悔しいけれど・・・おめでと。

FIFAクラブW杯準々決勝、
浦和vsセパハン戦をテレビで見た。
悔しいけれど・・・おめでと、浦和。
ACLの決勝カードの再戦となったが、
ほぼゲームを支配し、強さを見せつけた感じ。
準決勝進出を果たし、ACミランと戦うことになった。
今シーズン、何度もスタジアムで聞いたあのナレーション、
「このシーズンは、明日の世界へつながっている。」
あの言葉は夢ではなく、現実であることを証明した形だ。
これでもし、次、ミランを破ったりしちゃったら・・・!?
「いつものトヨタカップ」になることを期待して
チケットを買ったレッズファン以外の「世界のサッカーファン」は
ガッカリしちゃうだろうな・・・(笑)。
ホントは、金にものを言わせて補強しまくり、
「プチ・レアル化」「読売巨人軍化」してる浦和が
勝つのを見るのはオモシロクナイ。
でも、Jのチームだって世界でやれる、ってのを
見るのは決して悪い気はしない。
「うち(磐田)だってかつて・・・。」なんて
「過去の栄光」にすがりたくもなるが、現実は厳しい。
でも・・・いつか「また」「ここ」に戻って来られるように
来シーズン、また勝ち点を一点一点、
積み上げていければ、と思う。

「社長、わかってる!? あんたにできるか!?」

PS.
3-0で勝ってれば、もっとほめてやったけれど、
何だ、あの点の取られ方は?
やっぱ、あんた、ダメだよ。
最終ラインはキッチリ守り切るのが第一の仕事。
気持ちが守りに集中してないから
あんな無様な点の取られ方するんじゃないか?

初めから岡田ありき?

1998年、フランス。
我々は世界との差、現実を思い知らされた。
まだまだ日本サッカーは発展途上で、
謙虚に世界から学ばねばならないことを
痛感させられたはずである。
あれから10年、
日本サッカーは大きく変わった。
しかし・・・、
世界から学ぶことはもうないと言えるぐらい
日本サッカーは成長したのだろうか?
新日本代表監督、岡田武史氏。
彼ではダメだとは言わない。
実際、日本人から選ぶのならば彼がベストだと思う。
W杯を戦うのに「経験」がいかに必要かは
前々指揮官のダメダメぶりでも明らかだ。
頭脳派だし国内での実績もある。
しかし・・・、
オシムが目指していた方向と岡田監督が目指す方向が
同じではないことはだれの目にも明らかだ。
ここで岡田監督を選んだと言うことは、
日本サッカーの目指すべき方向を転換した、
ということなのか? ちがうだろう?
実際この期に及んで協会はまだ
「オシムの継承」なんて矛盾したことを言ってるわけだし。
十分議論をせず、手も尽くさず、身近なところで手を打ったような、
もしくは「初めから岡田ありき」だったような、
そんな気がしてならない。
まるでどこかのクラブチームのようで、
これからの代表が、日本サッカーが不安でならない。
ただ、こうなった以上は仕方ない。
日本サッカーがあの後10年でここまで変わったように、
(途中「失われた4年間」はあったが。)
彼があの後10年間でどう変わったかに期待して
今後の代表を見ていきたいと思う。

「システム変更」なんかに負けない


昨夜は静岡市内で行われた本社の忘年会に参加した。
私たちは系列会社の支援のために
外部に派遣されている立場ではあるが
忘年会などにはいつも本社から声をかけていただいている。
本社のみなさんや他の系列会社へ派遣されている人たちと
膝を交えて話をする機会はなかなかないので
こうして声をかけていただけるのは本当にありがたい。
本社や系列会社の経営状況から、
私たちの派遣は、一部を除き今年度をもって終了することが
既に決まっている。
そのため、事業の縮小や退潮など先行きが懸念され、
私自身やりきれない想いに沈む今日この頃だったが、
「同志」たちと語り合う中で
残り3ヶ月、戦っていく「パワー」を得たように思う。
残念だったのは、今回「泊まり」にしなかったこと。
終電の時間を気にせずに話ができれば、
もっと「パワー」を得られただろうに・・・。
3月に予定されている送別会の時はホテルを予約して
時間を気にせず「とことん」行きたい、
そう思った。

スロースターター

昨日は早朝から静岡へ。
駿府公園や西草深、長谷通りあたりをうろちょろ。
「しずおか市町村対抗駅伝」の応援に来ていた。
葵区内の沿道での応援を終え、
ゴール地点になっている草薙の陸上競技場へ向かう。
「まだ伊藤圭介と松永直子はこっちにいるな。」
大画面で流される中継を見ながら
時計を気にしつつ、最終ランナーの到着を待った。

自分たちのチームのほかにすべての市・町のゴールを見届け、
13時前、早歩きで静鉄の県総合運動場駅へ。
静鉄、新幹線、東海道本線、シャトルバスを乗り継ぎ
キックオフ直前のヤマハスタジアムへ到着した。
「間に合った・・・。」
市町村対抗駅伝では私のサポートするチームが
大変よい成績を収めたが、磐田はどうだろうか。
いよいよリーグ最終戦のキックオフ。
「・・・!?」
先週とは全くちがうチームになっていることにびっくり。
スタメンが大幅に入れ替えられていたとかではなく
「人もボールも動くサッカー」になっていて、
しかも連動した動きができるようになってたこと。

オーバーヘッドシュートというものが
初めて「決まる」のを目撃できたし、
(林、お疲れさん。京都でがんばれや! また西京極で会おう。)
犬塚に至っては「先週と同じ人物か?」という変貌ぶり。
危険なシーンもあったが、90分間わくわくでき、
結果は開幕戦の裏返しの0-4。
スカッとしたと共に、
なぜシーズン通してこういうプレーが
できなかったのか、とも思えた90分だった。
ただし、リーグ戦としては球団史上最悪の9位。
この事実は重く受け止めてもらいたい。
選手たちは天皇杯で、
フロントは契約更改と補強で、
それぞれが果たすべき責任を果たし、
来季につなげていってほしい。

平成の「きかんしゃやえもん」


ちょうど先週の今ごろ、
大分遠征のため、九州に向かう列車に乗った。
特急「富士」号。
かつては単独で西鹿児島(現鹿児島中央)まで
運行された日本最長運転距離の旅客列車で、
「ブルートレイン」と呼ばれブームになった
九州行き寝台特急列車の一つだ。
他の東京発九州行き寝台特急が次々と廃止される中、
この「富士」は、熊本行きの「はやぶさ」と
小倉まで併結され、大分行きに短縮はされたが
現在も運行されている。
幼い頃、家の近くを汽笛と共に通過していく
ブルートレインを見送りながら、
「あの列車に乗って遠くへ行ってみたい。」
と思っていたが、今回その願いが叶うこととなった。
しかし・・・乗ってみて驚いた。
はげた内外装、前時代的な車内の装備や表示・・・、
昭和の雰囲気を残した「走る鉄道博物館」のようだ。
しかし、これらは「保存」のため残されているのではなく、
JRに「新たな設備投資」をする意志がないため、
そのまま運行されているだけ、のようだ。
民営化後のJRは、新幹線と最新の昼行電車型特急を優先し、
効率の悪い寝台特急から手をひく傾向にあるという。
旅情を誘う夜汽車は、もはや「時代遅れ」なのだろうか。
一部報道では、2009年春のダイヤ改正をもって
「はやぶさ」「富士」を廃止する方針とか。
わが家からブルトレを見送ることもなくなるのだろうか。
寂しい限りである。

(今回の観戦記を「Trip to the stadium」にアップしました。)