結局、学生時代は一度も食べたことはないのだが。



大学時代、仲良くしていた友人が住んでいた部屋の近くに
「板屋商店」という深夜営業の店があった。
当時24時間営業のコンビニの参入を拒んでいた静岡市では
珍しく深夜2時までビールやおつまみを販売していた店で
よくその店でビールやおでん、つまみ菓子などを購入して
友人の部屋で夜が更けるのも忘れて飲み明かしたものだ。
その店にはいくつか私が「食」について驚くものが
置かれていたのだが、その一つは黒はんぺんのおでん。
まだ「しぞーかおでん」などというものが
ご当地グルメとして有名にになる前のことだったが、
冷たいままわさび醤油で食べるか煮物に入れるかしか
知らなかった私には、おでんの具材として黒はんぺんを
使うということが、ある意味衝撃だった。
(ちなみに、我が家は母親が尾張の出身のためか、
 以前から黒はんぺんはあまり食卓になじみがなく、
 おでんで鰯ものと言えば、「いわし玉」だった。)
その店に何気なく置かれているもので、もう一つ
黒はんぺん料理で気になっていた存在が「フライ」だった。
「黒はんぺんを揚げる」というのも私の常識外だったのだ。
ただ、その店ではいつもつまみにおでんを買ってしまい、
私の記憶が確かなら、そこでフライを買ったことはない。
しかし心の中でどこか引っかかっているものだった。
その後大学を卒業して地元に戻ってからは、これに
お目にかかることはないままこの歳まで過ごしてきたが、
数年前、地元の惣菜チェーン店、知久屋で見かけた時に
「!!!」と思った。
「板屋で見た、黒はんぺんフライだ。」
1枚80円というお値段もお手頃で、それ以来私にとって
定番のおつまみとなった。
今日は土曜ではないが、「大型連休イブ」ということで
特別に仕事の後「おうちビアガーデンMT」、開店(^^)/
肉厚で風味よく、ビールと共においしくいただいた。
こうして空を見上げながら一人で飲んでると、
なーんもなく、穏やかなトワイライトタイムなんだけれどね、
どうして世の中こんなことになっちゃってて、
どうしてまた「延長」なんてことになりそうなんだか。
「総理、専門家のみなさん、ぼくたちが悪いんですね、
 ぼくたち日本国民が家でおとなしくしてなかったから
 お仕置きが伸びたんですね。」
ってか!?
ねぇ、上から目線の8割オジサンよ゚~ヽ( ̄Д ̄*)