そして私自身は・・・、
一体どうなっているのだろうか・・・。

PS.
長文になってしまうんだけれど、もう一つ。
すごく気になることがある。
4年前になかったこの盛り上がり、何なんだ!?
一体何をどうしたら、世論がここまで4年前と変わるんだ?
招致への機運がここまで「盛り上がった」のならいいが、
何者かが仕組んで「盛り上げた」のだとすると、
ある意味恐ろしい。

1点先行に、浮き足立つとは・・・。

2013 Jリーグディビジョン1 第24節
磐田 1-1 甲府 @ヤマハスタジアム(磐田)
20130831_vs_kofu
冷静を装いつつも、冷静ではなかったな。終了直後は。
このゲームがどういう意味をもつか、重々わかっていたし、
このドローによって、J1残留がかなり困難になったことを
認めざるを得なくなったからだ。
残り10試合で勝ち点差9を追いつく・・・、
それは向こうが3敗する間、こちらが3勝すること。
さらに勝ち点で相手を上回らねばならない。
ほぼ全勝、がノルマになってしまったのだ
ここまで2勝のチームに、それは酷だ。

山田のゴールでの1点先行した後ったらなかったな。
何? あの浮き足だった様子は。
まるで小学生のように緊張しちゃって。
動きがぎごちないの、急に弱気になるの、何だか。
やられるべくしてやられた、同点弾なのだろう。
情けない・・・。