いつかギラギラする日(磐田だって)

TOYOTA プレゼンツ
FIFAクラブワールドカップジャパン2008準決勝
ガンバ大阪 3-5 マンチェスターユナイテッド
@横浜国際総合競技場

まずは、
「うらやましいなぁ。」
相手はマンチェスターユナイテッドだよ?
ギグスだよ、テベスだよ、クリスティアーノ・ロナウドだよ?
スコールズだよ、ネビルだよ、
ゴールを守るのはファンデルサールだよ?
率いるは「サー」アレックス・ファーガソンだよ?
そんなチームと、「公式戦で」やれるんだよ?
夏にエコパに大枚はたいて来ていただくのとは
ちがうんだよ?
そんなチーム相手に、我々と「一応」同じリーグのチームが
ふだんのやり方を変えずにチャレンジして、
5点失ったことはともかく、
3点取っちゃうってスゴクないかい?
その3点のとり方はどれも素晴らしかった。
あのファンデルサールが呆然とし、
悔しさからポストに蹴りを入れるなんて

そうそうできるもんじゃないわけで。
そんなガンバだって、苦しい時期はあった。
昨年の3位の浦和だって、降格を経験した。
磐田(うち)だって
アジアチャンピオンを過去の栄光にするのではなく
未来形にすることができるはずだ。
今後のチームづくりを厳しい目で見ていきたい。

まずはガンバ大阪、
明日、世界3位を目指してがんばってほしい。
そして決勝は気楽に楽しませてもらおう。

再生への道はここから始まる

2008J1・J2入れ替え戦 第2戦
磐田 2-1 仙台@ヤマハスタジアム(磐田)

試合終了後、どっかりとシートに腰を下ろしたまま、
しばらく動くことができなかった。
ある意味「放心状態」だった。
能活もゴール前に突っ伏してしまっていたが、
それぐらい「ギリギリ」の戦いだった。
何はともあれ、松浦には本当に感謝だが、
選手、サポ、全員の思いで勝ち取った残留とも言える。

ただ、逆にとれば、仙台との差は
「紙一重」だったっということ。
入れ替え戦がなくなる来季からは
下位3位なら有無を言わせず自動降格となる。
何らかの手を打たなければ、
同じことは繰り返されてしまう。
十分な分析を行い、
これをチーム再生への第一歩にしなければならない。
なにはともあれ・・・、
「よかった。」

まだ何も決まってはいない。

2008J1・J2入れ替え戦 第1戦
磐田 1-1 仙台@ユアテックスタジアム仙台

まずは取りあえず、
ヤマハスタジアムに背水の陣を張るという
最悪の事態だけは免れた。
ただ・・・、
アウェーゴールを勝ち取ったとか、
これで仙台は追い込まれたとか、
スカパー!のお兄さんは言ってたけれど、
うちのチームについては、
その考えは危険ではないだろうか。
今までも「これで何とか」と言いながら、
今の状態があるわけで、楽観できるわけがない。
仙台が1点先行すれば、それで終わり。
2失点すれば、引き分けでもダメになるわけだ。
すごく有利になったなんて考えは持つべきではない。
それにしても・・・、
やはりこのチーム、追い込まれても
千葉のように「化ける」ことは本当にできないチームだ。
「何かがちがう」ってところはまったくない。
いつもどおり、ダメなところはダメだ。
萬代、本当にあんたは使えないし、岡田も頼むよ。
次節、ジウシーニョと秀人が大丈夫か、
そして加賀は戻ってこられるのか。
それだけが心配だ。

この男の引退セレモニーは・・・、

Jリーグディビジョン1 第34節
磐田 0-1 大宮 @ヤマハスタジアム(磐田)

何とか残留を確定させた中で行い
気持ちよく送り出してやりたかったものだ。
しかし、現実はそうはいかなかった。

見るからに引き分けねらいの大宮に対し、
何度も攻め込み、決定的なチャンスを作った。
いいところにパスが出され、スタジアムが沸き、
ゴール前に折り返せれば、中にもう一人いれば、という
「得点の臭い」のするシーンも何度も作った。
しかし磐田のシュートは一度もゴールを割ることはなかった。
それでも勝ち点1なら、と思った魔の後半30分。
久しぶりに、本当に久しぶりに16,000人を越えた
ヤマハスタジアムが沈黙に包まれた。
本当にこのチームはもろい。
これでは今の順位は仕方ない、とも思えた。

こうなると先週逃した勝ち点1、先々週逃した勝ち点3、
そしてガンバ戦で逃した勝ち点1など、本当に悔やまれる。
そんな中でもこれまで積み上げてきた勝ち点のおかげで、
今、首の皮1枚つながっていると思って、来週戦うしかない。

来週は本当に忙しいんだぞ。
死ぬの生きるのの世界なんだぞ。
でも・・・、
水曜は19時にテレビの前に座り、
土曜はまた磐田に行くしかないんだな・・・。

おやじさんはどう思っているだろうか。

「HONDA、F1から撤退」
衝撃的なニュースが新聞の一面を占めた。
以前にも一時期活動を休止したことはあったが、
新聞の文面を読むと、今回は休止ではなく、
「撤退」「売却」の文字が並んでいる。
再開の意志はないととることもでき、そうなると、
蓄積された技術は失われ、エンジニアは流出し、
これまでの「財産」は完全に消え去ることとなる。
本田技研ですらそこまで追い詰められていた、
ということなのだろうか。
レースを通じて伸びてきた
「HONDA」の旗を降ろすということは、
親父さんの時代から受け継がれてきたDNAを
捨てることになる、と言っても過言ではあるまい。
このくにの病もついにここまで来たかという感じで残念だ。