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「谷間」は続くのか?

SBSカップ2008国際ユースサッカー第3日
U-19日本代表 3-2 静岡ユース
U-19アルゼンチン代表 2-0 U-19オーストラリア代表

惨敗に終わった北京はもう過去の話。
4年後、ロンドンを目指す世代はどうよということで
午後から休日出勤の代休を使い、エコパへ向かった。
上記の2試合中、まず日本対静岡を観戦したのだが・・・、

「ユースってこんなレベルだったっけ?」

SBSカップは今までに何度も見てきたが、
こんなに内容がないのは初めてでは?
攻めは単調だし、いちいちボールを止めて考えるし、
パスはつながらないし、DFは抜かれまくるし・・・。
期待の山本康裕も今ひとつ。
その後に見たアルゼンチン対オーストラリアが
別の次元の試合に見えてしまった・・・。
マジメな話、まずいのではないか?
U-20ワールドカップの前に、アジアで終わるおそれが・・・。
4年後、アジアのシード権を失ったロンドンの予選では
今日のオーストラリアや死にものぐるいで来る韓国あたりが
同グループに入ってくると思うとかなり厳しいように思う。
世界にすら出られない・・・、
これが年代別代表だけで済んでいるうちはいいが、
この世代がA代表の中心世代になる南アの次のW杯あたりは
本当に心配だ。

新装開店

月曜以降一週間、ネットにつながらない日が続いた。
原因はADSLモデムの故障。
NTTに電話をして新しいものを手配。
ついでに無線LANのルーターも新調した。
new_modem.jpg
早速今日、設定を完了し、つながるようになったが
この間、改めて「ネットにつながらないPC」は
「ただの箱」同然であるということを痛感した。

つながらない間にいろいろなことがあった。
U-20のW杯はワクワクするサッカーを展開しながら
快進撃を進めてきたが、決勝T1回戦で衝撃のPK敗退。
試合を重ねながら成長する若い世代だけに
一試合でも多く経験を積ませたかったし、見たかったが
本当に残念だった。
A代表の方はアジアカップが開幕、
すでに一次リーグ2試合を消化した。
2試合ともやりきれない思いを残す結果となり、
ホーム・ベトナムが相手となる第3戦に、
結果と内容の両方が求められる状態になっている。

明後日の夜、落ち着いた状態でテレビ観戦できるかどうか、
近づきつつある「台風4号」という「最強の敵」が
どう「攻撃」してくるかにかかっている。
相手は大自然。「勝ち」を狙いにいける相手ではない。
守りを固め、ダメージを最少に食い止める
「引き分けねらい」が得策だ。
事の展開次第では、私自身も明日は職場に休日出勤し、
対応のために「途中出場」することもありうるだけに
敵の出方が気になるところだ。

違和感

sho_ito_goal_sbs_cup.jpg
この「SBSカップ」も今年で第30回とか。
静岡サッカーの夏の風物詩として定着した感じだ。
初日の草薙はJを優先したため、パス。
最終日のエコパも仕事。
でも1試合ぐらいは観ておかねば、と藤枝に出かけた。
試合自体は、一度は逆転するなど健闘した静岡ユースに対して
U19日本代表が終盤意地を見せるといういいゲームで、
アジアユースに向けての若手のチェックもでき、
有意義なものだった。
ただ、「高校生年代が出る大会」ということや、
「ローカルな大会」ということで仕方がないのかもしれないが
ふだんプロの代表やJのゲームを見慣れている立場からすると、
サッカーとはちがう部分で時々「違和感」を感じた。
例えば、キックオフ前に国歌の演奏があるのだが
その際、ある少年サッカーチームと思われる団体の全員が
起立することなく着席したままであったり、
(ここで「君が代」論争をするつもりはないが、少なくとも
 指導者の大人が起立するよう促すぐらいはすべきではないか?)
国歌演奏中に着帽のままの大人が大勢いたり・・・。
それ以上に気になったのが、某高校関係者と思える人による
トラメガをピッチに向けての応援、ヤジ、そして「指示」(!?)。
Jではトラメガをピッチに向けて使用する応援は禁止されている。
ピッチに声を掛ける時はあくまでも肉声だ。
静岡ユースとして戦っているのに特定の高校の選手だけを称え、
それ以外の選手たちはどんなにいいプレーをしても無視し、
品のない言葉遣いで「指示」を出すなど、
ふだんの「部活動」の「ノリ」でやっていたのかもしれないが、
こちらとしては耳障りで、観ていて集中できなかった。
私という人間は、世間の常識からズレたものの見方をするところも
結構あり、こう考える人は「少数派」なのかもしれないが、
入場料を取ってお客に見せる大会としては「どうよ?」と感じた。

とはいえ、残りは1試合。
私は見に行けないが、U19代表は優勝めざし、
そして静岡ユースもがんばってほしい。

強ぇーよ! アルゼンチン。

 2日続けてのエコパ。
SBSカップを見に行った。
FIFAワールドユース選手権2007カナダ大会で輝くであろう、
新星を探しに。
でも・・・ゴメン、オジサンに観る目がないんだと思うけれど、
今ひとつ、「輝き」は見いだせなかったかなぁ。
最初の柏木君の先制弾は素晴らしかったけれど、
それぐらいかな。
後半の柳澤君のドリブルでの持ち込みから
ファールを誘ってPKに持ち込むまではよかったけれど、
その後の「パトリオット」には・・・だし。
確かにみんな、高校生にしてはレベルは高いんだけれど。
そして見事に「つなぐ」なぁ、と思ったんだけれど・・・。
来年も観に来るから、成長を楽しみにしています。

それにしても・・・やっぱり強ぇーよ。
若造でも、アルゼンチンはアルゼンチンだなぁ・・・。
argentina.jpg
PS.
静岡ユース、がんばれよ! もっと「向かっていく強さ」がほしいぞ。
最後まで観るつもりだったオジサンが席を立ってしまったのは
強くなってきた雨のせいだけではないぞ!

「おあずけ」?

「ケルクラーデの悲劇」?
マスコミはどう名付けるか知らないが、
「悲劇」なんて言葉で片づけてはいけないし、
もはや片づける時代ではないと信じたいのだが・・・。
あのまま延長に入れていれば、動きの落ちてきていたモロッコ相手に、90分(120分)動き続けられる高い運動量と、Jでの経験を生かした落ち着いた試合運びに、点が取れていた可能性は高い。
しかし・・・その「延長戦」には突入することなく、
ゲームは終わってしまった。
ロスタイム、日本のゴールネットを揺らされて・・・。
私の目には、選手たちは延長戦に意識が行くあまり、
目の前の試合から集中力を失ってしまっていたように見えた。
「ほんのちょっとの差だが、これが世界との差」・・・
かつて何度も経験してきたことを
この世代の代表たちも経験することになってしまった。

試合後、うつろな目をした選手たち。
まだ現実を受け入れられない、そんなふうに見えた。
魂が抜けてしまったかのようなカレンの顔が印象的だった。
当然だろう。これからロッカールームに戻り、ホテルに戻り、
帰りの飛行機に揺られ、そんな中で一つ一つ気持ちを整理して、
現実を受け入れていくことになるのだろう。
じっくり気持ちの整理をしてほしい。
北京五輪予選は2年後? まだまだ道は続くのだから。
このチームが「谷間」なのか「止めどなく続く下り坂」なのか・・・
それは2年後まで「おあずけ」ってところだろうか・・・。

さぁ、A代表、日本の目は今度、あんたたちに集中して注がれることになるぞ。